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明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

そん度・間抜け

2022年12月19日 | 日記

 1昨日、愛知県が主催する年間10回の中高年再就職者支援セミナーが終わりました。私にとっては前々から望んでいたことで、良い経験であり関係者には大変お世話になりました。

 若い頃、話すことが仕事になるとは思ってもいませんでした。中高年にとっては、離職すれば直ちに不安が襲いかかります。「経済 不安」「孤独 不安」「健康 不安」いずれも三大 不安の解消には早期に再就職し、生きがいにつなげることが幸せの早道だと、経験を通して話しかけてきました。

 話すプロの落語や漫才、テレビドラマなど、言葉や動作などセリフの間に挟む言葉、「間(ま)」の使い方は、私にとって大切な勉強です。「間」は決して無駄ではなく、次の言葉を出す前に、視聴者に考える時間を投げ掛けていると思っています。

 ただ、「間延び」や「間が抜ける」のは、大切なものが抜け落ちることを意味し、心得ておかねばなりません。

 間が抜けるといえば、コロナ禍で普及したオンラインの会議や交流は、中高年にとっては負担が多く、距離や時間、空間に間(ま)がなくなったことで、便利でムダがなくなりました。しかし、余白の面白さも省かれました。

 新型コロナ禍で普及したオンライン会議や交流は、会合の合間や終了後の談笑という大切な余白の時を奪った面もあるようです。ウエブを通して人と人との距離が縮まったかどうか疑問です。

 時節柄、忘年会を迎える頃となりました。民間の全国調査機関によると、職場で忘年会の開催を望んでいるのは20代に多い傾向があったとのこと、「同僚や上司とコミュニケーションを深めたい」といった意識が高いというのです。

 一方、年代が上になるほど忘年会開催に消極派が目立つようです。若い人への“そん度”が働いているのか、それとも「仕事以外で人と関わりたくない」ということなのか?・・・。新旧世代の「間が抜ける」ことによって、大切なものを抜け落とさねば良いが・・・・とも。

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