今回からしばらくのあいだ、TOKYO IDOL FESTIVAL 2013(以下、TIFと略)の感想をお送りします。同時に複数の会場でライブが行われるため、ステージの回り方は一人一人が異なる事になりますので、あくまで自分が観たステージをベースに感想を語っていきたいと思います。
おはガール ちゅ!ちゅ!ちゅ!
会場 ENJOY STADIUM(フジテレビ湾岸スタジオM1スタジオ)
時間 10:15~10:35
私が今年のTIFの会場に着いてまず最初に足を運んだのが「おはガール ちゅ!ちゅ!ちゅ!」。彼女達は名前でわかる通り、テレビ東京系列で放送中の朝の定番番組「おはスタ」で活躍するおはガールから結成された三人組。まあ、それだけならばよくあるテレビの企画ものユニットというだけなのだけれど、彼女達はとても曲がいい。そして、その曲をうまく自らのキャラクター性とフィットさせていて、可愛さを(番組のメインターゲットである)子供から(制作側からすれば想定外な)大きなお友達まで、みんなが楽しめるユニットになっているのだ!
そんなおはガールの曲は、元JUDY AND MARYのギターTAKUYAが書いている。キャッチーでポップな曲作りは流石だ。やはり一時代を代表するアーティストクラスのミュージシャンは違うなと思ってみたり。
アイドルフェスのステージとあって、子供向けな演出は特になく、新曲のサビの振り付け講座という王道な企画を展開するあたり、大きなお友達向けにうまく立ち回っている。まだ朝とあって動きがやや重い観客も、これが良いウォーミングアップになったのか、ここからは声だけでなく動きのキレも出てくるのでした。
新曲のPV
http://www.youtube.com/watch?v=Oa-NzGSNGSk
よくよく考えてみれば、朝イチのステージにテレビの朝の番組のアイドルが出てくるとは小粋な演出。メンバーが客席に向かって行なう挨拶「おーはー」も、朝だけにリアル過ぎてテンション高まる。良いスタートだな今年!なんて思いながらステージを楽しんだ。
締めは「こいしょ!!!」。この曲の持つ爽やかでアッパーな感じは、アイドルの王道であり、そこに起因する永遠のテーマを具現化しつつ、さらに新体操のリボンで芸を見せるという小技も加えて、ステージパフォーマンスとは歌やダンスを意味するだけではないのだという主張もほんのりと感じさせてくれるものであります。それは、ひたすらプロフェッショナルなステージにも思えて、テレビというファクターはアイドル少女を一人前のプロに磨いていくのだなと、しみじみ思うのでありました。
おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!「こいしょ!!!」PV フルサイズ