他の国の言語を学ぶことは、その国の文化も同時に学ぶことである。自分とは違う文化、考え方を知ることは大きな意味がある。この単純とも思える語学学習を通して、人権についても学んでいるのだ。相手の文化を無視して交流することなど決してできない。
留学時、2週間滞在するホテルの場所をネットで確認した。語学学校へは、地下鉄を乗り換えて行かねばならない。北京のラッシュ時の地下鉄は激しいと聞いているので、開始時間を9時から10時に、授業を3コマを2コマに変更したいと依頼した。相手から返事があり、地下鉄5号線は混むが、2号線ならそれほど混まないと返事があり、一応承諾した。地下鉄2号線は、市街地を循環しており、通勤時は市街地の外からつながる他の路線より混雑していないという訳か。それほど混まないのがどの程度かわからないが、とりあえず初日はそれで行ってみることにした。
北京への語学留学を申し込んでから、いろいろなトラブルがあった。授業料とホテルの滞在費をまとめて銀行振り込みで支払おうとしたが、個人では円から元に直接換金できないことがわかった。可能な銀行もあるようだったが、手続きがめんどうで時間がかかりそうだったので、直接行って支払いたい旨のメールを担当者に送り、了解を得た。それで、ホテルは自分で探すことにした。せっかくなら胡同の四合院的なホテルに宿泊してみたい。旅行会社を通して、クレジットカード決済ができるので便利と言えば便利だが、その分料金が割り増しになっていてちょっと残念だ。中国が少しわかるので、直接予約できそうだが、旅行会社を通しておけばトラブルがあった時の対応がスムーズに違いない。中国では何が起こるかわからない。