ひと月ほど前のこと、中国語の先生から中国の大学で日本語を教えてみないかと誘われた。中国領事館からハルピン工業大学で日本語を教えてくれる人を紹介してほしいと頼まれたらしい。しかも中国の新学期9月スタートで急いでいるという。行く気があるなら推薦するというのだ。魅力的な話であり、もうこのようなチャンスは二度とないだろうと思ったが、人にものを教えるということに二の足を踏んだ。今まで全くそのような経験がない私がうまく教えられるはずがない。しかも最低でも一年、真冬になれば零下となる極寒の地で過ごすことも大変なことに違いない。ビッグチャンスだったことは間違いないが、お気楽に北京ぶらぶらの方が性に合ってるな。