こんにちは、ほりかわです。
12月18日の学校おしゃべりカフェに参加してきましたー
年の瀬の慌ただしさとノロウィルスなど病気が流行って、参加者は少なかったものの、
その分、ファシリエータ―の現役中学校教諭から濃いお話が聞けて、あっという間の2時間でした。
〇まずは、中学生のスマホ事情について。
親との共有を含めると大体7、8割の生徒が使用しているそうです。
使用目的は、「連絡をとる」「ゲームのため」などいろいろだそうですが、
学校や地域によって持っている率が違うというお話に「なるほど!」と思いました。
親が家にいると持っていてもそれほど使わないけれど、母親が仕事をしていると使い方も変わってくる…のだそうです。
両親が共働きだと、連絡とるのにも簡単だから早めに買い与えるという傾向があるそうです。
やはりLINEなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス:人と人とのつながりを促進・支援するコミュニティ型のWEBサイト・ネットサービスのこと)のトラブルが
小学校高学年から起ってくるようでPTAでもキャラクターを使った教育などが始まっています。
多くが「退室のタイミング」や「既読スルー」などで、SNSでの些細なすれ違いから実生活の人間関係に影響が出てしまうのだとか。
早めに対処できれば、問題が大きくなる前に解決できるのだそうですが(もとのきっかけは些細なすれ違いからなので)、
大人(第三者)がいない空間でのことなので、把握するのがどうしても遅くなるのだそうです。
または、スマホを共有している親が、子どもたちの会話にびっくりして相談するケースも増えているそうです。
「何か問題が起こると、大人は”使うな!”というけれど、実際大人が使ってるんだから説得力ないでしょう?」という先生のことばが印象的でした。
〇次に、中学校での勉強事情についてお話していただきました。
Q.「中学生になってから全然勉強していないように見えて心配…。宿題はしているようだけど。」
小学校は受験がないから、教科の順位以外のところをみてくれる。教師も親もそれほど「勉強しなさい」と言わなくて良い環境だと言える。
中学校になると高校受験があるので成績に順位があり、
親としても手が離れるので、学校に行っている間は預ける感覚で自分の時間だったり仕事をする余裕が出てきて、子どものことを見る時間が少なくなる。
なにかおねだりされると「成績が上がったらね」と条件をつけてしまうのは、大人の側が、子どもが頑張っていることを評価するものが勉強以外にないということ。
宿題をしていない様子が見られるなら、それは学校で済ませている可能性がある。
学力テスト対策で、昔に比べて全体授業が減りプリント学習が増えている。
小学校の頃からそれぞれのペースでこなしている素地があるので、プリントの時間に、授業と関係ないことをしていても指摘しにくい。
「昔の学校と比べると、子どもたちは学ぶことが楽しくなさそうに見えてしまう。」と言われていました。
Q.「なんか7時間授業がはじまるというプリントをもらって帰ってきたんですが…。なぜ?」
時間割は、中学校だと教科別になるので調整がしにくい(小学校だと、総合学習の時間に足りない単位の授業を充てて調整することもあるようです)。
行事などで授業の進み方がまにあわなくなり、7時間にせざるをえなかったのではないかと思う。
Q.「違う校区のママ友さんから”習熟度別授業があり、大変だった”と聞きました。どの学校でも実施しているものなんですか?」
文部科学省の方針として、クラスを二つにわけて授業をする「少人数指導」がある。
TTの先生が入ってクラスを二つにわけて授業したのだと思うが、学校の判断で「習熟別」にしたのだと思われる。
学校によっても違うし、その年年の状況(クラスの状況や予算)でも変わるもの。
ママたち「えー!!各学校で予算が違ったりするんですか?!」
先生「(にやり)書類の提出が大変だからあんまりしたいと思いませんけどね」
〇松山市内の中学歴史教科書が長年「東京書籍」だったのが今年から「育鵬社」に変わったことについて(ファシリテーターの先生は社会科教諭です)。
愛媛では長年「東京書籍」で授業研究を重ねてきたこともあるので、教科書をつかって授業する先生はすごくやりにくいのではないかと思う。
「愛媛県は、テストは教科書から出す」という慣例があるが、そういう観点からも使いにくいと感じる。
「育鵬社」の教科書では、最新研究が反映されていない箇所がある(「育鵬社」と「東京書籍」の教科書を見せてもらい、指摘された場所も確認しました)。
ママたち「こうやって比較してみると、育鵬社の教科書の記述はすごく細かくたくさん書かれているところと必要な単語だけで済ませているところと記述の落差というか、気合の濃淡がはげしいですね
東京書籍は、必要な情報を流れがわかるようにまんべんなく書いてある印象を受けます。」
先生「多分、育鵬社は、執筆された先生が好きな範囲は記述が多いんでしょうね。構成もずいぶん違うでしょう?」
*学習指導要領のこと、道徳の教科化のこと、これからはじまる小学校の英語教育についてもお話いただいたのですが、メモが間に合いませんでしたm(_ _)m
学校のことについて、知らないことがたくさんあるなぁと感じた2時間でした。
また、企画してお話お聞きしたいと思います。
先生!
お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました
12月18日の学校おしゃべりカフェに参加してきましたー
年の瀬の慌ただしさとノロウィルスなど病気が流行って、参加者は少なかったものの、
その分、ファシリエータ―の現役中学校教諭から濃いお話が聞けて、あっという間の2時間でした。
〇まずは、中学生のスマホ事情について。
親との共有を含めると大体7、8割の生徒が使用しているそうです。
使用目的は、「連絡をとる」「ゲームのため」などいろいろだそうですが、
学校や地域によって持っている率が違うというお話に「なるほど!」と思いました。
親が家にいると持っていてもそれほど使わないけれど、母親が仕事をしていると使い方も変わってくる…のだそうです。
両親が共働きだと、連絡とるのにも簡単だから早めに買い与えるという傾向があるそうです。
やはりLINEなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス:人と人とのつながりを促進・支援するコミュニティ型のWEBサイト・ネットサービスのこと)のトラブルが
小学校高学年から起ってくるようでPTAでもキャラクターを使った教育などが始まっています。
多くが「退室のタイミング」や「既読スルー」などで、SNSでの些細なすれ違いから実生活の人間関係に影響が出てしまうのだとか。
早めに対処できれば、問題が大きくなる前に解決できるのだそうですが(もとのきっかけは些細なすれ違いからなので)、
大人(第三者)がいない空間でのことなので、把握するのがどうしても遅くなるのだそうです。
または、スマホを共有している親が、子どもたちの会話にびっくりして相談するケースも増えているそうです。
「何か問題が起こると、大人は”使うな!”というけれど、実際大人が使ってるんだから説得力ないでしょう?」という先生のことばが印象的でした。
〇次に、中学校での勉強事情についてお話していただきました。
Q.「中学生になってから全然勉強していないように見えて心配…。宿題はしているようだけど。」
小学校は受験がないから、教科の順位以外のところをみてくれる。教師も親もそれほど「勉強しなさい」と言わなくて良い環境だと言える。
中学校になると高校受験があるので成績に順位があり、
親としても手が離れるので、学校に行っている間は預ける感覚で自分の時間だったり仕事をする余裕が出てきて、子どものことを見る時間が少なくなる。
なにかおねだりされると「成績が上がったらね」と条件をつけてしまうのは、大人の側が、子どもが頑張っていることを評価するものが勉強以外にないということ。
宿題をしていない様子が見られるなら、それは学校で済ませている可能性がある。
学力テスト対策で、昔に比べて全体授業が減りプリント学習が増えている。
小学校の頃からそれぞれのペースでこなしている素地があるので、プリントの時間に、授業と関係ないことをしていても指摘しにくい。
「昔の学校と比べると、子どもたちは学ぶことが楽しくなさそうに見えてしまう。」と言われていました。
Q.「なんか7時間授業がはじまるというプリントをもらって帰ってきたんですが…。なぜ?」
時間割は、中学校だと教科別になるので調整がしにくい(小学校だと、総合学習の時間に足りない単位の授業を充てて調整することもあるようです)。
行事などで授業の進み方がまにあわなくなり、7時間にせざるをえなかったのではないかと思う。
Q.「違う校区のママ友さんから”習熟度別授業があり、大変だった”と聞きました。どの学校でも実施しているものなんですか?」
文部科学省の方針として、クラスを二つにわけて授業をする「少人数指導」がある。
TTの先生が入ってクラスを二つにわけて授業したのだと思うが、学校の判断で「習熟別」にしたのだと思われる。
学校によっても違うし、その年年の状況(クラスの状況や予算)でも変わるもの。
ママたち「えー!!各学校で予算が違ったりするんですか?!」
先生「(にやり)書類の提出が大変だからあんまりしたいと思いませんけどね」
〇松山市内の中学歴史教科書が長年「東京書籍」だったのが今年から「育鵬社」に変わったことについて(ファシリテーターの先生は社会科教諭です)。
愛媛では長年「東京書籍」で授業研究を重ねてきたこともあるので、教科書をつかって授業する先生はすごくやりにくいのではないかと思う。
「愛媛県は、テストは教科書から出す」という慣例があるが、そういう観点からも使いにくいと感じる。
「育鵬社」の教科書では、最新研究が反映されていない箇所がある(「育鵬社」と「東京書籍」の教科書を見せてもらい、指摘された場所も確認しました)。
ママたち「こうやって比較してみると、育鵬社の教科書の記述はすごく細かくたくさん書かれているところと必要な単語だけで済ませているところと記述の落差というか、気合の濃淡がはげしいですね
東京書籍は、必要な情報を流れがわかるようにまんべんなく書いてある印象を受けます。」
先生「多分、育鵬社は、執筆された先生が好きな範囲は記述が多いんでしょうね。構成もずいぶん違うでしょう?」
*学習指導要領のこと、道徳の教科化のこと、これからはじまる小学校の英語教育についてもお話いただいたのですが、メモが間に合いませんでしたm(_ _)m
学校のことについて、知らないことがたくさんあるなぁと感じた2時間でした。
また、企画してお話お聞きしたいと思います。
先生!
お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました