モーニング娘。のシングルは次作で40枚目となります。この節目の数字に、つんくPはどんな曲を用意するのだろう?最近はシリアスナンバーが続いているから、夏らしく明るいナンバーかな?と、八月に予定されている次作を楽しみにしていました。
そして、タイトルが発表されました。タイトルは、
「なんちゃって恋愛」
です。
さて、次の話題に行きます(苦笑)。と、逃げるのもナンなので、今回のテーマは「タイトル」で書いてみます。
そもそも、モーニング娘。の曲のタイトルは基本的には「ノリ重視」な気分で満ち溢れているイメージです。インディーズデビュー曲が「愛の種」ですからね。最初、このタイトルを聞いた時思ったのが、「B級アイドル色が有りすぎ、絶対売れない」でした。作詞のサエキけんぞうさんごめんなさい。パール兄弟のシングル一枚持っているので許して下さい。
そうです「愛の種」は、つんくワークスじゃないんですよね。でも、この奇をてらったタイトルという流れは当時は続かず、意外にもつんくPは初期のモーニング娘。では割とマトモというか、普通なタイトルを付けています。これはシングルに限らずアルバムも同様です。
しかし、あの「LOVEマシーン」以降変わり始めます。例えば、3rdアルバムには「ランチタイム~レバニラ炒め~」という曲があります。メンバーが「レバニラ炒め」言うだけの曲で、娘。よりもナレーションの「森本レオ」の方が目立っている怪作です。この3rdアルバムの曲名を見てみると「愛車ローンで」という曲がありますが、これは「マイシャローナ」という曲のパロディナンバーなので、タイトルもパロってみました。という感じでしょうか。
そんな感じで全盛期に築きあげられた「お祭り路線」を反映して、要所に面白タイトルなシングルを発売してくるのかと思いきや、意外にタイトルはさほど変な曲は少ない。歌詞はぶっ飛んだ曲がいくつもあるのに対して、タイトルは割とマトモ。
保田圭ちゃん在籍時のラストシングルとなった「AS FOR ONE DAY」。このタイトルのアルファベットを並べ替えると「ONE FOR YASDA」になるという仕掛けをしたり、つんくPも娘。シングルのタイトルは気を遣ってきた事がわかります。ちょっと変かなと思うのが「女子かしまし物語」くらいでしょうか。
そして、今「なんちゃって恋愛」へ。
いや、これはですね。私が思うに、中身も面白いというだけでは「ダメ!全然ダメ!」(キュロライン愛理先生風に)。
このタイトルでバラードだったら、それはそれでズッコケますが、ここは一つ新しいジャンルに挑戦してもらいたい。今までシングルではやって来なかったようなジャンル。例えば、高速過ぎるくらい速弾きギターが唸るようなハードロックとか、アルバム「セカンドモーニング」に収録されている「好きで×5」みたいなジャズ。他には、そうだ!演歌なんてどうでしょうか。
ただ一つ、今なんとなく予感がするのは、いよいよ新しいセンターの組み合わせが来そうな事。これは当たってほしい。「歌サプライズ」な新曲である事を希望。
今回の一曲
クレイジーケンバンド/クリスマスなんて大嫌い!!なんちゃって?