この前、帰宅中にふと思い立ち、久しぶりにブックオフに立ち寄りました。なんか掘り出し物がありそうな予感という奴です。
入店してみたら、以前から興味のあった「帝都東京 隠された地下網の秘密」(秋庭俊・新潮文庫)があったので購入決定。東京の地下鉄がなぜあんなに複雑なルートで造られているのか?大江戸線は戦前造られた地下施設を繋いで造られた路線だとか、面白い話満載。確かに首都の地下だけに、謎は色々ありましょう。それにしても、大手地図会社が出している東京の都市地図に書かれた地下鉄のルートでさえ、出版会社によって相違があったりするという話は興味深かったです。
さらに、千代田線国会議事堂前駅のホームで聞こえる水の流れる音というのは、謎を感じるとともに検証に行きたくなりましたよ。
実は私も以前から、なぜ東京の地下鉄は千代田区界隈を大回りしてでも通っている(南北線など一部例外も有り)のだろうと、疑問に思っておりました。こういうネタは、色々妄想を膨らませるのが面白いと思います。秋の夜長に都市の謎を妄想スル。
とまあ、この本をレジに持っていこうとしたわけなのですが、私の「何か掘り出し物ありそうな予感」は、この本がメインディッシュではなかったのです。
ふと、レジ近くのコーナーを見ると、私の大好きな漫画「ヨコハマ買い出し紀行」のポストカードブックが!(写真参照)
この漫画、昨年年末にも「カフェアルファのある海岸」という記事でネタにしましたが、未来の三浦半島を舞台にした漫画です。私がこの漫画のファンになったのは、二年半ほど前なのですが、漫画自体はもっと前から連載されており、このポストカードブックも1997年発売とあって、存在は知っていたものの入手出来ずにいた物でした。ちなみに、この日のお値段は105円。
帰宅後、中を見ると単行本に書かれている絵が主体でしたが、いい感じでした。漫画というよりは、イラストにセリフが付いたような作品なので、こういうポストカードブックのような体裁で見ても世界観が壊れません。
カフェアルファの元ネタのある海岸に、また写真撮りに行きたくなりました。
オカルトでリアルな都市伝説の本と、イチオシ漫画グッズを入手した夜。満足感でいっぱいです。たまには、「予感」で店に入るのもよいものです。
この日のBGM 予感 / 米光美保(東京パフォーマンスドール)