
「活かそう!まもろう!日本国憲法!5・3愛媛憲法集会2015」の今年のテーマは、
―子ども、若者が希望のもてる社会をめざして―です

そして、今年の記念講演は、浜矩子さん

紫に染めたワンレングスが印象的な、「アベノミクス」を「アホノミクス」とばっさり言い切った、あの浜さんが愛媛に来てくださいます

演題は「正義と平和が抱き合う時 ~いがみ合いの向こう側を目指して~」です。
どんなお話がきけるか、たのしみですね

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安倍政権が5月中旬の法案提出と今国会中の強行成立を狙っている「戦争するための法律」―。
知れば知るほど、不安になってきます。



これまで、自衛隊は、海外での武器使用は「自己防護」に限っていたものが、
PKO法(国連PKO(平和維持活動)参加の根拠となる法律)に、国連が統括しない活動への参加を盛り込み


「敵の妨害排除」「駆けつけ警護」のための武器使用を認めるものになっています

さらに、地球規模で米軍の後方支援を行う「重要影響事態法」や派遣恒久法では、宿営地で、米軍などと共同して武器使用ができるとしています。
また、従来禁止されていた「戦闘地域」への派兵を認め、銃弾が飛び交う「戦闘現場」になっても「捜索・救難」活動であれば活動を継続できると

そして、そして、もともと自衛隊が対処するのは「武力攻撃事態」という日本が攻撃されたときだけだったのが、
1990年代に日本への”直接的な”武力攻撃がなくても対処する「武力攻撃予測事態」「周辺事態」が加わり


さらに今回、「存立危機事態」「国際平和共同事態」「重要影響事態」が追加されます


*「存立危機事態」…日本が攻撃を受けていなくても、集団的自衛権の行使で海外の戦争に参加。
*「重要影響事態」…「周辺事態」は日本近辺だが、日本周辺に限らなくても、世界中でアメリカの戦争支援を行うことになる。
*「国際平和共同対処事態」…イラク・対テロ戦争支援のような海外派兵ができる。
「よくわからないけれど、紛争があるらしい地域に米軍と一緒に自衛隊が派兵されてしまった…」という状況が起ったり、
そんな中で、自衛隊のみなさんがいのちの危機と隣り合わせで活動しなければならなくなるかもしれない…ということに納得がいきません

そして、そのために税金がどんどん使われ、くらしが今以上にきびしくなっていく…ということも許せません


戦争を知っている世代が少なくなり、その話を聞くことさえほとんどなくなってきましたが、
インターネットで世界につながることが出来る今、紛争・武力で傷ついている人たちを目にすることもあります。
そのたびに、「武器使用で本当に解決することになるのだろうか

理想論と言われるかもしれませんが、もめごとは「話し合いで解決」すべきです。
少なくとも、その努力をじゅうぶんに尽くすことが必要だと思います。
ながくなってしまいましたが、
今年の憲法記念日は、今の日本がどういう状況にあるのか、70年前どういう思いがあつまって今の日本国憲法ができたのか、なんかを
条文を読んでみたりして、ちょっと想像したり、かんがえてみたりしませんか

<日本国憲法 前文>




<日本国憲法 第

(戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認)
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
