新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

伊方原発署名 〆切もうすぐ

2015-09-23 13:32:52 | 原発問題


6・7集会で提起された、県知事に再稼動を認めないことと、住民の声を聴く「公開討論会」開催を求めた新署名。
〆切が9月30日と近づいております。


鹿児島の川内原発に続いて、愛媛の伊方原発3号機の再稼動が狙われています。

9月の県議会最終日の10月9日に知事が同意するのでは?との憶測もあります。

形ばかりの住民説明会で、意見も不安も口にできないまま再稼動なんて納得できません!



お手元にある方は、周りの方にもお声掛けしてもらい、欄を埋めて届けてくださると嬉しいです(^-^)

手元にないけれど、是非協力したい!という方は、「伊方原発をとめる会」のホームページから署名用紙をダウンロードしていただくのが一番早いです。

新婦人事務所にも署名用紙がありますので、お声掛けください。

6・7集会に参加しました

2015-06-08 13:26:38 | 原発問題

こんにちはー、ほりかわです。

6月7日の「伊方原発再稼働やめよ‼︎フクシマを繰り返すな‼︎6・7集会」に参加しました。
城山公園には、四国4県からだけでなく、中国・九州地方からも3000人近くの人が集結‼️

山本コータローさんのライヴ&トークは聴き逃してしまいましたが、各県からの参加者の発言は目からウロコが落ちそうなものもありました❗️

これからは、愛媛県知事に宛てた新署名
「①伊方原発の再稼働を認めない
②住民の声を聴き、原発問題の本質を深める「公開討論会」の開催ーの二点を求める」ものです。
第1次締切は9月30日です‼️



前回の署名は総数26万人だったと、伊方原発をとめる会からの発表がありました。
これを上回る新署名を積み上げたいですね^_^

翌8日、とめる会は中村知事に集会決議を提出しました。




【集会決議】

2015年5月20日、原子力規制委員会は、四国電力伊方原子力発電所3号機の新規制基準適合性審査について、事実上の合格通知に当たる「審査書案」を発表しました。しかし新規制基準自体が、東京電力福島第1原子力発電所の事故原因についての徹底検証を踏まえておらず、基準地震動は平均を基礎に策定され、事故時の住民避難については全く触れないもので、「緩やかにすぎ、安全性は確保されない」ものです。

四国電力の申請した基準地震動650ガルは、国内で観測された最大地震動4,022ガルと比較しても明らかに過小評価です。佐田岬半島に位置する伊方原発の狭い敷地では、過酷事故が発生した場合、汚染水などの処理施設を設ける場所もありません。事故対策のための要員や物資の搬入さえ困難です。原発より西側の住民、約5,000人の逃げ場は、海と空です。津波や悪天候による複合震災の場合、船の接岸もヘリコプターの着陸もできません。使用済み核燃料の処理問題も未解決のままであり、伊方原発3号機はプルサーマルによって一層危険な原発です。事故があれば瀬戸内海は「死の海」となり、日本は壊滅です。

私たちは、政府や電力会社の無責任な原発推進を到底認めることはできません。伊方原発をはじめ、高浜原発、川内原発の再稼働は、「フクシマ」をなかったことにし、今なお、原発事故によって苦悩の中にある人々を切り捨て、見捨てる「棄民」の暴挙です。田中俊一原子力規制委員会自身が「安全だとは言えない」と言っている原発を稼働させることは、住民を不安の中におとしめることであり、倫理上も許されません。
原発が人類と共存できないことは福島原発事故で明確に証明されました。原発問題は「いのち」の問題です。経済を「いのち」に優先することは絶対に許されないことです。「いのち」の犠牲によって成り立つ電気は要りません。

以上、決議します。

2015年6月7日
「伊方原発再稼働やめよ‼︎6・7大集会」参加者一同

6・7 松山城山公園へ!

2015-06-05 22:52:22 | 原発問題

いよいよ明後日に迫ってきました、「フクシマを繰り返すな!伊方原発再稼働やめよ!6・7大集会」。
新婦人では、会員さんに「赤い服で来てね!!」と呼びかけをしています。
6月に入り梅雨入りしたようですが、当日雨が降らなければいいですね。




5月20日に、原子力規制委員会が四国電力伊方原発3号機の再稼働の前提となる原発の規制基準に「適合」したとする「審査書案」を了承し、30日間の意見募集を行うことを決めました。

事故時の住民避難が審査の対象外など問題が山積みしたままで、住民の安全を保証するものではありません。

新婦人中央本部からもパブリックコメントで意見が出されています。
http://www.shinfujin.gr.jp/genre/report_3298




愛媛県は昨年、住民避難のシミュレーション結果を加え、広域避難計画を改定。避難計画が必要な半径30km圏内には7市町が含まれ、対象は13万人にもなります。
シミュレーションによると、13万人が圏外に出るのにかかる時間は、避難ルートの指定や車の相乗りなどで渋滞を抑制した場合、最短で6時間15分‼️



半島のほぼ全体をしめる伊方町は人口約1万人。うち約5000人は原発の西側に住みますが、事故で放射能物質が漏れた場合は原発近くの道路を通って避難するわけにいかず、半島の先端近くにある三崎港から船で大分県などに避難する計画です‼️

実際に三崎地区に住む、伊方原発差し止め訴訟の原告の方は、「福島事故のときは着岸すら難しく、逃げられる状態ではなかった。船で避難というのは最初からあり得ない。これを計画する神経がわからない」と疑問視、いえいえ、怒ってます。


また、「伊方原発の敷地は狭いため、汚染水の事故があった場合、タンクなどの処理施設を造る場所が足りないことや、大規模な地震が起きると要員や物質の搬入さえ困難な地理的条件にあること。
さらに、瀬戸内海が閉鎖性水域であることから、ひとたび汚染水流出の事故が起きれば、瀬戸内海が死の海になる可能性が否定できない」との指摘もあります(伊方等の原発を止める会)。



規制委員会の「適合」判断は、昨年7月の九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、昨年12月の関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に次いで3件目です。

伊方原発の敷地前北側には東西に走る日本有数の活断層群「中央構造線断層帯」が位置しており、南にはマグニチュード9クラスの巨大地震が想定される南海トラフがあります‼️

四国電力は、考慮すべき地震の揺れ(基準値振動)を650ガルに、津波の高さを約8.1メートルに設定。過酷事故が起きた場合、最短19分で炉心が溶融し、1.5時間後に原子炉圧力容器が破損するとしていますが、これも想定が甘いとの指摘もあります。

知れば知るほど原発怖し!


いまは2年以上原発動いてないけど生活出来てる事実もあります!!

ひとのいのちが大事!
日本をどこも住めなくしないように、6・7集会で「原発なくせ!」の声を大きく大きくしていきましょう!!




アーサー・ビナードさんの伊方原発訴訟口頭弁論陳述④

2014-05-15 11:50:56 | 原発問題

 安倍総理大臣が去年「under control」と言ったのは、隠蔽する日本語のトリックによって「世論がコントロール下にある」という意味だったのかと疑いたくなります。

 「汚染水」をボトリングして販売する必要はありません。「汚染水」という日本語が流布するだけで、コマーシャルは大成功です。要するに、みんなが「水」の問題だと勘違いしていれば、ごまかすことができます。

 放射能のホの字、被曝のヒの字、ストロンチウムのスの字も表面に現れない「汚染水」のネーミングは、ミネラルウォーターの宣伝技術を転用した離れ業と言えます、キャンペーン開始から一気に広まり、正式名称として使われ、「汚染水」を言い換えることは、もう無理なのでしょうか。

 いや、実態とつながるまともな呼び名を使わなければ、日本語という言語は劣化します。劣化した日本語に惑わされて、私たちの思考も鈍り、下手をすれば伊方原発の再稼働を許してしまう可能性があります。再稼働を許したら、遅かれ早かれ、メルトダウンが起こるべくして起こるかもしれません。伊方原発3号機がメルトダウンをきたしてしまったら、福島第一原発の3号機と同様に、おびただしい放射性物質を海に垂らすかもしれません。

 そうなった場合は、「汚染水」と呼んでごまかすことは不可能です。なぜなら、世界一広い太平洋だからこそ、核分裂片がいくらか拡散されて薄まり、その結果いまのところ危機的状況を隠蔽できているのです。でも瀬戸内海という「うちうみ」に同じものを漏らしたら影響が如実に現れます。

 この日本列島で繰り広げられている現象を、太平洋の生き物の身になって日本語で正しく名づければ「海ころし」となるのです。「汚染水」ではありません。福島の浜通りで、いまこの瞬間も残酷な「海ころし」が続いています。それを見て見ぬふりをして、伊方原発の再稼働を認めたら、私たちは瀬戸内海を殺す犯人になりかねません。3月11日に、愛媛の「うちうみ」のほとりに立てば、選ぶべき道は見えるはずです。

(愛媛民報 2014.5.4付)


アーサー・ビナードさんの伊方原発訴訟口頭弁論陳述③

2014-05-15 11:31:38 | 原発問題

 テレビでこれまで何回も大々的に取り上げられ、新聞でもいったい何回1面のトップを飾ったことか。3文字の「汚染水」のみならず、派生語として「汚染水問題」「汚染水漏れ」「汚染水対策」「汚染水タンク」などなどと、全国にこの呼び名を浸透させるキャンペーンは、あれよあれよと知名度を高めていきました。

 日本の生活者の多くは、きっと「汚染水問題」をコマーシャルではなく、ニュースとしてとらえているでしょう。しかし冷静に見つめれば、広告代理店がひねり出した名称に違いありません。なにしろ本質を包み隠すように、最初から組み立てられているからです。

 科学的には、とても「汚染水」と呼べるような可愛い次元の問題ではなく、核分裂の「死の灰」が大量に流出する危機が続いています。半減期29年のストロンチウム90だの、半減期30年のセシウム137だの、半減期2万4000年のプルトニウムだの、人工的に作られた殺傷能力の高い放射性物質が、圧力容器と格納容器を溶かし環境に出て、無差別に生き物を蝕んでいます。

 処理も処分もできず、出口戦略すら描けていないのが現状です。風が吹けば飛ばされるし、雨が降ればいっしょに流れるし、おまけに、冷やしておかなければ再び爆発するおそれがあるので、絶えず水を注ぎ込まなければなりません。

 当然、溶け落ちた物質が地下水に触れて広がります。そんな深刻な人災を「汚染水」と軽く命名したのは、どうしてなのか?

 ストロンチウム、セシウム、プルトニウムをはじめとする危険きわまりない放射性物質は、大気中に出ても土に付着しても海に流れてしまっても、取り返しがつかないのです。その実態を矮小化して、ほんの一部だけ切り離し「汚染水問題」と名付けて、さも対処ができるみたいに「汚染水対策」を連呼することで、ごまかして時間を稼いでいる。

「炉心がぐちゃぐちゃに溶けて、圧力容器が無圧力のザルと化し、格納容器も穴だらけの茶こし容器になり、近寄ることもできない放射性物質がごっそり出ちゃって手の施しようがなく、このダダ漏れ状態は止められず、手詰まりだ。現場作業員の被曝線量を度外視しない限りは、ずるずるとごまかすのが関の山」と、もし政府が正直に認めた場合、原子力と核開発の利権構造は崩れてしまいかねません。

 原発海外輸出の商談はポシャるし、もちろん国内の再稼働、この愛媛の伊方原発の再稼働もできなくなります。ただでさえ回らない「核燃料サイクル」も、原子力規制委員会の「安全審査」も、噴飯ものと見抜かれてしまいます。(愛媛民報 2014.4.27付)