A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Tokyo-5

2022-06-22 | Tokyo
魔都の中枢・東京界隈で久々の仕事。その後、遊歩一時。いろいろな気配が忍び寄ってくるのを感じながら、微かに革靴の音を響かせる。まるで時計が止まっているかのような、などと微塵も感じなかった。それどころか、頭上の巨大な掛け時計の長針が異常な顫動をしながら、刻一刻と時間を呑み込んでいる。窓という窓からは、懐かしさが噎せ返るように差し込んでいた。後ろ髪を引かれたような気がしたのは、場の磁力のせいだったのかも . . . 本文を読む
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