じっとしていても汗がふきだしてくる毎日だが、暦の上では立秋を迎えている。外勤仕事は調査で方々へ出かける。猛暑が続くからといって控えるわけにもいかない仕事だ。炎天下で記録をとったり、デジカメ撮影をするのだが、内勤でパソコンへ入力する単調な繰り返し作業よりも性には合っている。炎暑に負けないよう一日で一番、しっかり食べるのが昼飯で先日も川崎市の武蔵中原の場末にあった「キッチンファミリー」が当たり店だった。表に掲げてあった多ジャンル総花メニューに疑心暗鬼となるが、ここの「酸豚ランチ」750円等は大当たりだった。椎茸、キュウリ、ニンジン、小さめ豚肉の具材がところせましとひしめいている。しかもカラッとした下揚げで野菜類の保湿も適切だ。甘めな片栗のトロミ餡との絡げ具合がとてもよかった。新橋・田村町付近の「新橋亭」のランチ酢豚等と比べても無名ながら格上の味に満足する。夏バテの克服はよく食べる、よく眠る、汗の分に見合う水分補給という昔ながらの対処しかない。
家にいる時の夏バテ対策食材でこのところ毎日活躍しているのが曽我の梅干しと自作冷製汁粉だ。梅干しは7月のフリマでゲットした蓋付壷屋焼きの中で見事納まっている。
そして冷やし汁粉は最近、葉山散歩の寄り道でゲットした小池陶器店販売、魯山人写しの蟹絵茶碗だ。美濃の窯で焼いているとの話だった。これは最初、飯椀として使ってみたが相性がよくない。内側の傾斜が垂直すぎてご飯には向かないようだ。そこで夏食材らしいトコロ天、汁粉用に出番が回った。
睡眠が浅い傾向になりやすい夏の宵だが、熟睡の為に梅酒を少し飲んでから寝るようにしている。器は金城敏男のお猪口あたりがふさわしい。魚紋の絵付けがなんだか夏バテを雲散させてくれそうである。旧盆になる次週だが週の初めの仕事が終えたら長い休暇がやってくる。この休暇には一般道や山岳道ばかしのコースを選んで信州、木曽付近を踏破してこようと今から地図と睨めっこする毎日である。
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