フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

サブカルチャー

2011-07-20 19:37:48 | アイドル etc

 自分が大好きなものが今ひとつ市民権を得ていない。でも、公の場で語りたい。そんな時はどうすれば良いのか?どこかその大好きなものに対して引け目があるようならば、理論武装という手段を使う。自分の頭に多少なりとも自信を持っている人のスタンダードな手段だ。
 女性アイドルというジャンルも知名度に対して市民権を得ているとは言い難いから、大人な人であるほど言葉で装飾したがる。それは分析とはまた違うものです。武装のための理屈だから、どこか無理をしている感じが見えて、同じものを好きであるほど、こちらが恥ずかしくなってくるのです。
 そういえば、比較的市民権を得ていると言えそうなジャニーズや韓国歌手の愛好家の人達はあまり好きな対象を理論武装しない印象がある。

 サブカルってどうですか?今やアイドルヲタの間では、それは揶揄として使われる言葉になってしまった。サブカル連中に目を付けられたら終わりとさえ言われる始末。
 要するにサブカルと言われるフィールドから女性アイドルへ送られる視線の何が不快なのだろうと考えると、その人達が上から目線で、他の同業者を落としてから対象を持ち上げるのが嫌なのだなと思う訳で。あるアイドルを持ち上げるのに「他のアイドルとは違う。他のアイドルには無いものを持っている」とか誇大表現を用いるのが鬱陶しいからでありましょう。
 これはハロプロヲタも気をつけないといけない表現でもあります。

ももいろクローバーZ「Z伝説~終わりなき革命~」(ドラマ無しFull)


 ももいろクローバーZのライブを今月上旬観てきました。彼女達は面白いし、曲は変化球でステージングはまっすぐというバランスの良さもある。だから、楽しい!可愛い!という感想をベースにしたもので良いんです。
 別に他のアイドルとは段違いとかいう形容詞なんていらないし、他のアイドルには出来ない楽曲クオリティとか持ち上げなくてもいい。彼女達はそんな凄い子達でもない。
 でも、そんな凄くはない事はわかっているから力一杯だし、楽しませるために頑張っている。それは決して特別な事ではありません。だって彼女達はアイドルという仕事を愛し、アイドルというジャンルが大好きなのだから。大好きなものを全力で楽しんでいるだけなのに、わかった振りをした大人がしたり顔で持ち上げてはイケマセン。

 ただ一つ、そんなももクロちゃんのライブを観て私がハロプロに言いたくなった事は、作り手もヲタと一緒に楽しんでくれよという事。作り手が楽しんでいなければ、演者(この場合はステージ上のアイドル)も楽しく出来ない事はリアルな のではないかと思ったのでした。

コメント (6)
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