経済不況の中、営業成績を伸ばした企業がある。ユニクロだ。かつて安価な製品には品質に問題があることが多かった。ユニクロは、一定の品質を保ちつつ価格を徹底して下げることに挑んできた。中国におけるユニクロは、中流品として人気がある。価格だけを見た場合、中国ではもっと安い製品がたくさんある。しかし品質では、まだまだ日本製品にはかなわないのだ。豊かになった中国人が質を求めるのは、自然なことだ。これは、食についても同様である。自分自身が口にできないような食べものを売っているとするなら、その企業の明日はない。
人権を語るとき、いつも思い出すのが、アメリカのTVドラマ「スタートレック」である。
SFのシリーズもので、長期間にわたり放映されており、映画化もされている。
見た目が全く違う様々な星の宇宙人たちが織りなすドラマは、現代社会の問題を反映しており、SFファンでなくても面白い。これを見ると今我々が直面する人種差別など、ばかばかしいくらいちっぽけなものだと思えてくる。
この「スタートレック」、最初の放映は、まだ人種差別が根強い1966年というから驚きである。