モーニング娘。が来年から改名して「モーニング娘。'14」となるニュースが少し前に発表されました。数字は年号に合わせて毎年変わっていくとのこと。つんくPのツイートでそれを知った私は、季節外れのエイプリルフールかと思いました(苦笑)。本当の話だとわかり驚いた訳ですが。
モーニング娘。の良いところ、人によってはそこが欠点に思う人もいるかもしれないけれど、歴史の積み重ねによってグループが存在していて、その歴史の中にいろんなメンバーが関わってきたということ。その事に重みを感じられるのも、「モーニング娘。」という看板の下で長年頑張ってきたからだと言えると思います。スポーツチームが築き上げていく伝統に似ていますね。
そういった積み上げてきたものが、毎年名前が変わる事で気持ち的になんだか切れてしまうような、コマ切れになってしまいそうな、そんな感覚があります。どんなにメンバーが変わろうとも「モーニング娘。」という看板は変わらずに続いてきたことが、これからはそうではなくなってしまうという意味。そこが気にかかる。継続性が希薄になりやしないかと心配になってくる。
しかし、大事なことはまっと深いところにあって、それは名前が毎年変わろうとも揺るがないものなのではないか。そんな事も考えています。つんくPが曲を作り、ちょっと変な歌詞の歌をカッコよく魅せる。このカッコいいはダンスもそうだし、サウンドもそう。この敢えての「正攻法からの斜めに向かった逸脱」がある限り、モーニング娘。はモーニング娘。なんだ!という事なんだとも思います。名前が少し変わろうが不変なスタイルがある限りは大丈夫。大切なのは中身。そこに自身があるからの名前での冒険(?)なのかなと思った次第です。
ただ、正直言えば、変えないで欲しかったというのが本音です。後から振り返る時に名前に年号が付いていれば、いつの時代のものかわかりやすい。つんくPはそう語っていますが、本当にそうかな?と疑問であります。時代を意味する名前なんて、自然とファンが作っていくものであり、上のほうでモーニング娘。はスポーツチームみたいだと書きましたが、スポーツチームも時代を表す○○時代的なものはファンが呼び名を考えるものです。モーニング娘。だって、「黄金期」だとか「ピラチナ期」とか「カラフル期」とかファンが付けて呼んでいる。あと、カラオケで検索する時に面倒という意見もネット上で拝見しましたが、これも頷ける意見。
果たしてこの改名はどういう効果を生み出すか。ファンは慣れていくだろうか。まずは温かく見守っていきたいと思います。