Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

カウントダウン

2014-11-29 23:10:09 | USA事情
11月の第四木曜日。つまり今年は11月27日が

Thanksgiving Day! 感謝祭
色々なイベントが好きな日本人でもさすがに感謝祭はやってないですね。
アメリカ人に取っては感謝祭は、ある意味、クリスマスよりも大事なイベントの気がします。
日本のお正月みたいな感じ。

は感謝祭のある週は休み、感謝祭当日はお店も町も人の気配がないし、家族、親戚が一同に集まって七面鳥を食べるのですから。そう、七面鳥受難の日です。我が家の周りにも沢山七面鳥が群れをなして歩いてたけど、何羽かご近所さんの食卓にのぼってた・・・なんて事がなかったとも言えないよね。
噂では野生の七面鳥はおいしいらしい・・・。

感謝祭の翌日の金曜日は、何故か ”Black Friday”と呼ばれ、日本で言われる「福袋」みたいのがあったりして、お店屋さんは大バーゲン!
クリスマスショッピングシーズン開始と言う事らしい。しかし、なんで”Black”なのかはよくわからない。

ワシントン州からサトレペパパお姉さん夫婦も来たし、サトレペパパ兄は新しいガールフレンドを連れてPapa Gordon&Mama Susan宅での感謝祭ディナーにやって来た。

感謝祭の翌日・・・つまりそのBlack Friday なるものの日にうちから車で1時間のAshlandで待ち合わせてディナーをしよう、と言う事にしたんだけど、夕方からパレードもあったらしくて、すっごい人!町はもうクリスマスカラー。

2年前にこっちに来て以来の人ごみと車の数だったんじゃないかな?
こっちでいい事は、昼間は駐車禁止でも、夜になると車を停めても注意されないし、閉店したお店の駐車場に停めても文句言われない。だから、路上駐車なんて常識!

結局、いつも行くアイリッシュパブ”Black Sheep” (あれま、これもBlackだったね
ですぐテーブルが用意されたのでそこで
美味しいものを食べて満足の女子連です

もう、これ以上食べられない!ってくらいに食べたんだけど、車を停めた所がなんせ遠かったので、いい食後の運動になったよ。
でも、サトレペパパが後で言ってた

”もう、Black Fridayに来るのはやめよう

だって。まぁ、わかるけれど、たまにこうやって大勢の人の中にいると何か嬉しいと思うのは、やっぱり東京で長く暮らした私だけかな?

あ、話は全然違うのだけど、我が家のペーハ。
2015年アメリカのカンガル犬クラブ(Kangal Dog Club of America)のカレンダーに載る事になりました。この写真です
いい写真があまりなかったのだけど、とりあえず出してみたら?とメンバーに後押しされでフェイスブックに載せたのを出したらそれが選ばれて5月のカレンダーの「顔」になります。 1冊$17だそうです。
さて、何冊買おうかな?


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ペーハ誕生日

2014-11-22 14:06:51 | インポート
14日にカンガル犬、ペーハ(Peh-ha)
2歳になりました!




さつまいもカボチャ、ヨーグルトで簡単なバースデーケーキを・・・・


せっかくなので3頭揃って記念写真!!





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留守番の日々(2)

2014-11-15 10:58:08 | インポート
そうこうしているうちに、もうサトレペパパが帰国する日が来てしまった!

「10日も日本に行ってるなんて!」
と思ってたけど毎日は瞬く間に過ぎて行った感じ。

数日間だったり、一日どんよりした空だったり。
週末もだと言う予報だったけど、今日は朝からいいお天気で青空が見える。

夜の9時過ぎに空港に着くサトレペパパを迎えに行かなくちゃいけないのだけど夜の運転は好きじゃない。
だって、ここらは街灯がないから冗談抜きで真っ暗だし、夜になると色んな動物が突然飛び出してきたりするからとっても危険
大きな雄ジカなんかとぶつかったら、おおごと!
まず車はへこむだろうし、下手をすればフロントグラスが割れたり、路肩に落ちて誰かが来てくれるまでそこで立ち往生と言う事にもなりかねないこっちの気持ちはへこむどころか行きかも

と、マイナスな事ばかり考えていたら、サトレペパパの友人が
「話したい事があるから(自分)が迎えに行ってもかまわないか」と言う大歓迎のオファーがあってお願いする事に・・・。私をピックアップして行ってもいいと言ってくれたけど、暖かなお家で待ってる方がいいよね。
久しぶりに会うのに迎えに行かないのか?って?
迎えに行ってくれる彼は、家族ぐるみでおつきあいをしている気心しれた人。彼が行くなら私も一緒に行った気になるからそれでいいのだ それに、何やら話があるんなら、水入らずにしてあげた方がいいしね

私の左手・・・・・・火曜日にハンドセラピーへ行ったら新しいリハビリ療法を紹介されました。
粘土みたいだけど、粘土よりも伸びがよくて、油っぽくない。『パテ』って呼ばれてました。
何だか知らないけれど、ログの形にしてそれを左手で5秒握る。これを1日に2、3回、1回ごとに10回
それが済んだらこのパテの中に5個ペニー(1¢)を入れてそれを左手だけで取り出す。
どちらも中指を動かさなくてはいけない動作だからリハビリにいい、と言う事らしい。
これをやる前にマッサージしたり、指を90度になるように牽引を30分やるから結構時間がかかるのよね。

でも、ネットでTVドラマ(うちにはないので)を観られる口実にもなるって言う事だから・・・。
何事も<ポジティブ>に考えましょう!
と言う事で・・・。
そう、サトレペパパが留守の間に何やら色々ドラマを発掘して見てました。午前中の指のリハビリ中、ランチ、夜のくつろぎの時間・・・・

"Supernatural"
"Mister ED""Jane the Virgin""Flash""Arrow"
結構沢山観てるじゃないかって?
ただ観てるだけでじゃないですよ。ちゃんと英語の勉強もしてます。どんな時にどんな使い方をしてるのか・・・。
もっとも"Supernatural"はあまり参考にしない方がいいかもしれませんが。

サトレペパパの留守中で1番画期的な事は、レイラを何ヶ月振りかでシャンプーした事かな?
ずっと左手が使えなくてブラッシングもままならなかったので、シャンプーに備えて毛玉取りを数日前から始め、3、4日がかりのシャンプーになりましたけどね。
レイラはシャンプー嫌いなので、いつも私の動きを察知して
「私はここにいません」オーラを撒き散らしてコソコソしてるのに、あまりに久しぶりだったせいかそんなそぶりも見せず風呂場へやってきてほぼおとなしく洗われてましたっけ。
シャンプー後の方が毛玉が取れやすいって知ってました?
レイラの毛質のせいもあるのでしょうかね。
ドライヤーをかけながらコームでとかして焼く1時間・・・。
本犬も嬉しいのかちょっとすました感じで写ってますよね。
洗っちゃうと、又汚れたら嫌だから外に出すのも勿体なくなっちゃうんだけどね
サトレペパパがいないベッドに乗せてベッドで寝たレイラです。クックック・・・
サトレペパパが見たら何て言うかしらね。




今夜からまた、賑やかになります。
きれいにした部屋も散らかるだろうけどね





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九州のシャイロ・シェパード ”アリエル”

2014-11-09 22:12:01 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
昨日はちょっと辛い記事だったので、今日は楽しい写真を載せる事にします。

以前、ご紹介しましたサトリのブリーダーJanの所から日本へやってきた2代目シャイロ・シェパードの”アリエル”写真特集です。
今、彼女は2頭のきれいなお姉さんゴールデンレトリーバーきなこちゃん” と ”にこちゃん”のパックとして認めてもらえ・・・と言うかシャイロの性格・・・・と言うか、サトリを思うと、アリエルがパックと認識した・・・と言う方が正しいのかな?
アリエルの家族は獣医さん。これまた可愛いお嬢さんが2人。
まだまだ、小さいのでアリエルが慣れるまでは結構大変じゃなかったのかな?と想像しています。(これもサトリの昔を思い出して話してます)

そして、なんで ゴールデンの女の子たちは”ちゃん”付けで、アリエルは”アリエル”なのか・・。
それは、Janと話す時は英語なので ”Ariel”となります。で ”ちゃん” をつけると何か違う子の話をしているようで・・。
(アリエルママさんご了承ください)
こっちで生活してると”ちゃん”付けで人間は勿論、動物も呼ばないので最近、”ちゃん”を付けて呼ぶのが何かこそばゆい感覚になってきました。
それとシャイロはどうも”ちゃん”って顔じゃない(あ、これもサトリの顔を見てそう思ってます。)
呼び捨ての方が合ってると思うのは私だけか・・・・。

ま、ゴタゴタ言ってないで最近のアリエルの写真をド~ンとアップします。
これはアリエルママのご好意でお写真を使わせて頂いています

Ariel 写真集
こんなにりっぱなお嬢様になりました。
そして
水遊び大好き

走るの大好き

お姉ちゃんたちと一緒にじっとしている事も出来ますよね。

ちょっと前足を組んじゃったりしておすまし

アリエルは家族の小さな女の子たちに何をされても嫌なそぶりをみせないそうです。
サトリもそうでしたが、シャイロ・シェパードは本当に素晴らしい家庭犬の素質を持った犬種だと思います。
またまた、『日本のシャイロ・シェパード~~アリエル~~』の九州生活のお写真をお借りしてアップしたいと思います。

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辛い思い

2014-11-08 23:11:22 | 犬・猫・犬友・動物たち
早くブログに書かなくてはいけないと思いながらず~っと書けないでいた事・・・・。
何人かの方からコメント頂いたり、メールで尋ねられるたび書かなくてはいけない、と思ってました。

そ う・・・・・
その後、ピーチの話題が出て来ないのにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが・・・

ピーチはもううちにはいません。
サトレペパパがみずからの手でシェルターのスタッフに引き渡して来ました。
私たちがピーチと会ったシェルターではありません。そこへ連れて行ったら安楽死しか残ってないから・・・。

絶対にあって欲しくなかった結果・・・・シェルターへ戻すこと・・・・・。

7月28日にピーチの記事を書いた後、又サトリとピーチがサトレペパパの前でけんかを始め、1人で止められないサトレペパパは私を呼んで私がサトリの首輪をつかんでなんとか収拾がついた、と言う事がありました。
サトリは『超』がつくアルファタイプでピーチの社会化不足の為に見え隠れする、「おどおどさ」が我慢ならない・・・と言う感じでした。
例え、そんな性格のサトリだとしても、本当は私たち飼い主がコントロールしなくてはいけないのですが、サトリのしつけにはある意味失敗したと思っています。(それはまた後日お話しするとして)

サトレペパパはピーチが大好きでした。確かに、オンリーワンドッグならピーチは素晴らしいパートナー犬になってたと思います。賢いし、人が大好きで、コマンドにも従うし・・・。
ペーハはああ言うおっとりした性格なのでピーチにガウガウやられても、反撃する訳でもなく上手くかわしてました。
でも、ピーチの姿を見るとコソコソするレイラや、ピーチの行動に常に目を光らせているサトリがいる我が家ではやはり無理があるのではないかと、サトレペパパもピーチを受け入れてくれる人を探そうかと思い始めたところでした。

そんな矢先、再度サトリとピーチが殺し合いになるんじゃないかと思うようなけんかをしたのです。過去に数回対立があり、お互いに溜まっている物が爆発したのか・・・。

11歳のサトリが1歳ちょっとのピットブルMixのピーチにかなうはずがありません。前回のけんかで足をやられてるし。
痛さをこらえる声を出しながらも戦う事を止めないサトリを又、助けなくちゃ!と思って何とか2頭を止めようとしたのですが、今回は私、失敗しました。

結果、私は救急車を呼ぶはめになり、助けに来てくれた隣人であり友人でもあるマットに付き添われて救急車に乗りました。
自分の怪我の様子を詳細にブログに書くつもりはないですが、再び傷ついた左中指と腕を手術する事になり3日間ほど入院しました。生まれてこのかた、怪我をして入院した事などない私がなんでアメリカへ来てこんな事になるのか、と思うと情けないやら悔しいやら・・・。

サトレペパパは道場で稽古中だったのですが、偶然携帯のボイスメールに入った私の叫び声が聴こえたらしくただ事ではないとマットに電話をして様子を見に行って欲しいと頼んだのだそうです。
自分がこれ以上怪我をしてはいけないと思ったので、もうどっちかの犬が殺されても仕方ないとあきらめて放っておいたら、疲れてきたのかハァハァ言いながらお互いに離れた所にいるのが見えました。
マットの車で家を出た所で救急車が来て、その後、何だかわからないけど、また救急車が来て・・・2台目の救急車に乗りこんだ時、道着を着たままでかけつけたサトレペパパに会いました。
何から話したらいいのかわからなくて、黙ってたのだけど、後になってサトレペパパに
「あの時はショックで気が動転してた?」
と言われました。
サトリは、マットが救急病院へ連れて行ってくれ治療をしてもらいました。

私は、左手にギプスをはめたので手が使えなくなり家の事、私の世話、動物の世話はすべてサトレペパパがしなくてはならなくなりました。犬たちも、特にサトリとレイラ、ピーチが一緒にならないようにいつも
「サトリはポーチにいる」
「レイラは家の中」
「ピーチが家の中にはいる」
「じゃ、レイラを外に出すから」
と言うように神経を使いました。
サトレペパパは、仕事をしながら、時々は道場へも連れて行ったりしてピーチの社会化トレーニングを更に厳しく続けてました。ピーチが少しでも他の犬に対して攻撃性を見せなくなるように・・・。

あちこちの動物愛護団体に電話をして空きがないか聞きました。
ある団体に空きがあると喜んだのもつかぬま、ピーチがピットブル系と知って断られました。
うちから近い所にあるシェルターが簡単な性格テストをして合格したら次の飼い主を探してくれる、と言ってくれましたが、ピーチをシェルターに戻すのは最後の最後の選択でしたから
「Adopt me(私を家の子にして)」
と言うTシャツを着せて町を歩いたりもしました。
広告も作って貼りました。
私たちも必死でした。社会化が出来てないだけで、大人は勿論、子供にも鶏にもいい子なピーチでしたから。

あるサイトに広告を出したら年配の女性がコンタクトしてくれたので、ピーチを連れて行ってみました。
彼女の家には既に犬がいましたが、彼女いわく、とてもおとなしい女の子だ そうですが、だいぶ良くなったとはいえピーチはまだまだ他の犬と一緒に遊べるまでになってないので、サトレペパパがピーチと暮らすにあたって・・・と色々と話をしました。
結局、彼女は、そこまで犬をコントロール出来る自信がないと辞退されました。
残念でしたが、手に負えないから、と放棄されるよりよかったと思ってます。

なかなか引き取り場所が見つからないまま、まただらだらと日は過ぎて行きましたが、サトリ、レイラ、私、サトレペパパのストレスもピークに来つつあるのがわかりました。
でも、私からピーチを連れて行こう、とサトレペパパに言いだせませんでした。
だって、サトレペパパが心から愛しいと思っているピーチなのだもの。
「どっかに家借りてそこでピーチと暮らしたら?」
って冗談を言ってしまう位大事にしてました。それだけに、トレーニングも厳しかった。ショックカラーも買いました。
これがピーチには結構合ってた様で、分離不安症も穏やかになったし、他の犬に対しての攻撃性も驚くほど軽減されました。

そんなある日、突然、
「今日、ピーチをシェルターへ連れて行こう。」
とサトレペパパが言ったのです。
8月20日でした。
私は外で待っていたのだけど、サトレペパパはピーチを置いて出てくると、こらえきれずに涙を流しました。
「ピーチはとても偉かったよ。中の犬たちがうるさく吠えまくっている中を係りの人に連れられておとなしく奥へ歩いて行った。きっとテストに合格するだろうね。」
って・・・。

その後、ピーチがどうなったのかわかりません。
シェルターに聞こうか、とサトレペパパは言いますが、「きっと新しい生活を始めてるよ。例え、残念な結果であっても、次のライフはきっと幸せになると信じようよ。(トレーニングで)あれだけ変わって来たんだもん。」と私は言います。
サトレペパパは、とても強い人だけど、ピーチをシェルターへ連れて行こうと決意した時の気持ちを思うと、このままの方がいいような気がするから。
ピーチと過ごした2ヶ月・・・。代償は大きかったけど学んだ事も多かった気がする。

私の手
今も病院へ1ヶ月に1回くらいと、リハビリに週2回通ってます。
元には戻らないけれど、それなりに生活してます。

色んな意味で今年一番の辛い出来事かもしれません。





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