

まだ、春の訪れ間もない頃から温度が真夏の様になったかと思えば、朝夕はジャケットが必要な位に温度が下がる。15年後にはミニ氷河期突入と言う話も耳にする。
もしかすると、今私たちはその"とば口(この言い方は東京の方言だとか?)”にいるのかもしれないね。
そんな事も影響してるのかしてないのか、庭の緑が例年よりも長く楽しめた気もするけどね。
しかし、さすがに7月に入ってからは徐々に緑が黄色になり、今の庭は6月の頃とは大違い。

緑はいいよねぇ。春は生命の息吹を感じる!
だけど・・・・・春に白い可愛い花を咲かせる名前のわからない雑草があるのだけど、これはヤエムグラのように全草に粘着性がある。
そして、乾期になって枯れてくると可憐な花は種となり突如、悪魔と化す!


6月に遊びに来てくれたHiromiちゃんに名前がわからないので ”mean plant”<意地悪植物> って教えてあげたら、敷地内の散歩へ行って目につくたびに取ってくれてた。だけどすでにここでは至る所にはびこっていてとてもとても枯れるまでに全部取り去る事は無理!
かと言って除草剤を使うのも嫌だし。
なんで、そんなに目の敵にするか?
実に、本当に、厄介な雑草の一つなのです。

これを取ろうとひっぱるとこの種の周りについているトゲトゲが私のジャージの繊維を引っ張って来るもんだからこれがついたジャージはみんな糸が・・・・

なので、今は ”mean” を ”Evil” に名前を変えてやったのです!

ここには、これだけでななく他にもいくつかこんな ”Evil weed”

毛玉だけならいいのだけど、サトリはダブルコートで下の毛はかなり分厚く、このたぐいの草がついていても気づかずにいる事がしばしば・・・。
10日ほど前だったか、朝、いつものように外で寝ているサトリに声をかけたら、立ち上がった右足から血が滴り落ちてるのを発見!!

びっくりして、サトレペパパにも見てもらったら、その”Evil weed”のひとつが足に刺さってるのだろう、と言う事


早くに取らないと身体の中までくいこんでいくからと言うので、急きょ、バリカンを買いにペットショップへ行ってその夜

そうしたら、サトリの右足は何ヶ所か腫れあがって、血が出て良く見ると穴があいてます。

その傷の元となってるトゲは見えないので、取りようもない。
病院へ連れて行くしか手立てがないような可哀想な右足になってました。

しかしだね、ホリスティックも勉強している病院なら違うかもしれないけれど、西洋医学しか認めてない病院へ連れて行ったら抗生物質だのなんだのって薬くれたり、最悪、切開して取りだそう!何て事にもなりかねない状態だったので、それは12歳のサトリの為にも何とか避けたかった。



”Black oak” は、多分日本語に訳すと「黒樫」かもしれないけれど、日本の様な常緑樹ではなく秋には紅葉して冬は休眠状態になる落葉樹。調べてみると、こちらで言うオークの事は植物学上は『ナラ属』になるみたい。


ま、とにかくその
”Black oak”の枝を取って来て鍋で数十分煮だし、汁をさます。
それをスポイトを使って傷口に落とす。<落とす>と言うかそのトゲが入りこんだと思われる穴に数滴入れるつもりで落とす。
初めは1日に3回。
そうすると、数日後、なんと見えなかったトゲが顔を出すんです。

他には何もしません。穴がふさいでしまったところは、サトレペパパが消毒した針で穴をあけて誘い出されやすいようにしました。
トゲが取れてから足腰が弱ったなりにも走ってましたからやっぱり痛みはあったんでしょうね。
犬は我慢強いです。何も文句も言わずにどのくらい耐えていたんでしょうか。可哀想な事をしました

今はすっかりよくなりましたよ。


南オレゴンの夏は雨が降らず毎日青空

東京に住んでた時にはあまり気にしてなかった状況が自分の愛犬を苦しめる結果になるので、それを把握するまではサトレペたちに辛い思いをさせちゃう事もあるね。

でも、みんな頑張って生きてきた。
サトリは8月でアメリカ生活4年目に突入。
私とレイラとペーハは11月に4年目突入!
早いねぇ・・・




