tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

床の間には龍が・・

2012-01-18 18:17:47 | 茶の湯
風もなく静かな一日でしたが寒い寒い日が続いております。
今日も初稽古でした。こちらもお菓子は、恒例の花びら餅です。お正月ですから・・・。かなりの奮発だと思います。


龍の絵に龍吟雲起の賛

床の間には龍の絵が飾られて、今年初めてのお稽古である事を実感いたしました。花は、唐銅の花入に藪椿一輪。

お稽古が終り、最後に私のところに花びら餅が運びだされ、「お菓子をどうぞ・・」。昨日に続き今日も、贅沢なお菓子を頂戴いたしました。


染付の器に花びら餅

もっちりとしたお餅の食感と味噌餡が口に広がるまろやかな甘さは絶妙です。


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お稽古が始まった・・

2012-01-17 18:26:57 | 茶の湯
毎日寒い日が続いておりますが、今年初めてのお稽古が始まりました。
最初のお稽古ですのでお菓子は恒例となっております花びら餅です。


花びら餅

この花びら餅は、「原色茶道大辞典」によりますと、古くは「お歯固め」の儀式などに用いられた菱葩(ひしはなびら)を菓子化したもので、丸くのばした白餅に、小豆汁で赤く染め菱形にのばした餅を重ね、帛紗牛蒡を2本、味噌餡と共に包んだお菓子。

押鮎に見立てたもので、初釜に用いられる。(鮎は年魚とも書き、古くより年始に用いられていた。)

こんな風に書いてありますが、もちもちとした食感と味噌餡の何ともいえない甘さが、ただただ美味しい・・・。今日は、このお菓子につられて来ていた人も多かったはずです。

ともあれ、初稽古は無事に終わりました。
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初釜の後片付け

2012-01-15 19:05:53 | 茶の湯
風もなく穏やかな一日でした。
今日から、先日の初釜で使い陰干ししておいた道具を仕舞い始めました。まずは塗り物から・・・。


松花堂と煮物椀

連日の乾燥で乾いたでしょうから、場所をとる大きい物から仕舞います。松花堂の中には、板、小皿などが入りますからかなりの時間を要しますが、次のために丁寧に行います。

茶碗もそろそろと思いますが、もう少し出して置く事にしました。特に楽茶碗は完全に水気を取らないと、次の時に怖い事になるといわれております。


島台茶碗

島台茶碗は、写真の通り、井戸形に開き、大きい方に銀を、小さい方に金をの箔を置いた楽茶碗です。お正月などの縁起を祝う時に、重ね茶碗として使用したします。

お濃茶を煉っているいる内に、金箔・銀箔とも少しづつ茶碗の地が出て参りますが、何度か使って、道具やさんに依頼して、金銀の箔を置いてもらいます。
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今日はカレー屋さん

2012-01-12 19:53:53 | 日常雑感
風もなく穏やかでしたが、底冷えのする一日でした。この冬一番の冷え込みとか・・・。
今日は完全オフでしたので、頂いた玉ネギの芽が出てきてしまったのでカレーを作ることにしました。



このままだと、何日もしない内に食べられなくなってしまいます。持って来てくれた人にも、玉ネギにも申し訳ないですから・・・。

玉ネギをみじん切りにしてゆき、2個だけは普通に切ります。(玉ネギの食感を残す為)



この玉ネギを油で炒めてますが、強火ですると水分が飛んでしまいますので中火で、ゆっくりゆっくりと飴色に近くなるまで炒めます。
飴色になったら、少量のカレー粉を入れ好くなじませていきます。

炒めるのにかなりの時間が掛かりますので、この間に人参をおろしておきます。



カレー粉と玉ネギがなじんだら、トマト(缶詰・フレッシュどちらでも良い)、人参を入れゆっくり炒めて行きます。並行するように、鳥の手羽元に塩・コショウして、小麦粉でまぶし、フライパンで焦げ目が付くまで焼きます。



鳥の手羽元を鍋に入れたら、そのフライパンで茸(シメジ・椎茸などお好み)をじっくりと炒め、鍋に移します。そして、ゆっくり味がなじむのを待ちながら、焦げないように掻き混ぜます。
味がなじんで来たら、最後のカレー粉を投入して、塩・醤油・ソース・蜂蜜などを味を見ながら入れて行きます。お好みで牛乳やチーズなどの乳製品を入れても美味しくなります。

2時間ほどなじませた、水が一滴も入っていないカレーです。



美味しく出来上がりました。


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初釜が終った・・・続き

2012-01-09 18:30:01 | 茶の湯
穏やかな冬晴れの一日でした。今日も昨日の続きで、初釜の事を少し書いてみます。

昨日は華やかなお弁当でしたが、今日はお碗を事を・・・。


お雑煮

お雑煮の中身は、大根、鶏肉団子、お餅、椎茸、人参、ほうれん草、口柚子、です。お湯の中にゆっくりと浸し、お餅を搗き立て状態に戻して、鶏肉団子の乗せますと、餅が団子を被うようになります。それに、椎茸やほうれん草を添えて、彩りに人参を載せて柚子を添えて完成です。

前にも書いたと思いますが、このお碗の良し悪しでその日の料理の評価が決まるといわれるほど大事な物です。

お弁当は冷たくなっておりますから、温かなお碗はお客様の心身をゆったりとしてくれるはずです。


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初釜が終った・・

2012-01-08 18:25:55 | 茶の湯
寒くそして忙しい一日でしたが、初釜が無事に終わりました。

朝早くから準備に取り掛かり、12時の席入りには何とか間に合わせようと皆さん無言でそれぞれの仕事をしております。しかし、料理の盛り付けは気苦労ばかりで中々上手くいきません。それでも、時間が決まっておりますから、決められたように、次々と盛り付けて行きます。


松花堂弁当


重弁当

どちらも中身は全く同じですが、器が違うと何だか別の料理のように見えます。
曜日当番の人が、慣れない手付きで一所懸命に盛り付け美味しそうに出来上がりました。そして、エプロンを外して運びだして行きました。

皆さんが美味しいって、言ってくれるでしょうか・・・。




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初釜の準備は着々と

2012-01-07 18:59:03 | 茶の湯
昨日は小寒。いよいよ一番寒い季節に突入・・・。本当に寒い毎日です。
正月三が日が過ぎた頃から、初釜の準備を始めました。今までで好評だったものは?など考えながら、本を片手に献立を考えます。


懐石全書 淡交社刊

この本は頼りになる一冊です。中から私達にも出来そうな献立を選び、日持ちの良い物から作って行きます。

黒豆、田作り、タタキ牛蒡、なます、昆布巻き、数の子、海老芋、海老、などなどです。

お茶室はもとより、路地も腰掛待合も、そして蹲も総て掃除は終了いたしました。あとは明日、もう一度点検しながら最後の掃除をしてお客様を待つばかりです。

明日一日頑張らなくては・・・。
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木守りといえば

2012-01-05 19:38:58 | 茶の湯
今日は大荒れの寒い一日でした。
散歩で見た木守りの柿で思い出した事がありました。利休の残した茶碗の中に「木守」という名物があったな・・・。


昭楽作の「木守」写

お稽古ではよく使う我家の「木守」です。もちろん写した物ですが・・・。
本物は関東大震災で焼失してしまったそうですが、楽家で忠実に復現したそうです。

長次郎作赤楽茶碗の名物で、長次郎七種のうちの一つ。
木守の銘は、利休が長次郎作の茶碗を数個取り寄せ、門下の大名らに贈ったが、この茶碗だけ手元に留め置かれため、柿の木守に因んで呼ばれたという。
武者小路千家伝来。真伯宗守のあと高松公松平讃岐守家に移り、同家の名物とされたが、大正12年の関東大震災により、東京松平邸で焼失。楽家が残片を嵌込んで原型を復元した。
(原色茶道大辞典 淡交社刊)より

お茶碗は?    松平家伝来「木守」でございます。こんな会話をいたします。
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木守り柿というには

2012-01-03 19:32:13 | 日常雑感
風のない時間を見計らって、久しぶりに散歩に出かけて見ました。

何時もの散歩コースですが、新しい家が建っていたのには驚きました。今は早いのですね。本当にビックリです。
秋たわわに生っていた柿木も葉はすっかり落ちておりましたが、実だけはたくさんついておりました。


小鳥が飛びつこうとしてます。

木守り柿は、木の上の方に鳥のために1個残すと聞いておりましたが、この柿木は、誰も採らないらしく実がたくさんついておりますので、たくさんの小鳥達が柿をついばんでおります。


雀でしょうか?

一生懸命食べておりますが、大きい鳥(尾長?)来ると、一斉に飛び立って行きます。



小鳥を追い払い悠々と独り占めで食べておりました。
やはり自然なのですね。


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新しい年のスタート

2012-01-02 10:30:04 | 日常雑感
明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いいたします。


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