フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

流星ボーイ 完璧ぐ~のね 未来へススメ!

2009-11-15 19:27:45 | アイドル etc

 Berryz工房の新曲「流星ボーイ/私の未来のだんな様」と、他アイドルグループの新曲が同じ発売日で激突!という訳で、デイリーチャートの結果を気にしながら一喜一憂している方もいるかと思います。
 その、他のアイドルグループというのが、「渡り廊下走り隊」「ももいろクローバー」。前者はAKB48からの派生ユニット、後者は芸能事務所スターダストプロモーションが作った中学生アイドルグループ(一人、高校生がいる)。立ち位置的にはBerryz工房と被る存在なだけに、売上は確かに気になります。
 ちなみに、余談ですが「嵐」も同じ発売日です。今、日本でもっともシングルCDが売れる歌手ですから、アイドルとは言っても別格扱いで今回の記事のテーマからは除外します。まあ、男性アイドルだから同列には語れませんが。

 さて、敵状視察という訳ではないですが、この二組の新曲はどんなものなのか? YouTubeでチェックしてみる事にしました。皆さんもご一緒に見てみましょう。

 まずは、渡り廊下走り隊。タイトルは「完璧ぐ~のね」。って、タイトル可愛いやん(笑)。タイトル、ちょっと気に入りました。

渡り廊下走り隊 完璧ぐ~のね(Dance Shot Version)HD PV

 (通常PV)
http://www.youtube.com/watch?v=xptcQJoIJlY&fmt=18

 ギターが目立つサウンド。はっきり言って好みです。ビジュアル的には、インパクトは感じなかったですが、撮られ方も上手いし、撮り方も上手い。というか、あざとい。自分はこのAKBのあざとさが少し苦手なのですが、多分それは一歩下がった位置から見ているからなのでしょう。アイドルというものは元々、何らかのあざとさはあるものです。
 ダンスショットでない方のPVは、歌のシーンとロケを混合させた作りで、これはハロプロチックで馴染みやすいかも(苦笑)。一応、誉め言葉として受け取ってください。
 ロケ地は、これは横浜の港の見える丘公園ですね。人が居ないから早朝に撮影したのでしょうか。
 明るい曲、ノリが良いサウンド、思っていたより良かったです。メンバーのインパクトが弱いのと、相変わらずユニゾンなのは気になるところではありますが、それがAKBスタイルとも言えそうですから、その辺の是非は好みの問題になりそうです。
 曲が、Buono!っぽいとか、アイドリング!!!の「職業:アイドル」に似ているなと思って聴いていたのですが、この二組と同じポニーキャニオンからCDが出ているのですね。納得しました。

 次は、ももいろクローバーの「未来へススメ!」。実は彼女たちの歌を聴くのも見るのも初めてです。

ももいろクローバー 未来へススメ!


 一部で話題になってるアイドルグループなので、どんなものなのかと期待をして見てみました。率直な感想を言ってしまえば、
「ああ、中学生だなあ」
です(苦笑)。歌やダンスは特に語るべき部分は、申し訳ありませんが無いです。下手なら下手なりにインパクトがある!と言えたのですが、可もなく不可もなくという感じですね。ダンスも、まあダンスというよりは振り付けです。
 曲的にはどうなのでしょうか。自分はあまり面白くなかったです。いわゆる「キレイゴト」を並べた歌詞については、歌い手の年齢を考えたらベターな選択だと思いますが、曲のセンスも含めて、ちょっと時代からズレた印象を受けます。言うならば、大人の押し付けた物を女子中高生が自分なりに消化出来ずにパフォーマンスしている感じといったところでしょうか。
 カメラ視線や動きに手慣れた感も感じられて、その辺も自分的にはマイナスポイントでした。厳しい感想になりましたが、期待をして見たからこそという事で許してください。

 ライバル(?)二組のPVを見ていただいたので、Berryz工房も見てみましょう。渡り廊下走り隊、ももいろクローバーと比べていかがでしょうか?

[PV] Berryz工房 - 流星ボーイ


 贔屓目込みで言うなら、安定感というか、安心感というか、まあ貫禄みたいなのは感じますね。危なげないというか、その分だけフレッシュ感が足りないのは五年半のキャリアゆえという事で。
 PVの作りは、公開当初は「なんだかインパクトに欠けるというか、見所に欠けるPVだな」と思っていましたが、ライバル二組と比べるとそれなりに良さげに見えてしまうから苦笑い。ただし、続けて「RIVER」「気まぐれプリンセス」を見たところ、やはりマザーシップといえる存在はPVも一味違うなと実感しました。渡り廊下走り隊がAKB48本体あってこそなのは言うまでもないとしても、Berryz工房もハロプロの枠内ではまだモーニング娘。と比べるとワンランク落ちるなと言うのが率直な感想です。
 これには反論がある方もいらっしゃるかと思いますが、Berryz工房メンバーも大人になってきて、モーニング娘。と同じようなフィールドで語れる年齢、ポジションに来たからこそ、冷静な評価としてそう思います。
 それだからこそ、これからはBerryz工房は渡り廊下走り隊と比較する存在てはなく、比較として持ってくるハロプロ代表はS/mileageが相応しいとも思いました。同じ立ち位置と前で書きましたが前言撤回。

 AKBの主力メンバーは年齢的にもキャラクター的にも大人の領域であり、モーニング娘。も同様です。つまり、アイドル好きのコアヲタだけでなく幅広い層をターゲットにしていく事が出来る世代。そこに踏み込んできたBerryz工房も、新展開が期待出来る、或いは新展開をしていかなくてはいけない世代。そう感じています。
 可愛いだけのアイドルから、色んな要素を見せていくアイドル。それを上手く展開していければ、Berryz工房にも新しいファンが増えていくのではないでしょうか。

 三組の対決を煽り、記事を書いてきて見つけた結論は、どのグループが魅力あるかという事より、もうBerryz工房はフレッシュな可愛さだけで勝負する時期は過ぎた。大人のBerryz工房がもうすぐスタートしていくのではないかという確信と発見。
 次回作からは、渡り廊下走り隊、ももいろクローバーの相手となるハロプロ代表はS/mileageが務めさせていただきます。こうして、アイドル界は巡っていくのでしょう。

コメント (3)
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