tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶室の明りを考えると・・・

2012-12-12 18:48:36 | 茶の湯
すでに冬だというのに、真冬並みの寒さだそうで、雪国は大雪が降り続いております。

こんなに寒い日なのに、何処の国が人工衛星を打ち上げたニュースが駆けめぐっております。

今日もお稽古でした。



シルエットの中で

いつもの事ながら、ほのかな明りが障子を通して茶室に入っております。
それ以外の明りは点けずに稽古です。別段、節電のためではなく、お茶室とは、こうした明りで過ごすことを体験してもらうためと、心を落ち着かせるのに丁度良い明りでもあるからです。



お菓子は寒菊

午後4時の茶室ですが、障子から差し込むように入ってくる明りも傾きかけております。

お菓子は、寒菊といったか残菊といったか、よく聞き取れませんでしたが、いずれにしても菊でした。

昨日の栗もそうですが、お茶は季節感を考えますと、菊は晩秋の花というイメージが強く、確かに菊はまだまだ咲いておりますが、菊はないでしょうと思ってしまいます。

以前わが家で利用していたお菓子屋さんも、季節の変わり目で種類のない時は、いつでも菊を持ってまいりました。そのたびに、「何々菊です」と言って置いてゆきましたが、「ちょっと違うんじゃないの」と・・・。

味は良く美味しいお菓子を作っておりましたが、結局店仕舞いしてしまいました。和菓子は季節感が第一ですので、季節感のない職人さんは、長く続かないように思います。



電気がついたお茶室で

お茶を運んできて、暗かろうと思ったのか電気がパット点き影が手前に出来ました。電気が点いただけで、雰囲気が、こう変わってしまいます。

お茶は美味しく頂いて帰ってまいりました。
コメント
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