由流里舎農園

歯科医師(歯学博士)・野菜ソムリエの島谷浩幸がお届けする気ままな農天気ブログ

続・雑誌掲載・・・。

2012-04-17 08:15:40 | 日記
先日も書きましたが、
雑誌「ソトコト」6月号に、
私が提唱する歯磨き法「スロー・ブラッシング」の内容が掲載されます。
(5月2日発売。ロハスピープルのための快適生活マガジン、ですね)


私の著書「歯磨き健康法」(アスキー新書、2008)でも書きましたが、
スロー・ブラッシングの「スロー」は、
単に「ゆっくり」という意味合いではなく、
スローライフ、スローフードで言うスローを意味します。
何というか、もっとエコ的な…ね。


2年前に野菜ソムリエの資格を取得したのも、
その延長ですね。
わが家の家庭菜園(プランターの小さな空間ですが)にも、
スローな雰囲気が漂っています。
家庭菜園こそ地産地消の極みだよなー、なんて。


このブログ自体も、
スローな内容で今後も書き続けたいと思います。
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きくらげ・・・。

2012-04-16 07:50:28 | 日記
土曜日の晩放送の日本テレビ「満点☆青空レストラン」。

宮川大輔さん(元お笑いコンビ・チュパチャプス。昔「天然素材」出てた頃、面白かったなぁ…。
相方が、ほっしゃん。ご存知です?私は大阪人なので、なじみですが)が進行役を務めて、
話題の食材を求めて全国各地を飛び回る番組とでも言いましょうか。

テーマの食材は、大分県の原木栽培のキクラゲ。


私は以前にも書きましたが、キノコが大好き。
料理するのも、食べるのも、生物学的にも(専門が微生物学なので)。
なので、キノコのキクラゲは注目食材!

味・風味は地味ですが、
ゲストのふかわりょうさんがコメントしていたように、
熱を加えても変わらないコリコリとした食感。
他にはない魅力だと思いますねぇー。

シンプルに炒め物にしたりもしていましたが、
あれも美味しそうでした!
ちなみに、私はエリンギのオリーブオイル炒め(味付けなし!)が大好きです。
超・シンプル。塩コショウ振っても美味しいです。


昨夜は、シメジ、モヤシ、鶏のササミだけの、
これまたシンプルな具(最後に刻みネギ入れた)のスープを中華ダシで頂きました。

キノコは、免疫力も高めますし、食物繊維も豊富。
健康的な食材ですし、もちろんあの食感は十分な咀嚼を促します。
料理も簡単。煮ても焼いても炒めてもよし!
うーむ…。素晴らしいのひと言に尽きます!
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野菜と肉と歯の形

2012-04-13 07:53:30 | 日記
歯の形……前歯は厚みが薄く尖って。奥歯はずんぐりと丸く。
これって、ちゃんと意味があるのですよね。

著書「歯磨き健康法」(アスキー新書、2008)にも書きましたが、
簡単に言うと、
前歯は食物を「噛み切る」役目、奥歯は「すりつぶす」役目があります。



肉食動物、一部の魚などは歯が尖っていますよね。
肉を噛み切ったりするのに効果的な形。
前から3番目の歯は尖っていて、実際に「犬歯」とも言います。
いわゆる「八重歯」もそうですね。

草食動物の歯は臼の形。臼歯とも言います。
臼のような形の広い面積で、すりつぶします。
6歳のころに生えてくるのは、「第一大臼歯」。
ちゃんと名前があります。



ということは……、歯の形がちゃんとしていないと、
その機能を十分に発揮できないのです。
奥歯に虫歯があって穴が開いていたりすると、
野菜の食物繊維が入り込んで痛みになったり。
歯周病で歯が抜けてなくなっていたら、機能さえできません。
食材を丸呑みしなくてはならないのです。
有効な栄養素さえ不十分な吸収になり、消化不良の原因にもなります。

歯を失うおよそ半数、50%の原因は「歯周病」。
いかに丁寧に歯磨きをして、歯を大切に守るか。
歯磨きの大切さが改めて分かります。

野菜ソムリエの私としては、
料理をより美味しく頂くためには、
その人の歯の状態に合わせて調理することが大事だと考えます。
入れ歯を使っているなら、
固いものは控えて、小刻みにして柔らかく煮込むとか。
調理の工夫は大切ですね。
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野菜と味覚・・・。

2012-04-12 08:43:50 | 日記
味を感じる、と言えば、
口の中の特に「舌」。
舌の表面に、
味蕾細胞という味を感じる時に働く細胞があります。

さて、昨日「咀嚼」の話をしました。
「噛む」という顎の動きが大切だということ。
今日の「味覚」というテーマでも大切です。
唾液分泌は、正常な味覚に不可欠の存在です。




料理で薄味にすると咀嚼の回数が増える、
とある本に書いてありました。
和食、たとえば薄味の野菜の煮物とかそうですよね。

甘味、塩味…などに加え、私たち日本人は「旨味」も感じます。
和風だしの旨味。
薄味で素材の味を引き立てます。
野菜の多い和食には不可欠の味付けです。

野菜ソムリエの私としても、味覚の旨味は注目したいところ。
高血圧予防のために塩分少なく、旨味多く。酢も大事。
味付けの工夫ですね。




味覚には、亜鉛「Zn」の存在も大切です。
味覚異常を訴える患者さんも時々来院されますが、
亜鉛の摂取不足が疑われる場合もあります。
もちろん、ミネラルは野菜でも摂取できますので、
もし思い当たる方がおられましたら、
一度内科の先生にご相談されてみては?
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歯と野菜・・・。

2012-04-11 12:04:34 | 日記
歯と野菜の関係で言いますと…。

まずは、噛むこと。
咀嚼(そしゃく)ですよね。
しっかり噛まないと、
必要なビタミンなどの栄養素も有効に摂取できません。


特に食物繊維が豊富なゴボウなどは、
しっかり噛むことが必要ですよねー。
ただ、噛むことは単に食材を細かくするだけでなく、
唾液の分泌を促進し、脳の活性化にもつながります。

唾液の分泌は、虫歯・歯周病予防にもつながります。
脳の活性化で言うと、
脳梗塞の後遺症などで手足が不自由になってリハビリしますよね。
この「咀嚼」の顎の動きがすごく大切だとも言われ、
咀嚼は、手足の作業よりも脳を活性化するという科学的データもあります。


しっかり噛むために、…。
生野菜は大切です。
火を通すと、
しなっと柔らかくなって歯ごたえが弱まりますからね。

セロリやニンジン、
そのまま水洗いしてガブッっと行きましょう。
ただそのためには、健康な歯が大切。
「リンゴを齧ると(かじると)、歯ぐきから血が出ませんか?」という、
かつてのテレビ・コマーシャルが懐かしく思い出されます。


美味しく効果的に野菜を頂くためにも、
健康な歯は大切です!
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