随分前から弾いてみたかった曲をご紹介します。フィンランドの作曲家セリム・パルムグレンの「月の光」作品54-3。館野泉さんが演奏する「フィンランドピアノ名曲コレクション」というCDの中に収録されていて、このCDを聴いた時に1番最初に「弾いてみたい!」と思ったのがこの曲でした。しかし、その時は楽譜を手に入れることができずあきらめていたのですが、今回楽譜を購入することができました。
「月の光」といえば、ドビュッシーの「月の光」を思い浮かべる方が多いと思います。私もドビュッシーの「月の光」が大好きです。ドビュッシーの「月の光」は色彩感あふれる美しい曲ですが、それに対してパルムグレンの「月の光」は、冷たくモノトーンの世界を描いた美しい曲という感じがします。季節は冬で、雪におおわれた森の中。動物の足跡さえついていない静まりかえった森の中に、冷たく差し込む月の光。または、森の中の凍った湖面にさす光かもしれません。どこまでも冷たく透明な響きからは、こんな情景を思い浮かべてしまいます。(あくまでも、私の勝手な想像ですが・・・)演奏時間3分もかからない小品ですが、この独特の響きはぜひ生で聴いていただきたいので、機会があれば演奏できるようにしたいと思っています。ドビュッシーの「月の光」と聴き比べてみるのもおもしろいかもしれませんね
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