高須台 渡辺 ピアノ/オカリナ教室

大人から子どもまで楽しく

野ばら

2017年03月27日 | 楽譜・曲紹介

  シューベルトの歌曲の中で最も有名だと思われる「野ばら」、きっと誰もが1度は聴いたことごあるでしょう。シューベルトの「野ばら」はどっち?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。日本ではウェルナーの「野ばら」も同じぐらい有名でな曲ですね。シューベルトの「野ばら」は4分の2拍子で軽やかでかわらしい感じ、ウェルナーの「野ばら」は8分の6拍子でゆったりと美しい感じ。同じ詩に作曲されているのに、曲想が結構違います。しかし、この2曲を吹いてみて気づいたのですが、出だしの2小節の音が全く同じなのです。ウェルナーはシューベルトの「野ばら」に触発されて作曲したそうなので、意識していたのかしていなかったのかはわかりませんが、出だしの音が同じになったのかもしれません(私の単なる想像です)。「野ばら」で有名なのは日本ではこの2曲ですが、同じゲーテの詩による「野ばら」は世界に150曲ほどあるそうです。全部聴いてみたいですね。

  「わらべはみたり のなかのばら」という歌詞は近藤朔風さんによるものですが、ゲーテの詩と大きくはかわらないようです。野に咲くばらの花を描写しているようがですが、ゲーテが学生の時に恋に落ちた牧師の娘との別れを描写しているのではないかという説もあるそうです。真相を知っているのはゲーテさんだけですが。あれこれ想像するのも楽しいですね。以前ブログでもご紹介したシューベルトの「アヴェマリア」と一緒に、「野ばら」もオカリナで吹いてみようと思っています。

  

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