新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

2017 新年のごあいさつ

2017-01-06 11:59:34 | ブログ
平和の新婦人を太く大きく!

 2017年、今年もよろしくお願いいたします。
 昨年は、四国を囲むように九州、中国地方、紀伊半島などで地震があり、余震も続いています。また、台風など災害の多い年でした。
そのような不安定な状況がつづくなか、中村県知事は伊方原発の再稼働に踏み切りました。そのうえ、安倍自公政権は憲法違反の安保法制(戦争法)による南スーダンへの駆けつけ警護、TPP(環太平洋連携協定)、カジノ解禁推進法や年金カット法を強行採決しました。
 私たちが平和やくらしを守ってほしいと願っていることと真逆の方向に政治をすすめようとしています。
1月からの通常国会では、追い打ちをかけるように社会保障大改悪や憲法改悪がねらわれています。

 今年は、憲法施行70年、新婦人創立55年、秋には新婦人第28回全国大会が開かれます。
わたしたちは、友愛の新婦人として、”核兵器なくそう!軍国主義の復活はゆるさない!生活の向上、女性の権利、子どもの幸せのために”など5つの目的をもって運動しています。
その運動を引き続き発展させ、太く大きな綱にしていきましょう。

 また、沖縄辺野古への新基地建設・高江のオスプレイヘリパット建設強行反対、基地はいらないとたたかっている沖縄と連帯してとりくんでまいりましょう。

 『新婦人のここがいい!』を語り合いながら、若い世代とともに仲間をふやしていきましょう。

新日本婦人の会愛媛県本部  会長 来島頼子

愛媛県立高校の政治活動届出制のまとめを…

2016-05-29 15:11:10 | ブログ

やってくれました、愛媛新聞!!

5月27日付で、高校生の政治活動について一面記事と14・15面に特集を組んで、愛媛県内59の県立高校の対応を取り上げてくれました!

抗議が多く、「書面での届出」制から「口頭でも可」という対応に変わったと、県内のテレビニュースでもしていました。


でも、私たちが望むのは、一面記事で私学の教諭が話されているような

「高校生の自主性を尊重するべき」で、

「正しい知識をもって選挙に行けるような教育に力を入れる」ことです!





14面では、先日要請文と懇談をしに行ったときに対応してくださった長井さんが取材されていました。



県は、ピントのずれたこの対応を一刻も早く見直すべきです。

参院選に向けて

2016-04-28 18:13:15 | ブログ


4月の県本部の会議で、新日本婦人の会の呼びかけ人 羽仁説子さんの「これからのエチケット ー政党支持の自由についてー」の資料をいただきました。

新婦人は1962年10月19日の設立なので、設立準備中に書かれた文章ということになります。
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「1962年4月15日付 新しい婦人組織のための連絡ニュース」より

「政党支持の自由の原則」ということばは、もう何年来うたわれるようになっています。しかしこの原則を正しくみんなが自分のものとして理解し、行動してきたかというとまだまだ不明確だったと思います。

私たちの会の性格(案)は、「思想信条をこえて目的に賛成ならば誰でも入会できます」私たちの思想や信条は、この会に入ってからその運動をとおしてお互いに変化し成長していくことでしょうが、大切なことは、いつでもこれは、だれの前にも開かれていて、つぎつぎといろいろな思想や信条をもった人が入ってこられるものでなければならないことです。

私たち婦人の問題は、日々の小さいなやみから、大きな民族的な問題まですべて政治につながっているということはいいすぎではないでしょう。
まだ草案ではありますが私たちが目的としてかかげ、それをめざして力をあわせていこうとしている五カ条(憲法改悪に反対し…日本の独立をかちとり…民主主義をまもり…平和をうちたてます等々)もすべて政治にかかわる問題です。

私たちが大きく手に手をとりあってこれらの目的の実現のため努力していくならば、その一歩一歩が、小さな政治活動であり、全体として大きな政治力になるでしょう。そして、各政党と協力していくことは、日常の問題になります。

こうして私たちは、自分たち婦人の問題のため闘っていく過程で、どの政党とどのように協力出来るか、どの政党がどの問題では味方であるかを、単に選挙期間中でなく、日々、身をもって学ぶことになるでしょう。


政党支持の自由ということは政治からの逃避でないことはいうまでもありません。いかなる政党の人もこの会に入ることができるし、政党員としてのその人の政治活動は自由であり、保障されなければならないのです。

「あの人は自民党に投票したらしいとか」「あの人は共産党の応援演説をしていた」とかいうことで非難したり、片付けたりしないで、おたがいにその主張や話を落ちついてききあう寛大な気持ちをもつことが、これからのエチケットだと思います。

これらのことを、おたがいがはっきりと心にとめ、しっかりと身につけていくならば、きっと私たち新しい婦人組織の間でこそ、正しい政治活動のスタイルが生み出されていくことと信じます。


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4月の県本部の会議では第167回中央委員会決定の学習をしたのですが、決定の中には今年夏の参院選について具体的な方針がありました。

班会などで読み合わせしていると、「政治的なことが書いてあると自分と遠い問題に感じる」と言われる方がけっこういるんです。

でも、羽仁さんの文章を読んで、自分たちのしあわせのために活動していると必ず政治的な問題にぶち当たってしまうものだとあらためて思いました。


「安倍政権の退陣」が明記してあることについても、新婦人の「5つの目的」にことごとく反する政策をすすめ、国民からの反対意見をききもしない、反省もしない安倍政権は退陣してもらうしかないという方針なんですね。


【新婦人「5つの目的」】

◎核戦争の危機から女性と子どもの生命をまもります

◎憲法改悪に反対、軍国主義復活を阻止します

◎生活の向上、女性の権利、子どものしあわせのために力をあわせます

◎日本の独立と民主主義、女性の解放をかちとります

◎世界の女性と手をつなぎ、永遠の平和をうちたてます


野党が共闘するという、今までにない動きも出ています。

公約も憲法も守らない政権は要らない!の声を大きくして、安心してくらせる政治をしてくれる政権を望みます。


熊本の地震

2016-04-17 10:14:03 | ブログ
熊本県の地震災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


14日の午後9時26分頃、16日の午前1時25分頃とも、松山でも揺れを感じました。

特に16日未明は真っ暗な中に、携帯電話の緊急地震速報が鳴り出し、大きな揺れがきて(震度4でした)とても怖かったです。

再稼働されている鹿児島県の川内(せんだい)原発のことが気がかりです。

何か起こる前に、政府は運転停止をしてほしいと心から思います。


まだ余震が続くとのこと、九州地方の方は不安な時間が続くことと思います。


天候が崩れませんように。

救助される方がひとりでも多く無事でおられますように。

ライフラインの早期復旧を祈っております。


2015愛媛県議選挙の結果について

2015-04-14 12:49:41 | ブログ


4月12日投開票を終えた愛媛県議会議員選挙(総定数47)、投票率が45.35%と過去最低を記録しました。

<合区選挙区>
〇松山市・上浮穴郡(松山市と久万高原町)40.37% (定数16・立候補18)
〇伊予郡     (松前町と砥部町)  51.30% (定数2・立候補3)
〇今治市・越智郡 (今治市と上島町)  44.57% (定数6・立候補8)
〇宇和島市・北宇和郡(宇和島市と松野町と鬼北町)57.88% (定数4・立候補5)
〇八幡浜市・西宇和郡(八幡浜市と伊方町)    53.79% (定数2・立候補3)
〇南宇和郡区(定数1・立候補3)

<単独市長選挙区>
●四国中央市 37.62% (定数3・立候補4)
●新居浜市  44.89% (定数4・立候補5)
●西条市   50.00% (定数4・立候補6)
●伊予市   54.00% (定数1・立候補2)
●愛南町   72.65%

<無投票>
大洲市・喜多郡(定数2)
東温市(定数1)
西予市(定数1)


県政の重大問題である「伊方原発の再稼働問題」について、あるいは安倍政権がすすめている政策・国政について
論戦がはずまなかったことが低投票率につながったのでは…と愛媛新聞に書いてありました。



うーん、たしかに。


愛媛新聞上での事前アンケート。
「伊方原発の再稼働」についても、「エネルギ―政策」に関しても、「現愛媛県知事の県政」についても、
はっきりした態度を取らない候補が多く、盛り上がらなかった。
(「知事提案に全部賛成してるのに△評価って、この人たちどういうつもりよ?!」と新聞読んで怒っていた知人がいました)


そして、私が松山市内で見かけた選挙カーの数も6台ほどでしたが、ほとんどの候補が名前の連呼。
そして、たまに「やる気」「情熱」といった類のことばが出てきたのみ。
具体的な政策を、候補者が本人が言ってるのを聞いたのは、共産党候補だけでした。(タイミングが悪かったのもあるのでしょうが…)


低投票率なのも、有権者の無関心だけの問題じゃないのでは…?と思えてきます。

あとは、女性議員が一人になってしまったというのが残念でなりません
女性の視点からの問題指摘ができないってことですから。



2015年4月14日付の愛媛新聞社説が、とても的確に、今回の県議選挙について分析・指摘していると思います。