SNSを通じて、知人のとても楽しそうに見える日常に接する。一方で、SNSでは公開されず傍からは楽しさが垣間見えない楽しそうな人生もそこら中に存在する。その「楽しそう」は、知り合いとの生の会話から一次情報として知り得る。要は、SNSでの公開非公開で、誰のほうが充実してるなんて偏見に過ぎない。ただ、日常の嬉しさや楽しさを自然に見せて公表する人と、それが億劫、苦手、はたまたそれ自体にまったく興味のない人がいるということ。SNSによって人の私生活が格段に目に触れやすくなった一方、実はたくさんの人や思いがさらに奥へと引っ込んでもいる。見えるものに目は向けど、見えないものの声を聴きたし。｜仮想世界を蓄積しすぎなので、いまは自分の目と足で現実世界を稼ぎたい。ネットでの公表は控え目にして。｜一個人にも周期変化はあるだろうが、SNSは見せたいか見せたくないか（自己顕示欲）について、その人の姿勢を如実に示してくれる。｜
