tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「なごみ」で東山殿を・・・

2012-12-20 16:42:32 | 日常雑感
今朝の冷え込みは厳しかったですね。
暖房のスイッチを入れても部屋が中々暖まらず、動き出すのもついつい遅くなってしまいます。

今日は来年1月から始まるストレッチの申し込み日でしたので、いつもより早く起きだして出掛けなくてはなりませんでした。
この会場では月曜日から土曜日まで、色々な教室が開催されているため大勢の人が集まります。

到着したのが8時40分頃でしたが、すでに150人くらいの人が並んでおりました。
ストレッチは、先着20名で締め切られるため、取れるかどうか際どいところですが、14番の順番表を手にすることが出来ました。
これで1月・2月とストレッチの教室に通うことが出来ます。



ロウバイと初嵐
お稽古はありませんが、ロウバイがやっと咲き始めましたので生けてみました。

12月も半ばになり、いっそう気忙しくなって来ましたが、「なごみ」の一月号が届けられました。



なごみ一月号 淡交社刊

1月号の特集は、「茶の美100選」を特集しておりまして、銀閣寺の東求堂にて、有馬頼底老師と対談形式を組んでおります。
侘び茶の始まりともいわれております東求堂は、日本で始めて4畳半という部屋に書院を作り、侘茶の原点はここにあるといわれております。

茶席で足利義政の所持していた道具や墨蹟などは、「東山殿・・・」と説明がされます。
先生が、お声を掛けて下さり「東山殿・・・」といわれる道具を使った茶事に連れていっていただいた時の感激というか感動は今でもはっきり覚えております。

今では美術館でしか拝見できないような品が、手にしながら拝見できたのですから・・・
そして、先生の隣に座っておりましたから、器が運びだされて来るたびに、丁寧に説明をして頂きましたので、4時間があっという間に過ぎてしまいました。

東山殿・・・先生を思いだします。

今月号を見ながらこんな遠い昔の感動を蘇らせておりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稽古納め

2012-12-19 17:42:20 | 茶の湯
寒い日が続いております。こう寒いと動きまで鈍くなってしまうようです。

今日は文字通り稽古納になりました。

大学での稽古も今年最後になりました。学生達ももう直ぐ冬休みに入りますので、何となく落ち着きがなかったように感じられました。



挨拶が終わり、「皆さん良いお年をお迎え下さい」と挨拶をしてから撮ったもので、日も大分傾いております。

皆さん元気で帰って来ることを念じながら帰ってまいりました。

就職活動が始まり大変な3年生。まだまだ暢気な2年生と1年生。そして、就職も決まり卒論に追われている4年生、みんな、それぞれの課題を抱えておりますが、何とか無事に年を越せる事に感謝です。

今日一番の喜びは、就職が最後まで残っておりました学生が、教職に合格採用が決まった報告を受けた事です。この学生は大学院まで進み教職を目指しておりましたから、本当によったと思っております。

まだまだ子供のように思っておりましたのに、4月から中学校の先生だそうです。頑張って欲しいと思っております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな茶室でも「無事」が・・・

2012-12-18 17:49:16 | 茶の湯
朝の内は穏やかでしたが、徐々に風が吹き始め、アット言う間に強風に変わり、気温も下り落ち着くところに落ち着いたというお天気でした。

大学でのお稽古も今年最後になりました。
小さなお茶室で午後からお稽古が始まり、夕方まで休むこと無く続きました。

お茶室に入るとまず床の間を拝見いたします。



無事

この茶室にも「無事」の色紙が掛けられておりました。学生達も、今年一年を無事に過ごせた事への感謝の気持ちがあったようです。

今年の無事を思うことだけでも素晴らしい事だと思います。こうした気持ちを持つようになったのも、お茶を通じて養ったものなのかと・・・・秘かに嬉しくなっておりました。



蕎麦饅頭

蕎麦饅頭は、年越し蕎麦の代わりです。

自宅では、蕎麦を出しますが、学校では出来ませんので、蕎麦の饅頭を使って、今年の無事と来年の良い年を願っていただきました。

つぶ餡の美味しい饅頭で、甘さ控えめで、食べている内に美味しさが口いっぱいに広がります。早くお茶欲しいな・・・

良いタイミングでお茶を運んでくれましたので、これまた美味しくいただき、後半の稽古に臨みます。



上級生は茶道独特の「拝見」という所作があり、そこまで進んでおりますので、その問答を聞いていると非常に面白い。

茶杓の銘はそれぞれが考えてきますので、今日は「薄氷」「虎落笛」「昔語」もっとありましたが忘れてしまった・・・。

その中で「薄氷」の問答がありましたが、お正月が、もうすぐのこの時期に「薄氷」はないでしょう。」などと、季節感を話しての、言葉遊びをしながらのお稽古でした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の準備は着々と・・・

2012-12-17 18:26:47 | 日常雑感
朝から曇り空が続き降りだしそうな感じです。夜になると降り出すかもかも知れません。

自宅での稽古が終りましたので、少しづつお正月の準備を始めました。



竹の花入

まず始めてのが、一番手間のかかる竹の花入作りです。

友人宅から運んだ竹を寸法に切って作って行きますが、作るものがそれぞれの形や寸法がありますので、切る事に時間を懸けます。

尺に切った柳用と同じく玄関用、そして、一重切を作りました。どれも青竹ですから、素人の私でも切りやすく、そして削りやすいので、それ程の時間を懸けずに出来上がります。

一重切は、竹を持って来てくれた友人からの依頼ですので、近々届ける約束になっております。

午後からは久しぶりの散歩に出かけました。
今月に入って何となく気忙しくなり、大好きな散歩もままなりませんでしたのでやっとという感じがいたします。

いつもの髄道で遅ればせながら12月の写真をやっと撮れました。



丁度子供達の下校時にあたり、次から次と子供達が通りますので、中々チャンスがなくて手こずってしまいました。

カメラを構えれば子供たちも写真と気づいてくれるでしょうが、ポツンと立っていると変な人になり、子供達は足早に通り抜けて行きます。

今日は久しぶりでしたので頑張り過ぎて、9千歩を越えてしまいました。

明日は大学ですが、座っていられるでしょうか・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘年会が続きますが・・・

2012-12-16 21:51:52 | 日常雑感
冬の日差しが眩しいほどの一日でした。

今日は朝から、所属しております茶道会の印刷物に追われており、昼過ぎにやっと終わりました。日にち、時間、会費など、間違っていけないところを、何度もチェックしての印刷でしたので案外時間が掛かってしまいました。

午後からは気の合う友人との忘年会でした。



友人の家の囲炉裏

この囲炉裏端で、友人の奥さんの手料理をいただきながら楽しい時を過ごしました。



宴も半ばになってから、鍋が登場してきまして、奥さん自慢のツミレがたくさん入っておりまして、フーフーと冷ましながらいただきました。このころになると、お腹もいっぱい、お酒ももうたくさん状態でしたが、湯気を見ながらチビチビとやっておりますと、つい手が出しまいます。



レザートはリンゴ

酔ってほてった体には冷たいリンゴが美味しく、お腹いっぱいなのに食べてしまいました。

午後4時から8時過ぎまで、よく飲みよく食べ、そしてよく話しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆうこちゃん着物姿で・・・

2012-12-15 18:33:54 | 茶の湯
今日は何となく暖かかったような・・・気がしましたが、やはり雨の予報が出ておりました。

今日は自宅での今年最後のお稽古。昨日に続いてお蕎麦の日です。

決められた時間には皆さん揃ったようですが、遅れている人が一人おりました。
そんなところへ、最後の一人ゆうこちゃんが着物姿で登場です。

揃っておりました大人達はいっせいに「わぁ~可愛いい・・」の合唱になって仕舞いました。
ゆうこちゃんの初めての着物姿です。

女の子に着物を着せるのは、お母さんにしてみたら嬉しい事でしょうが、慣れないひと仕事だと思います。
いつも、時間前にはやって来ているゆうこちゃんが遅れた理由が分りました。

そんな訳で、揃ろいましたので、曜日当番の方に蕎麦を運び出してもらい、年中の行事が終わりました。

蕎麦が終わると普段どおりの稽古です。



ゆうこちゃんのお運び。

教えられたとおり、茶碗をきれいな手で持っておりますが、この手が大人でも中々出来ず、茶碗をベターと持ってしまいます。

初めての着物でしたが動きも悪くなく、洋服の時とおなじように動いておりましたが、お点前が始まると、座ったまま右に向くことが出来ず四苦八苦。やっとの思いで向いてお点前が終わると、今度は正面を向かなくてはなりませんが、また動けず・・・。

お点前が終わってから、左右への動き方の猛特訓をして、やっと動けるようになりました。教える事、教わる事、自分で学ぶ事は、若いうちほど素直に体に入ってゆきます。

今日の動きの稽古も忘れることはないと思います。



サンタクロースの茶碗で

昔はこのような絵柄の茶碗などありませんでした。
12月といえば、蕪の絵などに決まっておりまして、このような、クリスマスをイメージした茶道具は見たことがありませんが、この頃は、茶碗や棗そして蓋置などの小物類に多く見られるようです。

でも、この茶碗を出しておくと、年配の方達も迷わずに使います。やっぱり可愛いのがいいようです。

こうして茶道具類は、多くの人に認知されながら増えてゆくんだな・・・と思いました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の椿はちょっと変だ・・・

2012-12-14 18:19:00 | 茶の湯
昨日に続き風のない穏やかな一日でした。遠くの山々は真っ白で何日か続いた大雪で裾まで雪を冠っております。

今日もお稽古ですした。
そして、昨日に続いてお蕎麦の日でもあります。

決められた時間には勢揃いいたしましたので、曜日当番の方に運んでいただきました。

今日のお菓子はお饅頭でしたが、何を勘違いしたのか白いお饅頭が届きました。「あれ~。白いお饅頭なの・・」と聞くと、「申し訳ございません」とひたすら謝っているお菓子屋さん。



白い無印

雪の焼印でもひとつ押せば立派に冬のお菓子になってしまうのに・・・どうしたことでしょう。これ以上は追求いたしません。
こんな事もあるから面白いですね。



自作一重切にマンサクと初嵐椿

今年の椿は蕾が少なく、いつもこの時期に咲く、白玉椿や太神楽そして紅侘助や数奇屋侘助などが、硬い蕾のままでじっとしております。

今日の初嵐もまだ蕾が硬いようですが、このところ毎週西王母ばかりですので、目先を変えてみましたが、ちょっと寂しい感じがいたします。

それでもわが家は、狭い庭に椿がたくさん植えてありますので、お稽古に困ることがありませんので助かっております。

今年の椿はいつもと違い花持が悪いような気がしてなりません。
一体どうした事なのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軸は「無事」、そしてお蕎麦を・・・

2012-12-13 19:07:50 | 茶の湯
冬日の暖かさを感じるような穏やかな一日でした。
風が無いだけでこうも体感温度が変わるのかと思ってしまいました。

今日は自宅での稽古日でした。
自宅での稽古は今週で終わりになりますので、今日は普段とはちょっと違った稽古になりました。

年の瀬以外は余り掛けられない軸を掛けました。



無事

これほど大きく揮毫してある軸には中々出会う事がありませんでしたが、やっとめぐり合ってわが家に来てくれました。

今年一年無事に終えたこと、そして、残り少なくなった今年を無事に越せるように願いながら・・・そんな思いを込めたお軸です。

そして、もうひとつ違う事は、お稽古の前に全員揃ったところでお蕎麦を出して食べていただきます。本来ならば、大晦日にお蕎麦は食べますが、私共の社中では、お稽古の最後の日にはお蕎麦と決めてずっと来ております。



最後のお稽古に

自宅で稽古を始めた時からの慣わしになっておりますが、元々は、自分達の師が、暮れの最後の稽古にお蕎麦を出して食べさせてくれておりましたので、そのまま私達は継承しております。

少し早目の年越し蕎麦・・・です。

皆さん美味しいと言って食べてくれました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶室の明りを考えると・・・

2012-12-12 18:48:36 | 茶の湯
すでに冬だというのに、真冬並みの寒さだそうで、雪国は大雪が降り続いております。

こんなに寒い日なのに、何処の国が人工衛星を打ち上げたニュースが駆けめぐっております。

今日もお稽古でした。



シルエットの中で

いつもの事ながら、ほのかな明りが障子を通して茶室に入っております。
それ以外の明りは点けずに稽古です。別段、節電のためではなく、お茶室とは、こうした明りで過ごすことを体験してもらうためと、心を落ち着かせるのに丁度良い明りでもあるからです。



お菓子は寒菊

午後4時の茶室ですが、障子から差し込むように入ってくる明りも傾きかけております。

お菓子は、寒菊といったか残菊といったか、よく聞き取れませんでしたが、いずれにしても菊でした。

昨日の栗もそうですが、お茶は季節感を考えますと、菊は晩秋の花というイメージが強く、確かに菊はまだまだ咲いておりますが、菊はないでしょうと思ってしまいます。

以前わが家で利用していたお菓子屋さんも、季節の変わり目で種類のない時は、いつでも菊を持ってまいりました。そのたびに、「何々菊です」と言って置いてゆきましたが、「ちょっと違うんじゃないの」と・・・。

味は良く美味しいお菓子を作っておりましたが、結局店仕舞いしてしまいました。和菓子は季節感が第一ですので、季節感のない職人さんは、長く続かないように思います。



電気がついたお茶室で

お茶を運んできて、暗かろうと思ったのか電気がパット点き影が手前に出来ました。電気が点いただけで、雰囲気が、こう変わってしまいます。

お茶は美味しく頂いて帰ってまいりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お菓子を考える

2012-12-11 17:10:24 | 茶の湯
日本海側の雪は降り続いているようですが、風もなく冬の日差しがいっぱいの一日でした。
それにしてもこのところの朝晩の冷え込みは1月並みだそうで風邪を引かないように気をつけなければなりません。

今日はお稽古でした。



お菓子は栗の茶巾絞

このところ栗のお菓子が多いように思い聞いて見ると、お菓子屋さんに行き、数が揃っているのは栗の茶巾絞ですので、それに決めてしまうようです。



たっぷりとしたお茶

皆さんで同じお菓子をと思ってのことでしょうが、余り続くのも考えなくてはいけません。
栗がいけないというより、季節感を大事にする茶道ですので、栗の季節を過ぎてからのものは、一考の余地ありです。

来週はどんなお菓子になっているでしょう。



ハシバミ

この花は地味ですが、中々手に入り難い花ですので、自宅に植えましたが、植えてから6~7年経つでしょうか・・、やっと5・6個の花を持つようになりました。

知り合いの植木屋さんに頼み探していただいた貴重な花です。

世話をしてくれた植木屋さんが、宣告するように「下におろしては咲かないよ」と一言いって、植え込んで行きました。
山取りの木は暖かいところでは咲かないという意味で、植木屋さんの宣告どおり、花は咲かずに株ばかり増えており剪定が大変でしたが、この2年ほどわずかに咲くようになりました。

切って使うには、まだまだ勇気が必要なほどの咲き栄えです。

いつになったら好きなだけ切れるようになるのでしょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする