「浮き沈み」という言葉は、物事・人物・集団などが栄えたり衰えたりする波がある時に表現しますが、この数年間コロナ禍で痛いほど感じた人もいたことでしょう。最近では物の値上りで暮らし向きが沈みそうと感じています。
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグE組で、日本代表はスペイン代表に2-1の逆転で勝ち、1993年に涙した「ドーハの悲劇」の場所でした。試合の後半開始から6分で逆転に成功し、アディショナルタイム7分は、実況中継をラジオで聞いていても長く感じ、終われば「ホッ」とため息がでました。
「浮き沈み」の言葉の使い方は、「物が浮いたり沈んだりしている時」や「物事・集団が栄えたり衰えたりしている場合」、「良いこともあれば悪いこともある時」に使い、ゲームやスポーツでも感じることがあります。
誰にでも気分の浮き沈みというのはあるものです。自分ではコントロールできないほどの激しくつらく沈んだ状態や、時には激しく高揚した状態となることもあります。仕事などで支障をきたす場合は、医師と相談することも必要です。
日本経済の「浮き沈み」もあり、新型コロナウイルス禍で半導体の不足が続いてきましたが、転調の色が濃くなっているといわれます。「シリコンサイクル」と名前が付くほど注目され、生産量や価格の変動が激しく、浮き沈みが景気全体に与える影響も大きかったのです。
寒くなって気温の「浮き沈み」はやや緩和され、いよいよ低温ばかりの冬がやって来ました。インフルエンザやコロナ感染の拡大や減少の報道で気持ちの「浮き沈み」を強く感じます。年内には両方ともワクチン接種を終える予定です。