Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

おかえり

2017-12-20 23:49:04 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
ずっとブログを読んで下さっている方はおわかりかと思いますが、うちは南オレゴンの田舎町の更に山の方にあります。
うちのドアを出てから郵便受けまで行くのに、歩いたら20分くらいかかるので、ほとんど外出するときにしか郵便をチェックしてません。
郵便局も、うちにはサインの必要なEMSのような郵便物は届けてくれずに、郵便受けに「日本から何か来てるよぉ~と誰からとも何が来てるのかもわからないような簡単な通知が入ってるだけです。郵便局まではうちからで20分。
だから、これも町まで出る時に郵便局へ立ち寄る感じなので、通知を受けてから2,3日後に行くことになるのが多い気がします。時間がたつと、「後○日以内に取りに来ないと、送り主に返しちゃうよぉ~」の警告通知が再度入るからその前には行くようにしているのだけどね。

先週末に、「日本から何か来てるよぉ~の通知が入ってたのだけど、なんだかんだと用事があったし、外出の予定もなかったのだけど、今日、取りに行きました。
友人が、いずれ何かを送ると先日メールに書いてあったので、その友人からかと思ったら、なんと思いもかけない日本の友人からの小包でした。
彼女の名前はYukoさん。1985年の科学万博の仕事に携わったことで知り合ったのだけど、関西に住んでいて、万博後はそんなに会うチャンスもないまま、年賀状のやりとりだけでした。
そうそう、立川にいる時に用事で上京した彼女と会いましたっけ。相変わらずのきれいな長い黒髪がよく似合う目鼻立ちのはっきりした美人さんのままでした。
こっちに来てから、年賀状は当然、出していないけれど、Facebookで繋がってます。

そのYukoさんからの小包は本当におもいがけないものでした。「きっと京都のおいしいものが入ってるんだ。」と妄想に胸を膨らませました。が、内容物には「フェルトの人形」と書いてあって、「????」の思いで家につくやいなや箱を開きました。更にブラスチックの入れ物に大事に入れられたもの。
わかりますか?ブラスチックの入れ物を開けた時、すぐにわかりました。
おかえり!サトリ!
サトリが永遠の眠りにつくのを見た時も、うちの聖地に埋めた時も私は泣かなかったのに、このサトリを見た時、不覚にも涙がどっと溢れてしまいました。鼻もつまってしまいました。
まさか、立体のサトリに又会えるとは夢にも思ってなかったし、Yukoさんがフェルトアートを習い始めて、サトリを作ってくれているなんて、これも夢にも思っていなかったし・・・。
サトリの人形と共に、彼女の達筆の手紙が入っていて、数年前から勉強を始め、猫を作った後、犬を作ろうと思った時、サトリの事を思い出してくれたそうです。彼女は残念ながら立川に来た時にもサトリには会っていません。今更ながら会ってもらえばよかったとつくづく思いました。でも、Facebookに私が投稿したサトリの写真を色々と見て、作ってくれたのです。
難しいのですね。今年の6月のサトリの1周忌に間に合うようにと考えてくれていたそうですが、出来上がらなかったみたいで・・・。
でも、素晴らしい、最高のクリスマスプレゼントになりました。 ちょっと見上げた仕草が生前のサトリを余計思い出させるので、胸がつまります。
頭のマークも目のところも細かく再現されていますよね。

サトリがいなくなってから、彼女はいつも私の心にいて、いつでもどこへでも一緒に行っていると感じていましたが、今長い旅から帰ってきてくれた気がします。
「人形じゃないか」と言われればまさにその通りだけれど、作ってくれた友人の思いがこれに命をふきこんでくれたのを感じます。
いずれ、入れ物を買って、その中に飾っておこうと思います。
彼女の注意点の中に、飼っている犬や猫にかじられたりする恐れもあるから・・・とありました。
うちでやりそうなのは、キャスです。
キャスが入らない部屋に置いておこうと思います。

今日は、郵便局の帰りに、橋にはなってなかったけど、すっごく大きくて太い虹をみたし、きっといい夢をみられるな!



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