手紙。 青SHUN学園
毎年恒例のアイドルファン発企画である「アイドル楽曲大賞」の2013年度の結果が昨年末に発表されました。今回からメジャー部門とインディーズ&地方部門に分かれまして、メジャー部門はAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が一位になるという結果になりました。この企画は48系は割と弱いのですが、今回の結果は、まあ予想の範囲内といえるものでした。この曲はファン以外の人にも好評だったことを思い出します。
驚いたのはインディーズ&地方部門。自分の予想していた曲は軒並み上位でしたが、上位曲はどれが一位になってもおかしくはないくらいにはエモーショナル。その中で一位に輝いたのが青SHUN学園の曲であったという事に驚いたのです。
結果と得票数
http://www.esrp2.jp/ima/2013/result/songi.html
ちょうど一年ほど前になりますが、昨年の1/20に後楽園のラクーアにて行なわれたロコドル大作戦という地方アイドルを集めたライブを観に行きました。ラクーアですから観覧は無料です。各運営は物販でCDなどを売って売上を得るという、アイドルヲタに向けた「顔を売る」事が目的なライブだった訳なのですが、各グループのステージングの仕方はそれぞれで、多くは普段通りな感じでステージを行なっていたのだと思います。各グループのヲタも盛り上げに一所懸命で、こういう対バンライブならではのお祭り感はあって、木枯らしが寒い日ではありましたが楽しかった。
そんな流れの中、ライブの終盤に出てきた青SHUN学園に私は驚きました。福岡からやってきた彼女達と彼らは、単に大所帯なだけでなく、演出にも趣向を凝らしていた。パンダの着ぐるみが客席を練り歩き、そのパンダの形のバッグを背負った女の子がフロントメンバーとして歌う。結構ヴィジュアル的に良い感じの子が多い。
「彼ら」と書きましたが、メンバーには男もいるのです。オカマもいました。みんな笑顔で踊っています。楽しそう。しかも、曲が良い。おそらく青SHUN学園は、そんな良い曲たちを私のような初見のヲタに一曲でも多く聴いてほしいと思ったのでしょうか、ライブはメドレーで行なわれました。他のグループはおそらくそのグループの代表曲を並べたセットリストで勝負してきた中で、青SHUN学園は少しでも多くの曲をとばかりに、メドレーで勝負してきた。
そして、メドレーが終わり、メンバーのMCを挟んだあと、学園長という男性がステージに現れ、熱唄を始めた。メンバーも何人かが客席に降りてきて、煽り、躍り、唄った。なんだかよくわからないまま、その喧騒に巻き込まれた形になった私でしたが、とても楽しかった。不思議な余韻は残ったのでした。
帰宅後、その学園長熱唱曲は「開放」という曲である事を知り、このグループには高等部や中等部だけでなく小学生や幼稚園の子によって構成された組まである事も知りました。
「開放」の事はまた別な機会に書こうと思います。
開放 2013.1.20
http://www.youtube.com/watch?v=rcJk1Fvl2pQ
ライブを観終えてみれば、そんな「解放」のインパクトが強すぎてメドレーで見せてくれた女の子たちの良曲パフォーマンスも少しばかり脳裏から消えかけていたのですが、アイドル楽曲大賞で青SHUN学園の「手紙。」が一位になったと知り、寒空の下で頑張っていた彼女たちの笑顔を思い出したのでした。
この曲は王道歌謡系なメロディにダンスナンバー的な要素も加え、クライマックスではメンバー同士によるキスシーンまであるという、見所聴き所てんこ盛りな曲ですから、まあ多少はマンパワーが発動したような事はあったのかもしれないにしても、一位は理解出来る佳曲です。サビのリフレインがとても印象的で、作曲者のソングライティングのセンスを感じるナンバーであります。
次回以降、アイドル楽曲大賞の上位になった曲から何曲かを、もう少し語っていきたいと思います。
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