「古関裕而 応援歌の神様」
〜激動の昭和を音楽で勇気づけた男〜
長尾剛 著
PHP文庫
現在放送中の朝ドラ「エール」の主人公のモデルである作曲家、古関裕而さんの生涯を描いた本です。実は古関裕而という作曲家をあまりよく知りませんでした。「鐘の鳴る丘」はオカリナの教則本上級編に載っていますし、子どもの頃に聴いたおぼえがありますが、ドラマの第1回目の放送でとりあげられた「長崎の鐘」「オリンピックマーチ」は、なんとなく聴いたことがある程度。東京オリンピックが開催された年にはまだ産まれていなかった私にとっては、今一つピンとこないような感じでした。そこで、その生涯をドラマよりひと足先に知りたくなり、この本を読んでみました。古関裕而さんについての本は、自伝も含めて他にもいくつかあるようですが、この本が1番新しそうだったので購入してみました。
序章を読んで、ドラマの「エール」という題名にも納得がいきました。巨人軍の応援歌と阪神の応援歌と甲子園の歌を作曲した方だったのです。そして、応援歌や歌謡曲だけではなく、ありとあらゆる種類の音楽を作曲した天才でした。どうぞ興味のある方は読んでみてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます