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Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

おかえりぃ~!

2017-01-31 21:47:02 | Farmer life
先週、ブッチャー(肉屋)へ行ってうちの子山羊🐐🐐たちの肉を受け取って来た。

ブッチャーが我が家へ来る日は、私は家にいないつもりだったのに、風邪を引いて気分が悪かったため結局、にいる事になってしまった。
でも、ブッチャーの車も、人も何も記憶に残るようなものは見たくなかったので、カーテンを閉めてベッド🛌で寝てた。
幸いな事に、我が家は二重窓になっていて、外の音があまり聞こえないのよね。
サトレラパパが立ち会ったので後で恐る恐るどうだったのか聞いてみた。
そうしたら、『苦痛を最小限にする』と言う評判の店を選んだから・・・・って。
でも、自分の家の敷地内で・・・・・って思うとやっぱり切ないなぁ😔と言う思いはあったけど。

ブッチャーは、うちで内臓を出して皮をはいで、肉だけを店へ持ち帰ってきれいに処理をしてくれるのだ。
今まで、Papa Gordonの所のオーガニック牛の肉処理で何軒かブッチャーを訪ねたけれど、今までで2軒目にいい仕事をしたところだと思う。

『肉』になったとはいえ、折角家に戻って来た子山羊たちの為に、先日肩ロースの部分を解凍して調理してみた。
山羊の肉なんて生まれてこのかたTV以外で見た事もなかったけど、解凍された肉を見てびっくりしたのは、とてもクリーンできれいな色をしてたってこと。
しかも、ラム肉のような臭みがない。それだけじゃない。『肉臭さ』がないのだ。私は、肉🍖より魚派🐟で特に牛肉の臭いが苦手。
でも、山羊の肩肉の部分は血も少なかったし、鼻を近づけてみてやっと肉の臭いがした!と言う感想。

ヤギ肉の料理も当然生まれて初めてなわけで、子山羊たちの為においしい料理にしたかったので、色々ネットで調べてとりあえずうちにある材料で出来るのにしてみた。

"スィートパプリカと山羊の肩肉蒸し煮"
うちにいた子山羊は2頭だったので、この肩肉がどちらのかはわからないのが救いだった。

時間をかけてじっくり蒸し煮をした料理がこちら山羊の肉って調理してもこんなにさっぱりして、臭くないんだ!って言うのが感想。
料理の仕方や、山羊がどういう飼料を食べ、どういう環境で育ったかにもよるのかもしれないね。
この子たちは、毎日自由にうちの敷地や、牧草地でのんびりと葉っぱや草を食べて育ったからね。



あ、内臓はターニャとニワトリが数日かけてきれいに食べました。
山羊の足もターニャ。
頭だけは家に置いておいて欲しくなかったので、サトレラパパに裏山へ持っていって野生動物たちにおすそわけしてもらいました。置いてちょっとたってから戻ったら、もうそこにはなかったそうです。

命を頂く・・・・
頂いたら、その全てを無駄にしたくない と心から思います。

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シティガールがカントリーガールになる時・・・(?)

2017-01-17 20:59:11 | Farmer life
ここ数日なのに雪はまだまだしつこく残ってます。
サトリのお墓も雪に埋もれていますが、
サトリは雪が大好きだったので
そのままにしてあります。 話しは変わって・・・
うちには何種類かのニワトリ🐔🐔🐔がいて渡米して初めて飼ったニワトリの1羽に「ブリジット」と言う名前をつけてクリッカートレーニングを始めたんですが、まだ子犬だったペーハ(カンガル犬)に亡き者にされ、そのショックからもう名前は付けない事にしたんです。サトリとブリジット
名前をつけるとどうしても情がわくでしょう?
でも、その代わり、その年にうちに迎えたヒヨコにはグループ名をつけてあげました。
一昨昨年のヒナたちは「チビティーズ」🐤🐤、おととしのヒナたちは「ピヨティーズ」🐤🐤去年のヒナたちは「ヒナティーズ」🐤🐤と言うように。

前回のブログでリードにつながれてるはずのうちのターニャ(母犬ダッチシェパード、父親不明・多分ラブ)が、私の可愛がっていたニワトリをくわえているのを見たとこで終わったのですが・・・。
事の成り行きはこうですその日は、朝から結構、クレイジー気分のターニャだったので、度が過ぎていると判断して ”タイムアウト” トレーニングで木にリードをしばりつけその場を離れました。
ニワトリを小屋に入れる時間にもなったので、ニワトリたちを呼びながら小屋の方へ向かい始めた時に、ニワトリたちがけたたましい鳴き声と共に走っているのが見えたんです。そうしたら、しばられているはずのターニャがいて思わず“Hey!”と大声で叫んでターニャの方へ走ったのですが、私たちが可愛がっていたヒナティーをくわえて走りだし!!
とその時、ガレージにいたサトレラパパも飛んで来て🏃🏃、ターニャがヒナティーを放したので、すかさずサトレラパパがターニャの首輪をつかみました。
私は、雪の上で虫の息のヒナティーの方へ向かいましたが、そばへ行った時にはもう息をしていませんでした。
外傷はなかったので、ショックによる死だと思います。

ターニャはリードを噛み切っていたのでした!証拠写真
サトレラパパがターニャをその場から連れ出して行った後、私はヒナティーを抱きあげしっかりと撫でてあげました。
数分前まで、仲間と餌をつついていたヒナティーがもういなくなっった喪失感と謝罪の気持ちです。

4年前、ブリジッドが死んだ時は、自分が受けたショックが大きく、人目もはばからずに泣いたのですが、最後まで彼女の亡骸を抱く事はもちろん、見ることすら出来ませんでした。サトレラパパがその後どうしたのか記憶にないのだけど、多分裏の山へ持って行って野生動物のご飯となったのだと思います。
でも、今回は違いました。ぐったりしたヒナティーをしっかり抱きかかえ、身体を撫でながら家の方へ戻りながら、フト思ったんです。
「ピヨティーの死を無にすべきじゃない。」
私は都会で生まれ育ち、農家の親戚が出店で買ったヒヨコが大きくなったから食べた、と言った開いた👄がふさがらないくらいにびっくりしたくらいです。
だから、農場や牧場の多い、ここ南オレゴンに移住して、自分が育てた牛やニワトリを食べる現実がストレスでもありました。
『家畜』🐰🐷🐔🐥🐐🐏🐑🐓🦃🐕🐈🐴は確かに人間が作りだしたもので、多くの種類が食料となる為に生まれてくる事も頭ではわかっていたのだけど、やっぱり顔を知ってる動物をテーブルに載せる事には抵抗がありました。
じゃ、店で買う肉等々は、顔が見えないからいいのか・・・。
正直、「いただきます」「ごちそうさま」を言う時には自分なりに感謝をして頂いていたつもりですが。

でも、その私を「ピヨティーは自分たちで・・・・」と思わせたのはなんなのか。サトレラパパが、ヒナティーを抱いて戻ってきた私を見て、
「これは、(山に置いて来ないで)犬たちにあげるか、隣りの両親にあげるか、ただ無駄に山へ置いて来るような事はやめよう」
と言った時「ヒナティーは私たちで頂く事にしよう。」と口から素直にその言葉が出てきました。
サトレラパパはまだ仕事が残っているから、(内臓を出して首を落としてくれたのはサトレラパパですが)食べられるまで処理をしたのは私でした。

今でも、うちにいるニワトリ=食料の頭はないのですが、やむをえない事態が起こったら、きっと同じ様にすると思います。
明日は、花ちゃんと一緒に半年暮らした肉食用子山羊たちとさよならをする日です。
うちにButcher が来ると聞いているので明日は私は街へ出かけます。最初から、そうなることはわかっていた子山羊たちだけど、4ヶ月の滞在が6ヶ月になると、やっぱり情がわくんですよね。
抱かれるのが好きだった可愛いピヨティー(種類:ゴールデン・セックスリンク)



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農場生活だ・・・・・

2017-01-14 17:48:23 | Farmer life
年ぶりの大雪に学校にも仕事にも行けない人たちが続出。更に車の事故もあちこちで起こっていたような。
「ような」と言うのは、我が家の一帯が停電🌃になってしまって社会から隔離されてたのです。
しかも、3日間。東京での暮らしと比べてはいけないのだけど、ここはオール電化でガスはなし。
コンビニ🏪もなし。
電気が止まると当然井戸のポンプも止まります。
前回は、雪を溶かして水を補給しましたから
その経験から、井戸に手動ポンプをつけたので今回は助かりました。(でも、ポンプ室からうちまで坂道です😞)

暖房は、幸い薪ストーブ🔥だから、ファンは止まりますが暖かさは保てます。
ストーブの上にかろうじて鍋もおけるので、夕飯は冷蔵庫にあるものを鍋に入れてポトフー。
一度作るとちょっと足すだけで2日分になります。

3日目は、自然解凍されちゃった、去年採れたトマト🍅🍅🍅のポトフー
ドッグフードを買おうと思っていて買いに行けない日が続いてたので、停電2日目にはなくなってしまったけれど、久々に手作りご飯で腕をふるってあげたら、ターニャもレイラも大喜びで食べてたので、それはそれで彼らにはラッキー!👍 だったのかな?

しかし、暗くなる前🌃に夕食の準備をしなくてはいけないので、1日が忙しい、忙しい
日の入りが17:00近くで17:30までには食べ終わらないとキャンドル🕯🕯🕯の光の中でのになります。
ロマンチックに聞こえるけれど、レストランでの様な雰囲気ではありません。だって、🕯の明かりしかないわけで、電気のない時代にはこう言う感じで家族で夕食を取っていたんだろうな、としみじみ考えちゃいました🤔
だけど、が使えないのはある意味、家族の語らいが増えると言う事、サトレラパパが早寝早起き(私はいつもだけど)になるから、いいのかもしれない

困ったことと言えば、【ハイパー元気印【過剰興奮タイプのターニャの散歩。
今回の雪は、パウダースノウでなく、東京の雪のように湿った重い雪だったので、あちこちのオーク(ナラの一種)の木が折れたり、根こそぎ倒れたり・・・。うちの森からも、バリバリバキバキと言う音が聞こえてたので雪がある程度溶けるまでは入らない方がいいと言うことで、庭でボール⚾️遊びは時間を作って遊んであげました。
でも、彼女は疲れる、と言う事を知らないくらいにエネルギッシュ!
こちらとしては、意図的に雪深い所にボールを投げて、スッポリ雪の中に入ったボールを探させて、見つけたらその深い雪の中を走って私の所まで持ってこさせる、と言うパターンにしたのだけど、「もっとやる!」の顔で、こっちが疲れる😫
意図的に、ジュニパー(セイヨウネズ)の藪に降り積もった雪の上にボールを投げたのだけど、ジャンプして飛び乗ってあっと言う間に持ってきた😰)
昨日は、フェンス越しに、山羊の花ちゃんにターニャが吠えまくっていて、かなり運動不足のストレスが溜まっているんだろうと思ったので、雪の嵩がだいぶ減ってきた辺りの森の中を、久々ターニャと歩いてみた。
やっぱり、かなり枝が折れていたり、木がボッキリ折れていたり。
家に戻る前に、いつもの場所でボール投げをしたのだけど、やっぱりターニャはクレイジーになって、飛びつく、私のコートを噛む、リードを噛む・・・。もう呆れて、”タイムアウト‼️” つまり、リードを木にくくりつけ私はその場から去ると言う事。

そろそろ、ニワトリたちも小屋に入れなくちゃいけないし、ターニャがクレイジーだから早く入れようと思って、いつものように
「コ~コッコッコッコ!!」と呼んだ瞬間、ニワトリのけたたましい声がそうです。悪い予感が的中しました。
🐓🐓🐓を追いかけるターニャを見つけました

急いで走って行ったら、 ’ピヨティーズ’ の中の1羽、私の可愛がっているピヨティーがターニャの口にくわえられているじゃないですか😵😵😵

なんでこんな事になったのか・・・。
それは、次回にお話ししたいと思います。


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ずっと雪

2017-01-09 21:25:03 | USA事情
お正月は如何お過ごしでしたか?
こちらは、元旦よりほとんど
1日青空が出た日があっただけ・・・。

今日からはの予報だったのだけど、朝にチラリとが降っただけでその後は

うちのプリウスではこれだけ積もった雪の上を走るのは無理だと言う事で、家に缶詰です。
段々食べ物も心細くなって『兵糧攻め』の境地です。

今度の冬には、ドッグフードと食料を買い溜めておかなくてはいけないと言う事を学びました
しかし、この牡丹雪を見ていると、母から聞いた祖母の気持ちがわかる気がする。
明治生まれの祖母は北海道の広大な牧場主、つまり私の曽祖父、の一人娘👸 所謂 『お嬢様』育ち
幼い頃から英語を習い、ピアノ🎹を習い、きれいな着物👘を着て、お風呂に入ると窓から手を伸ばしてグーズベリーの実を食べていたらしい。
でも、冬の雪深い北海道の生活が嫌で北海道を出て関東へ出て来たそうな。
なのに、今私は雪深いオレゴンの片田舎に住んでいる。🙀
これも何かのカルマなのか

なぁんて言ったら、バチが当たるか・・・。
自然に囲まれ、動物に囲まれ、ある意味では、私の理想の生活でもあるのだから・・・。

しかし、やっぱりこんなに沢山の雪は遠慮したい。
日本にいる時は雨が降ると
「晴れろ、晴れろ!
と言っていた私が、
今は
「雨降れ、雨降れ!」
と唱えてる。
なんて、人間は勝手なんだ!




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