先日雑貨屋さんで購入したレインスティックをご紹介します。これは12~3㎝ぐらいしかない小さいものですが、知り合いが持っていたのは1メートル以上あるような長いものでした。筒の中にサボテンのトゲが並んでおり、中に入っている小石や種などがトゲにあたって雨のような音がするのです。1メートル以上あるような長いものだと本当に雨が降っているような綺麗な音がします。アフリカが起源で広く中南米に伝わり、古来より雨乞いの儀式に使われていたそうです。
なぜこの楽器を購入したかというと、実は雨の音ではなく、風に揺れる木々のざわめき、葉擦れの音を表現したかったからなのです。日本の昔話に音楽やさまざまな楽器の音を加えて、より楽しくお話しを聴いていただこうという計画を進めているのですが、お話しの中で夜中に風が吹いて木々のざわめきが聞こえてくる場面があるのです。その場面を読んだ時にすぐに浮かんできたのが、知り合いの家でず~っと前に聴いたレインスティックの音だったのです。マラカスとはちょっと違う綺麗な音が、木々のざわめきを連想させるような気がします。実際におはなしと合わせてみた時にどんな効果が表れるのか、今から楽しみです。