お盆休みを利用して中国九賽溝と黄龍へ行ってきた。数年前、NHKTVで紹介されてから、日本ではかなり有名になった世界自然遺産である。四川省の省都、成都から約450km離れた北部に位置する。福岡からは直行便はなく上海経由で成都へ、成都からさらに飛行機で40分ほどで九賽溝黄龍空港にたどり着く。九賽溝黄龍空港は標高3,500mの山頂にあり、そこからバスで山道を下っていく。美しい自然景観に加え、周辺には、中国の少数民族であるチベット族が住む村が点在している。まさに秘境である。
最近のチベット民族紛争の影響で、飛行機のセキュリティは一段と厳しかったが、私が出会ったチベット族の人たちは、とても温和であった。秘境とはいえ、中国人には人気の観光地であり、中国各地からも多くの観光客が訪れるため、それなりに整備されている。宿泊したホテル付近は、日本の温泉街という雰囲気であった。