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この小説の内容は要約すると…
僕ちゃん、むかしの事がぁ、トラウマになっててぇ、ちょっとコミュ障気味だけどぉ、実家は裕福だしぃ
仕事もまぁまぁ出来ちゃうしぃ、イケメンだからぁ、無口でいるとぉ、女は勝手に寄ってくるっていうかぁ
でもぉ、なんかぁ、一人の女とぉ、長く続かないんだよねぇ
それでぇ、なんか空しくってぇ、僕ちゃん、幸せになりたいのぉ(^^;)
だからぁ、16年前にぃ、ハブられたことをぉ、今更だけどぉ、ハブった子たちに問い質してぇ
僕ちゃんがぁ、納得できるぅ、答えを見つけようと思うのぉ
えぇ? そんな昔の事を蒸し返したら傷つく人がいるんじゃないかってぇ?
だってぇ、僕ちゃん納得できないとぉ、なんかもやもやするしぃ
今の彼女もぉ、僕ちゃんとぉ、うまく付き合えそうにないって言うからぁ
他人がぁ、傷つくことなんてぇ、僕ちゃんのぉ、心の痛みに比べればぁ、仕方ないんじゃないのぉ?(^_^;)
っていう感じかな?
25年くらい前に「ノルウェイの森」という小説を読みました。
内容はさっぱり覚えてないけど「山なし、オチなし、意味なし」の三拍子がそろった糞みたいなヤオイ小説だったという感想だけは今も覚えてます。
もう二度とこの著者の本は読まないと思っていたんですが、表題の本が手元に廻ってきたので四半世紀ぶりに著者の小説を読んでみました。
あれから25年が経ったんだし、少しは「まとも」な小説を書けるようになったかな?と淡い期待をしましたが…。
必要以上に性描写が入っているし、ストーリーは盛り上がらないし、糞はどこまで行っても糞でしかないという事がよく判りました。
終盤でレンタカーを借りるくだりをみて、著者の設定のいい加減さに反吐が出そうになりました。
この主人公は「リスク」を冒すことに対して非常に憶病な性格の上に、日々生活の中で主に「公共交通機関」を使用し「駅舎」を愛し「必要に迫られた時のみレンタカーを借りる」程度にしか車に触れない生活をしてたはずです。
東京から名古屋までレンタカーを借りて往復する程度の事すらしない主人公が、どうして「フィンランド」という異国の地でしっかり公共交通機関である鉄道がつなっている町から町まで行くのに「右側通行」という一度も経験したことのない道交法の国で「レンタカー」を借りて高速道路を含め100km以上の距離を走るという選択が出来るのでしょうか?
鉄道とタクシーを使えば目的地までリスクを抑えてたどり着けるにもかかわらずです。
著者は小説の終盤であるこの時点でも、主人公の性格を把握、というかきちんと形成する作業を蔑ろにしていたとしか思えません。
フィクションだから何をやってもいいわけではありません。フィクションだからこそ押えるべき点だけはしっかりと押えなければ、世界観が転覆することになります。
小説家として基礎の基礎であるそんな程度の事も出来ないなんてね。
私には、この著者って精神に障害があるとしか思えないですけどね…。
ノーベル文学賞候補作家? (゜Д゜)ハァ? ボケてんじゃないの?