時を超えて生きつづけるバンパネラの一族を描いた、1972年に発表された作品。
エドガー、妹のメリーベル、アラン。美しい主人公たちは、年をとらない。永遠に14歳の少年のままだ。
彼らは年をとらないから、ひとつの街に長くは留まっていられない。…彼らのやすらぐところはない。友達もつくれない。人を愛することもままならない。…
「エドガー」と「アラン」と、そして「ポー」で、小説家で詩人で評論家で数学にすぐれた「エドガー・アラン・ポー」に。
萩尾望都氏も森博嗣氏も江戸川乱歩氏のように「エドガー・アラン・ポー」の作品に遭遇し、そこが出発点のひとつになったのでしょうか…