千葉雅也氏の「日常のなかの創造性」、あるいは岸政彦氏の生活史的視点に影響を受けて、コロナ自宅待機期間の、とある2日間の日常を切りだしてみる。||昼食に焼きビーフンを作る。肉は少なめで、野菜5種類とよく炒め、生姜、スパイス、塩、コショウなどで味を調整し、そののちにビーフンを投入。美味い。/20年前ぐらいに買ったアタカマ石(チリ)という緑色の鉱石を見つめる。しばし繁々と見つめる。理由は特になし。/どの分野かは言及しないが、理論書を読む。/どの分野かは言及しないが、教材を作る。/海外の友人からご好意で送られてきたマスクを、郵便局から友人に送る。/夜、風呂上がりに缶酎ハイを呑みながら作曲。ヴァーチャルでどれだけリアルなメタルが作れるかに挑戦⚡本当はHAKENみたいな曲を作りたいのだが、凄すぎてまだ無理。ついでに、複数のFreeのPlugin SyntheをPCにdownload。最近気にいっているのは、u-heというドイツのプラグインメーカー。聴いたことがないプリセット音をちょっと聴くだけでも右脳が刺激され、創作意欲が湧く。ドイツ、食事以外は好きな国のひとつ。/朝、TwitterやFBを少し見る。/午後、同僚と長電話し、今後の戦略を練る。/理論書以外の本を読む。/夕方、犬の散歩をする。入ったことのない路地に敢えて迷い込み、非日常を感じる。住宅地の一軒家やマンションの横を通り過ぎながら、ひとりひとりの人間の日常生活のあまりに大きな違いを想像しながら、途方に暮れつつ、日も暮れる。散歩の時間は、クオリアに満ちている。||2日間だけでもいろいろなことをしたり、考えたりしているものだ。/ほんとはもっと微細に書いた方が自己客体化、自己の他人視はしやすいのだが、そこまでする時間はない。/変わらない自分なんていない。時が過ぎれば、未来の自分が、いまの自分の所業を不思議な目で見つめていることだろう。いまとは違う未来の自分がどんなところに立っているのかで、過去の景色も変わってくる。||BGB:①『積読こそが完全な読書術である』(永田希著、イーストプレス、2020年) ②『メタル脳~天才は残酷な音楽を好む』(中野信子著、KADOKAWA、2019年)
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