一部の舞台に上がっていたメンバーなどを除き、ハロプロコンサートでのバックダンサーという認識をハロプロヲタに持たれていたハロプロエッグが自らのプロフィールを明らかにしてステージに立った第一回新人公演から五年が過ぎた。ハロプロエッグ独立記念日と言っては大げさだが、そんなエッグが中心となる公演に、既にハロプロエッグから独立していたグループが参加していた。THE ポッシボーである。
彼女達が他のエッグメンバーを差し置いてデビューの機会を得たのは勿論理由がある訳で、その理由は諸説がいくつかある。でも、ひとつ言える事は彼女達は一足先にデビュー出来た事で音楽ガッタスにも、スマイレージにも選ばれなかったという事実である。
年齢的にはスマイレージ世代から上になるとはいえ、一足先にデビューした事で彼女達はこなれた感じが付いてしまっていた。五年前の新人公演では既にエッグメンバーとは歴然としたステージング力の差があり、ある種のベテラン臭が漂っていた。
それが誉め言葉にならないのがアイドルというジャンルの難しいところで、その後のエッグメンバーの新人公演やイベントでの初々しい奮闘に比べ、ポッシボーはまとまった出来映えに感じられてフレッシュ感に欠けるように見られたというのもありましょう。彼女達だって当時はまだまだキャリアの浅い新人らしさが本当は放っていたのに、研修生という看板を背負った元同期にフレッシュさというイメージ、アイドル界を生きていくにあたり必要なイメージが薄れてしまった。
ポッシボーはその後ハロプロを卒業、ハロプロではなかったから、それもハロプロヲタの思い入れを弱め、細々と活動せざるを得なくなった。それでも握手会を増やしたりしてシングルチャート10位以内に入ったりしながらここまでやってきた。今日はTHE ポッシボー6周年
ハロプロではなかった事でハロプロヲタの支持が弱くなったけれど、ハロプロではないから活動範囲は広がった。TIFに二年連続出場。昨年の出場で静かに注目度が増してきた。大ブレイクをせずとも生きていけるしたたかさ。外の世界を知る者の応用力。今笑えなくても未来に笑えるなら、きっとそれがモチベーションなのかもしれません。
THE ポッシボー「幸せの証」アイドル横丁夏まつり!!2012
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