ゴールデンウィークの始め4/29に新宿のタワーレコードで行なわれた田あさひちゃんのミニライブに行ってきました。
会場は売場の片隅に設けられたスペース、柵で仕切られていて、CDを買った人がその中に入れるという流れです。私は2ndシングルの「サクラ時計 / 雨夜の月」を買って整理券をもらいました。
ランダムで配られていた整理券番号、私の整理番号は三桁でしたが、実際開場してみると100人近くは居そうで、まあまあの賑わいです。リハーサルではしきりにマイク位置と椅子の位置を気にして、何度も直していたあさひちゃんでしたが、本番ではなかなか堂々とした歌いっぷり。
彼女の歌う姿と言えば、体を大きく動かしながらの立ち弾きが印象的ですが、トークの中でその話題が出ました。ピアノの先生に小さなお子さんがいて、そのお子さんが机をピアノに見立てて、あさひちゃんの真似をして激しい立ち弾きをするのだそうです。それがとても可愛いとの事。子供は特徴のあるものに興味を示しますから、あさひちゃんの歌唱スタイルはそれだけわかりやすい特徴があるという事。これは胸を張っても良いエピソードだなと思う次第です。
ミニライブは、「サクラ時計」、「雨夜の月」に、カバーとして既にあさひちゃんのレパートリーの一つになっている「桜坂」と、この日が初披露となるカバー曲「時をかける少女」を歌いました。「桜坂」は福山雅治さん、「時をかける少女」は原田知世さんと、どちらもあさひちゃんと同じ長崎出身の人のカバーであります。
カバーでも原曲とは一味違った透明感を発揮して、自分の世界と絶妙にマッチさせていると感じましたが、今後オリジナルの持ち歌が増えても自分の歌声と合い、新鮮な表現が出来るカバー曲にはチャレンジし続けてほしいなと強く思います。それくらいカバー曲とのマッチングと、歌声の魅力の幅広さを感じたのでした。
最後は「Rolling Days」で締めたのですが、イントロであさひちゃんが腕を上げてお客さんを煽るシーンも見られ、ただ聴かせるだけでなく、盛り上がりを作る事への意欲も見えて頼もしく思いました。これはとても良い事。
今後もこうして、イベントを通じて少しずつレパートリーを増やしていって、やがてはワンマンライブ、アルバムと活動が軌道に乗っていく事を期待しつつ、あまり焦らずに地道に歩んでいってほしいなとも思った次第です。この爽やかでまろやかな空気と空間はいつまでも大切にしてほしいと願っております。今後もライブに足を運んでみたいと思うミニライブでした。
田あさひ 『サクラ時計』(ASAHI TASAKI[SAKURA(Cherry Blossom)Clock]) (MV)
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