先日のクリスマスディナーバイキングで、シューベルトの「アヴェマリア」を演奏しました。この日はCDの伴奏に合わせてオカリナ二重奏で演奏したのですが、今さらながら「なんて美しい曲なんだろう」と感動してしまいました。あの日以来、シューベルトの「アヴェマリア」が頭を離れません。あまりに有名すぎて今までオカリナで吹いてみようと思ったことがなかったのですが、ぜひピアノと一緒に演奏してみたいと思い、オカリナとピアノ用にアレンジしてみました。
世の中に「アヴェマリア」という曲はたくさんあると思われますが、 一般的にシューベルトのアヴェマリア、グノーのアヴェマリア、カッチーニのアヴェマリアを「三大アヴェマリア」というそうです。グノーのアヴェマリアは、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1番のプレリュードを伴奏としていることでも有名ですね。実際は1小節追加されていますが。カッチーニのアヴェマリアといわれている曲は、なんと本当はロシアの作曲家ヴァヴィロフの作だろうといわれているそうな。
今月初めのドルチェクリスマスコンサートで演奏した「アヴェマリア」はアルカデルトの作。16C頃の作曲家なので、結構古いですね。マスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲のメロディにマッツォーニが歌詞をつけた「アヴェマリア」も有名です。私が「アヴェマリア」と聞いて思い浮かぶのはこのくらいですが、サン=サーンスは生涯に5曲の「アヴェマリア」を作曲しているそうですし、メンデルスゾーンやブラームスなどさまざまな作曲家が「アヴェマリア」という曲を作曲しているようです。みなさんはどの「アヴェマリア」がお好きですか?
僕はシューベルトのアベマリアが好きです。
フォーレの「夢のあとに」、サン=サーンスの「白鳥」、「タイスの瞑想曲」、バッハの「シチリアーノ」 、ヴォルフ=フェラーリのオペラ「マドンナの宝石~間奏曲」、エンリコ・トセリの「嘆きのセレナーデ」、モンテの「チャルダ-シュ」なども、ピアノの伴奏でオカリナ演奏に素敵な曲ではないかなぁ、と思ったりします。