フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

早見あかりさんとももいろな日々

2011-04-14 21:10:12 | アイドル etc

 ~前回の続き~

 ももクロちゃんの良いところはチームワーク。年齢の違いが全然感じられないくらい仲良し。ピリピリした変な空気がない。だから見ていて楽しくなるのだろう。実際、メンバーも楽しそうに歌い踊っている。演者が心から楽しんでいるステージが楽しくない筈はない。
 「Chai-Maxx」はプロレスラー武藤敬司の決めポーズが振り付けに入っているのだが、まずバックダンサーとして物真似タレントの神無月さんが出てきてももクロちゃんと踊る。そこまではまあわかる。予想の範疇。しかし、スタッフも一緒にステージを楽しんでいるももクロちゃんは一味違う。なんと本物が出てきた!
 本物武藤敬司選手は日本だけでなくアメリカでも一流人気プロレスラーとして活躍された人だから、見せ方とか間とか絶妙だ。一流は異種のステージに上がっても一流のパフォーマンスをするのだ。シャツを脱ぎ捨て上半身を見せた武藤選手のパフォーマンスに会場が大いに沸く。ももクロちゃんも負けじとポーズ。素晴らしいコラボレートに胸が熱くなり、他のファンと同じく、曲の終了後に「武藤コール」を叫んでいた私だった。

 スゴいなと素直に思うのは、どういう時でも中学生コンビのしおりん&あーりんが物怖じしない事。しおりんは4月から高校生ですが、とにかくフリーダムな感じ。だからステージが狭く見える。六人しかいないのにだ。
 ももクロちゃんは上半身の動きだけでなく、足腰もフル回転。そして良く動く。だから、狭い訳ではない中野サンプラザのステージが小さく見える。

 そして終盤、あかりん卒業の挨拶の時間がやってきた。

 まずはメンバーが一人ずつあかりんとの思い出を語る。

あーりん
ママ抜きで初めて原宿に行ったのも、カラオケに行ったのもあかりんが相手だった。

れにちゃん
自分のお笑いトークが面白くないと悩んでいた時期、あかりんが一緒に考えてくれた。

しおりん
いつもふざけっこしたりして遊んでいた。今日は絶対泣かない(と言った瞬間から涙)。

ももか
同学年で誕生日も近いし血液型も同じのに、一緒に写メを撮ると未だに緊張する。

かなこぉ
自分は頼りないリーダーだからサブリーダーのあかりんには色々助けてもらった。

 それぞれが個性的な思い出話を聞かせてくれる。共通しているのは、みんな目には涙が光っている事だ。

 今度はあかりんが一人ずつの思い出話を語る。

あーりん
ステージではとても女の子っぽいけど実はサッパリしていて男の子っぽい。

れにちゃん
周りに気を使う子で繊細な子。これからはもっと自分を出して。ガラスのハートが壊れそうになったら、あかりが守ってあげる。

しおりん
お互い気が強いから時には衝突したりもしたけれど、いつも仲良くふざけあったりしたね。

ももか
ももかはとても真面目で、移動中や楽屋でもちゃんと勉強していて、みんなが遊んでいても勉強する姿勢が立派。

かなこぉ
私が辞めると伝えた時に、かなこに「ふざけんじゃねえ」と怒られた。お互い言いたい事を全部言い合ってきた仲だけれど、かなこにどうしても聞きたかった事があって、「私がももクロを辞めても親友でいてくれる?」と聞いたんですよ。そうしたら「当たり前だろ!」と言ってくれて。

 かなこぉの目には涙が溢れている。二人は熱く抱き合った。

 青いサイリウムに照らされて、この日のために作られたナンバー「あかりんへ贈る歌」が披露される。モニターには思い出のオフショットが流される。
 青いサイリウムに包まれながら迎えたアンコール、メンバー全員青いタンクトップを着て登場。もう何も言わなくてもその意味は伝わってくる。

ツヨク ツヨク


 アンコールで歌われた「ツヨク ツヨク」が頭の仲で何度もリフレインされながら私は終演後歩いた。早見あかりさんは最後まで強かった。力強かった。最後にノーマイクで客席にお礼を述べたあかりんの姿は、まさにツヨク旅立つアイドルのものだった。
 私はリフレインさせるナンバーを、コンサートのラストに歌った「あの空へ向かって」に変えた。最後の挨拶でかなこぉが叫んだ「皆さん、これからもももいろクローバーと早見あかりを応援してくれますよね?」という言葉を思い出しながら。

あの空へ向かって


セットリスト
第1部「ももクロ☆オールスターズ2011」
01. ピンキージョーンズ
02. キミとセカイ
03. Believe
04. ミライボウル
05. 全力少女
06. ありがとうのプレゼント / 有安杏果
07. …愛ですか? / 玉井詩織
08. 恋は暴れ鬼太鼓 / 高城れに
09. 太陽とえくぼ / 百田夏菜子
10. fall into me / 早見あかり
11. だって あーりんなんだもーん☆ / 佐々木彩夏
12. 恋のダイヤル6700 / マス寿司三人前(有安・玉井・高城)
13. デコまゆ 炎の最終決戦 / デコまゆ(百田&早見)
14. チャイム! / 私立恵比寿中学
15. ザ・ティッシュ~とまらない青春~ / 私立恵比寿中学
16. Chai Maxx
17. 行くぜっ!怪盗少女
18. オレンジノート
---encore---
19. 未来へススメ!
20. 走れ!
21. ツヨクツヨク

第2部「早見あかりFINAL そして…」
オープニング:ももいろクローバー参上!!
01. ももいろパンチ
02. 全力少女
03. ココ☆ナツ
04. words of the mind ~brandnew journey~
05. きみゆき
06. ピンキージョーンズ
07. ミライボウル
08. Believe
09. 気分はSuper Girl
10. 走れ!
11. キミとセカイ
12. Chai Maxx
13. 未来へススメ!
14. オレンジノート
15. あかりんへ贈る歌
16. 行くぜっ!怪盗少女
---encore---
17. ツヨクツヨク
18. あの空へ向かって


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アルファ@管理人)
2011-05-03 00:25:45
>あきさん コメントありがとうございます。

早いものでこの日から三週間が経ってしまいました。それでも記憶はまだ生々しいです。
このコンサートが素晴らしかったのは基本的には「泣かせる」公演ではなかった事にあると思います。勿論、ステージではメンバーはいっぱい涙を流していましたが、同時にそれ以上に笑顔を見せていました。
アイドルとして明るく爽やかに。それをこういうステージでも遂行したメンバーたちに心から拍手を送りたい気持ちです。
それはきっと、会場にるお客さんだけでなく、観に行く事が出来なかったあきさんのようなファンの人達へも向けた笑顔だったのでしょう。そうなのかどうか、DVDが出たら是非ともご覧になって確認してみてください。
返信する
Unknown (あき)
2011-04-22 10:26:42
正直。だいぶ時間も空けましたし、書くこともだいたい決めて来ていました。
でも、それでもやっぱり辛いです。

チカラ強く、ミライを感じさせるコンサートだったと。

きっとそう見せるためにももクロちゃんが、それまでに流した涙や汗は、私達の想像以上だったのでは・・と思います。

それでも会場に溢れた笑顔に、拍手を送りたいです。
当日会場にはいけなかったけれど、心は飛ばしていました。日常の中で、ももクロちゃんのその笑顔に心を飛ばしました。

ステージに立つ人たちと観客席の人たち。
それは鏡。
会場の皆さんが優しい気持ちで見ていたから、きっとももクロちゃん達も強く笑顔でいれたのだと思います。

あかりちゃん、ありがとう。
その笑顔にその歌にダンスに、いつも心励まされました。
それを支えてきたファンの皆様にもありがとう。これからもももクロちゃん、よろしくです。
返信する
いいコンサートでした (アルファ@管理人)
2011-04-21 00:00:18
コメントありがとうございます。

>きんやさん
その二人と来たら、楓ちゃんにもハマってあげてください。アイドリング!!! 3バカトリオですから。
自分もその二人は好きです。いいタレント性を秘めていると思います。
ももクロちゃんはキャラもいいけれど、ステージングの楽しさも含めての魅力なので、ライブ映像などもご覧くださいという感じです。楽しいですよ。

>お梅太夫さん
ステージ上でのトークの絡みを見ても、あかりんとかなこぉは深い絆があるんだなと感じました。ずっと親友だという言葉は自分も涙腺やばかったです。
ももクロちゃんは鍛えてる感があるので、単なるイロモノには終わっておらず、その辺が女性ファンの多さにも繋がっているように思います。
やじうめはきっと私達の知らないところで深い絆で繋がっていると信じます。

>通りすがりのA-CHANファンさん
自分もなんとなくですが、今回の件は事務所主導、それも上のレベルの決定なような気もしています。
でも、大切なのはこれからです。6人が自分のフィールドでより一層輝くと信じます。
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ももクロイズム=あかりん (通りすがりのA-CHANファン)
2011-04-17 01:53:40
実はももクロのイベント企画の8割は早見あかりちゃんが考えてたいたらしいですね。ももクロイズムの根幹があかりんだったというのが驚きでした。と言う事は握手会やイベントが嫌いで辞めるという事では無かったのではないでしょうか。ユーストリームでの発言を見れば見るほど本当は凄く続けたかったんじゃないかなぁと思いました。
返信する
ライバル・サバイバル (お梅太夫)
2011-04-16 02:02:11
同学年で共に青春時代を何かを犠牲にしてまでも駆け抜けた二人の絆は本当に美しく羨ましく思えます。かなこぉとあかりん。
実は℃-uteのメンバーのキャラを把握するまでに多少時間が掛かったのですが、ももクロはいとも簡単に理解できました。MJ出演一発でした。下世話な感じが無かったのはメンバーが鍛え抜いている成果がとても伝わったからです。私はもう傍観するしかできませんが、更に上を目指していって欲しいものです。
しかし、やじうめの二人は今どうなっているかしら??
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Unknown (きんや)
2011-04-15 22:04:27
最近、森田涼花さんと朝日奈央さんが急上昇中のきんやです。
吉川さんの前評判もわりと良くこのまま上手くいくと良いなと感じています。

さて、個人的にはいまいちハマりきれてないももクロですが潜在能力の高さは感じています。
そんな中での早見さんの脱退。
結果はどう転ぶかは分からないですが彼女達にとっては大きな転換期となりそうですね。
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