黄花踊子草が咲いて・・・

4月20日（月）

朝戸を開けたら雨、このままジッと家に居なさいという天からの声なのか・・・

午後に上がりましたが、曜日の感覚が段々と薄らいで来ます。

踊子草

雨が上がったので庭に出て見ると、黄花踊子草が咲き始めておりました。

昨年同じ頃の拙ブログに、この花の正式名称は、「蔓黄花踊子草」で、「黄花踊子草」は俗称だという風に書いておりましたが、今年は調べてみると逆転しておりました。

やはり、私の思っていた通り、「黄花踊子草」が通称になっているようでした。

 

黄花踊子草

この花の原産地は、東ヨーロッパで園芸種として輸入したのが野生化したといわれております。

茶友に頂いたものですが、言われた通り繁殖力は強く、何処へでも蔓を伸ばして殖えてゆきます。

椿が終わり、風炉の時期になりますので、こうした強く水揚げの良い花は貴重といえます。

今日も一日のんびりと過ごしました。

桜の絵から山吹の絵へ・・・

4月19日（日）

朝から気持ちの良いほど青空が広がっております。

こんな日は、何処かにお出かけ・・・そんな気になりますがじっと我慢です。

山吹の絵

お稽古もなく寂しいお茶室ですので明るくなるように、山吹の絵を掛けました。

大きな軸ですので掛けると迫力を感じます。

山吹

今頃の山道には、山吹が連続して咲いていると思います。

この絵は、茶友が書いたもので、お歳を召され自分のしている総てを辞めると宣言をしてピタッと辞めてしまいました。

その時に、いただいた軸ですが、実に潔いお方です。

賛に「東皇瑞色新」とありますが、箱の中に説明文が入っておりました。

とうこうずいしょくあらたなり「東皇は春の神　花を染めて春の国」こんな風に解説されておりました。

まだまだ、お元気でいらっしゃるようですが、最近は顔を合わせることがなくなってしまいましたの、年賀状だけがお元気のあかしです。

 

 

ラショウモンカズラが咲いて・・・

4月18日（土）

朝から本降りで、木々の枝を揺らすような降り方ですので久し振りの大雨です。

昨日、学校での自宅待機を聞いてから、なんだか安心してしまい今日は、雨という事もあって、ぼんやりとテレビを見て一日が終わってしまいました。

ラショウモンカズラ

昨日、雨風が強くなるという予報がありましたので、庭から屋根下の風の当たらないところに避難して置いた「ラショウモンカズラ」が咲き始めました。

羅生門葛

ラショウモンカズラは、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で、山の斜面や少し湿り気のある所にこのんで自生しております。

若い頃、まだまだ山に「茶花採取」何て言って、茶友たちと出掛けられた頃に採取してきた花ですから、何十年もの間我が家で咲き続けております。

今頃の山に出かけると必ず出会う花です。

 

ラショウモンカズラ

この花には、おもしろい逸話があります。

昔、羅生門に巣食らう鬼が都人を悩ましていたところ、渡辺綱がその鬼を退治したそうです。

切り落とした腕の切り口に、この花が似ているということで、羅生門葛と命名されたそうです。

随分生々しい話しですが、花は濃い紫のきれいな花です。

先日、中山道を歩いた時に、この渡辺綱の生まれたところを歩いて来ました。

その地域一帯が、渡辺綱の伝承一色で、刀や位牌などを拝観させたくれましたが、羅生門葛という花が有る何て一言もなかったな・・・ 

進まない授業は課題を出して・・・

4月17日（金）

雨の予報が出ておりましたが、何とか夕方まで持ちました。

今日は高等学校へ行って来ました。

 

教科書

本来ならば、今日から授業が始まるわけですが、学校には生徒の姿はありません。

このままでは勉強が全く進まないということで、生徒に茶道に関する課題を提供して勉強をして貰おうということになりました。

教科書から抜粋して素案を作り、学校に置いてきましたので、学校で判断しプリントして生徒に郵送するそうです。

生徒は、与えられた課題を調べて勉強して、学校が始まったら持参するという方法です。

いまから三週間分を置いてきました。

茶道教室

何時もは若者で賑わっている茶道の教室です。

時計は３時になろうとしておりますが、本来ならば４限目が始まる時間です。

誰もおらず、静まり返っておりますが、今日は、課題を作成しておりましたので、時間があっという間に過ぎてしまいました。

そして、とうとう非常勤講師は出勤しないで、自宅待機になりましたし、他の教職員もローティションを組んで自宅待機になるそうです。

先生方も初めての事ですので、どう対処してよいのやら戸惑っているようです。

これで職員室の三密が解消されます。

釣釜は三月の残影で・・・

4月16日（木）

朝の冷え込みも日中には暖かくなりましたが、午後からは、妙な風が吹き出して雲が広がってきました。

一雨ありそうです。

今日は、明日からのお稽古はありませんが、何時ものように、お茶室などの掃除をいつも通りにしました。

釣釜

三月に釣釜ができなかった方が何名かおりましたので、一週目だけそのままにしてお稽古をするつもりでしたが、コロナ騒動で中止になってしまいましたので、今もそのまま釜が下がっております。

検温表

高等学校からの指示で、毎朝体温を記録しております。

何か異常があった時は、速やかに報告して休んで下さい。といった趣旨が書かれておりますので、毎朝検温して自分の健康状態をチェックできます。

こうした簡単なことでも、自分でやるとなると中々できないもだと思いますので、これは良かった。

学校は休校ですが、教職員は非常勤講師も含め全員出勤して、職員室に全員が揃っています.

職員室はかなりの三密状態です。

これで誰か一人でたら、学校は閉鎖になってしまいます。

最後の椿は「淀の朝日」で・・・

4月15日（水）

朝の寒さが嘘のような暖かさです。

５月の連休頃の暖かさだそうで、我が家の庭にシーズン最後の椿が咲き始めました。

 

淀の朝日

「淀の朝日」という名前を付けてもらった椿です。

太閤記の好きな方は、何を思いだすでしょう。

肥後系の椿で、４月下旬から５月にかけて咲きが始める遅咲きの椿ですので、この椿は時期を違わずに咲き始めたといえます。

蕾

花も大きいので、蕾も大きく見応えがあります。

我が家の狭い庭には、１０月上旬から咲き出す「西王母椿」に始まり、「淀の朝日」まで、椿が順序良く途切れることなく咲くように種類を選んで植えました。

途中、貴重な「花富貴」や「胡蝶侘助」が枯れてしまいましたが、後の椿はほぼ順調に育っております。

六地蔵はコロナからも救って・・・

4月14日（火）

朝の日差しが眩しいほどでした。

昨日の雨が嘘にように晴れ渡っておりましたが、風が強かった・・・・。

巣ごもり生活に入って三日目になりましたが、いつもの生活パターンを崩さないようにして行こうと思っております。

六地蔵

昼食後に散歩に出かけました。

人があまりいない方面を選んでの散歩です。

途中の真言宗のお寺さんの門前に「六地蔵」といわれるお地蔵さんが、門を挟んで両脇に並んでおりました。

境内を大規模に作り直しているらしく、六地蔵が三体ずつに並べらたのかも知れません。

六道においての苦しみを救ってくれる六種の地蔵菩薩だそうです。

このコロナ騒動を何とか早く終息してほしいものです。

お菓子

お菓子は、「花車」という銘が付いておりました。

練り切ですので、どなたでも味が解るお菓子だと思います。

 

一服

散歩から帰って、一休みしてから思いだしたように頂きました。

茶碗は益子焼で、二十代の頃に買い求めた茶碗ですが、稽古場の棚にいつでも使えるように置いてありますが、誰も使ってくれません。

私が茶碗を選ぶ時の基本は、全てこの形です。

面白いもので、こうした見方は歳とは関係なく持続されているらしい・・・

閉じ籠っていてもお団子で・・・

4月13日（月）

朝から強い雨が降っております。

自粛、自粛の最中ですので、恵みの雨かもしれません。

五月には開始されるはずのストレッチ教室の申し込み日が中止になったとの連絡です。

これで５月もストレッチ教室開催されずという事です。

お菓子

ぼんやりとした一日でしたが、昨日スーパーで買って来た団子を思い出して三時に食べました。

動き回っておりませんのでお腹も空きませんが、習慣のようでその時間になると一服頂きたくなります。

一服

皆さんに使って貰うことなくシーズンを終ってしまう「桜の絵」の茶碗で頂きました

醤油味のお団子でしたが、お抹茶にも結構合うもんです。

三月下旬に出した茶碗ですが、私たちが三時のお茶で使っただけで、しまう事になりました。

今、誰もが体験した事がない状況になっておりますが、これほど個人の意思が試されている事は無いように思っております。

巣ごもり初日は散歩で・・・

4月12日（日）

天気予報では春の嵐がやって来ると、言っておりましたが静かな一日でした。

夜になったら大荒れになるかもしれません。

巣ごもり生活に入った初日ですが、いつものように昼食後に散歩に出かけました。

タンポポ

タンポポも、早く咲いた花は綿菓子のような種をつけ、ほど良い風を待っております。

風に乗って新天地に着地するのはいつになるのでしょう。

つくし

直ぐそばには土筆がたくさん顔を出しておりました。

摘んで食べるには固そうな感じですが、この土筆どうやって食べるのでしょうか？？

土筆

きれいな土筆です。

スクッときれいに立っておりました。

白山吹

昨日床の間に飾った白ヤマブキです。

この白山吹は、私は植えた覚えがありませんので、どこからか飛んで来たか、鳥によって運ばれたかのどちらかだと思っております。

いずれにしても、便利に切っては使っております。

巣ごもり生活も始まったばかりです。

これからどうなるのか、先はまったくの不透明・・・どうなるんだろう？？

お稽古の準備するも中止する事に・・・

4月11日（土）

朝の冷え込みは、春の遠さを物語っております。

昨日、そして今日は自宅での稽古日のために準備はしましたが、さすがに、連日の報道などで中止という事にしました。

私共のような片田舎のささやかな稽古場ですが、しばらく様子を見る事になりました。

床の間

準備した床の間です。

お稽古はできるようにはしましたが、近くで感染者が出たわけでもありませんのに、何となく落ち着かない世の中の雰囲気が伝わってきます。

軸

軸は、「花　開天下春」です。

先週掛けた軸と同じ老師が揮毫したものです。

同じお方が揮毫されても、一行と横物では感じがだいぶ違うように思います。

花

花は、白山吹と黒椿です。

この時期になりますと、庭の花で写真と共に掲載する「白山吹」ですが、実は山吹とは何の関係もないそうで、驚いたことを覚えております。

大きな違いは、シロヤマブキは花弁が４枚に対して、山吹は５枚あるそうで種の違いが分かります。

お稽古もしばらく休む事になり、何だかやりきれない気持ちでいっぱいです。