あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 連休最終日は芸予諸島のお気に入りエリアで、のんびりお散歩ツーリング

2015年05月05日 | 旅するシーカヤック
今回のゴールデンウイークは比較的天候にも恵まれ、バタフライカヤックス・クルーソー460での一泊二日『しまなみ海道&とびしま海道』堪能ツーリングに始まり、錦川リバーツーリング、妻と二人での世羅高原・花堪能ロードスターオープンドライブ、YB125SPで行くしまなみ海道キャンプツーリング、タンデムカヤックでの子離れ夫婦・島根半島キャンプツーリングなどなど、フルメニューでたっぷりと楽しむ事ができた。

2015年5月5日(火) そんなこんなで、今日はいよいよ連休最終日。 『さて、今日はどこ行こう?』
長い連休も今日で終わり、明日からは仕事なので、近場でのんびりまったりと楽しむ事に。
昨日の夕方カートップしておいた、ウイルダネスシステムズのケープホーンで、お気に入りの芸予諸島日帰りエリアのお散歩ツーリングへと出掛けた。

家から40分程走ると、いつもの出艇場所に到着。

今日は雲一つない絶好のツーリング日和である。 昼からは風が上がる予報だが、今はべた凪。
『ようし、こりゃあええ気分じゃのう。 さて、準備するか』

安全装備とおやつ、お茶だけを積み込んで、イザ出発である。

たっぷりと楽しんだ、想い出深い今回の連休の旅の一つ一つを思い出しながら、お気に入りのエリアをのんびりまったり海散歩。

最初に目指す小さな島までは、ほんの20~30分程のパドリング。
このエリアはカヤックを始めた頃から通っているお気に入りのエリアの一つであり、昔はフジタカヌーのSG-1を積んだワンボックスカーで家族とともに訪れ、妻と子供達を浜で遊ばせておいて、俺一人であの島まで往復したものである。
もうカヤック歴も20年を超えた今でこそ鼻歌まじりで漕いでいるが、カヤックを漕ぎ始めた当時は、この小島まで往復するのも大冒険であり、『途中で急に突風が吹いたりしないかなあ』とか『潮で流されたらどうしよう』などなど、いろいろと考えながらドキドキもので漕いでいた事を懐かしく思い出す。

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少し潮が重いが、20分程で順調に島に到着。

ここからは、半時計回りで小島を一周。

島をグルリと回ると、今度は対岸の岬へ。

この岬沿いのコースが、美しい自然海岸で俺の大のお気に入りのスポット。

ここ数年は、いつ訪れても浜に猪の足跡があるので残念ながら日帰りツーリング専門コースであるが、昔は年末に一人でキャンプに来た事もある。
道路がないため、人里離れた誰も来ない静かな浜で、小さな焚き火を前に星空を眺めつつ飲むビールは最高であった。

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このエリアで一番好きな浜に上陸。

快晴の今日は、海の美しさ、眺望の良さがさらにランクアップ。

以前この浜で見つけ、レスキューして高台に移動させておいたクマのヌイグルミもまだ健在であった。

『おお、まだここで頑張っとったんやのう!』

浜に陣取り、絶景を眺めながら、おやつタイム。
今日は、コンビニのきんつば。

初めて食べるコンビニのきんつばだが、これがなんとも言えず美味しいのである。
ポットに詰めてきた紅茶をゴクリ、きんつばをパクリ。
最高の景色を眺めながら、美味しいスイーツを食べる幸せ。 『至福の一時!』

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この浜は、本当に芸予諸島の至宝であると思う。

この素晴らしい景色の浜に、昔は家族でカヌーを漕いで来て、日がな一日海水浴を楽しんだり、釣りをしたり、海に潜って魚を突いて焼いて食べたりして楽しんだものだ。

やっぱ、自然海岸はええなあ。


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さて、そろそろ戻るとするか。

勝手に『シャークフィン・ロック』と名付けた岩。

もう少し進むと、瀬戸内らしいこじんまりとした海蝕洞。

ここは、高潮の満潮でないと潜り抜ける事ができないのだが、今日はラッキーな事にその条件が揃っている。

ケープホーンを静かに進ませ、手で岩を押しながら洞窟を潜り抜ける。

『いやあ、絶景絶景!』

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出発した浜までは、もう一漕ぎ。

昼からは風が上がる予報だが、まだ今は大丈夫。

空には見慣れない鳥が舞っている。 もしかして、『ミサゴ』?

このエリア最後のスポットを堪能。

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今日は、快晴の芸予諸島で、2時間弱のお散歩ツーリングを楽しむ事ができた。
『ああ、ほんまに様々な旅をたっぷりと堪能できた最高の連休やったなあ! さて、次はどこ行こう?』

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