この日曜日、1月24日に無事に初釜を終えることができました。
お越しいただいたお客様には、本当にありがとうございました。
「好日」
いやいや、この冬一番の寒波を迎え、
荷物を運んでくれるKさんの車の、雪の心配をしたりと
気持ちも気温もヒヤヒヤの一日でしたが、
何とか天候に恵まれ、雪は大丈夫でした。
今年の初釜は、昨年から利用し始めた布施のお茶室でしたが、
いつものお稽古は夜なので、
点前畳の前から自然光が入ることに気づいたのはMさん。
故N先生のご自宅での初釜でも、
点てたお茶に自然のやさしい光が映りこんでいましたよね。
ところで今回、Y先生に珍しいものをご用意いただきました。
京都の安井金比羅宮から授かってくださった「稲宝来」です。
「新しい年の豊かな実りと無病息災、
招福吉兆を祈る新春にふさわしい縁起物」だそうです。
皆さんのこの一年のご多幸とご健康を祈願して、
待合の床に飾らせていただきました。
待合のお花は、水仙と椿。
新春の香りを添えました。
ちなみにお茶室の床は、紅白の椿です。
お菓子はもう「偉大なるマンネリ」の
「福寿草」(鶴屋八幡御製)。
お干菓子は、今回は3種盛り(刺身じゃないって)。
一番奥は、「松風」です。
今回は珍しく、京都のではなく
熊本県菊池市の正観寺丸宝(しょうかんじまるほ)御製のもの。
“日本一薄い和菓子”をうたっているらしく、
本当に繊細な薄さで、程よい甘みがお茶席にもぴったりのお菓子でした。
菊盆にも映えます。
食事は、今年3回目の「さえき」さんで。
毎年来てくださっていた姉弟子のY先生が、
昨年10月に亡くなり寂しさがあった一方で、
今年は、若い3人の新しいお客様をお迎えしました。
お濃茶も初めてだったそうですが、楽しんでいただけたでしょうか。
これからも一年に一度、
新年の清々しい空気をお茶席で楽しんでいただけたら嬉しいです。
さて、今回、Y先生が年女ということで、
たくさんのお猿さんに出会えました。
その話題は次回に。
そして、今は東京住まいのKさんへ。
あのインドサリーがお着物になりましたよ。
それもまた、このブログで紹介します。
乞うご期待!
(S・K)