松山支部のほりかわです。
いつの間にやらログイン方法が変わっていて更新が遅れていましました
一時はもうブログ更新はできないかも・・・と弱気になりましたが、また入ることができてホッとしておりますチョウさん、ありがとうございました
さて、11月25日(水)、新日本婦人の会松山支部が松山市に保健福祉・学校教育について要望書を出し、懇談をしてきたので報告します
今回の交渉では、わたしたち子育て世代が出した要望(予防接種や保育園の問題、妊婦検診、学校給食)に時間を割いてもらいました(交渉に参加の8人のうち3人が子育て世代でした)。
懇談では勉強になることばかり。
たとえば妊婦検診の助成では、私たちはただ「公費補助が14回に増えてラッキー」とか「少しでも負担が減ってホッとする」と感じるだけかもしれませんが、
国・都道府県・市町村がそれぞれ負担していて、そのときどきによって負担割合が変わったり規模が変わったりするそうです。
今回教育委員会との交渉で初めて知った話では、私立幼稚園の就園援助制度はやはり上のように国・県・市が割合を決めて助成していたそうなのですが、愛媛県が急にお金を出さなくなって今は松山市が愛媛県の分までお金を出して今の金額を維持しているのだとか・・・
保育所の待機児童の問題では、「5ヵ年計画で新しい保育所を新設するか検討中」と前向きの回答も得られました。うちの子どもたちには間に合わないけど、将来のお母さんが困らないよう制度が整ってくれることを期待しています。
全体を通しての感想なんですが、つめは「なんだか去年より対応がやわらかい・・・」
私は去年の対市交渉も参加していたんですが、そのときの市役所職員の人の反応は「そんなことできるわけないでしょ」的な、こちらの要望を頭から否定する感じの回答だったんですが、
今年夏に新政権が発足したのも影響してか、「私たちも県・国に要望していきますので・・・」と好意が垣間見えました。特に保健福祉関係。
つめは、こうして要望や懇談を続けていくことが大事なんだという実感が沸いたことです。
松山市では現在アレルギー対応の学校給食は民間委託の調理場でしか行っていないそうです(民間委託してるが故にどのような内容かも把握していないのだとか)
「飲み物だけでも代替を(牛乳が飲めない子に豆乳やお茶を出してあげて)!」と対市交渉のたびに新婦人は言い続けてきたのですが、
今回の交渉での回答でやっと「アレルギーの児童への飲み物の代替は・・・しております」と実施しているとの返答が聞けたんです
やはり声を上げつづけていくことが大事なんですね。
来年も頑張って臨みたいと思います
二〇〇九年十一月二十五日
新日本婦人の会 松山支部
松山市長 中村時広様
要望書
私たち新日本婦人の会は、女性と子どものしあわせ、平和やくらしの向上を願い、活動している国連認証NGOの女性団体です。
失業率の悪化は止まることを知らず、給料や売り上げが増えないなか、くらしはひっ迫しています。松山でも誘致した企業による無責任な新卒採用の大量内定取り消しがあり、若者の就職活動に暗い影を落としました。
子どもたちへの虐待、教育格差など、貧困が未来を担う大切な子どもたちにも様々な悪影響を及ぼしています。
医師不足は松山でも深刻です。小児救急等手厚い施策はありますが、新型インフルエンザの影響による救急外来の受診者の激増は、季節性インフルエンザの流行を前に、緊急な対策が必要です。
また、お年寄り差別の後期高齢者医療制度の廃止は、先送りされ、その保険料は、移行措置もなくなる上に、12パーセントもの負担増の政府発表で、高齢の方たちのくらしが年々厳しくなっています。
このような時にこそ、市民の生命をまもり、地域の未来を担う子どもたちをはじめ市民の生命を大切にした市政を実施していただきたく、会員からの要望をまとめましたので、充分ご検討いただき、実現のために努力くださいますようお願いいたします。
要望事項
1.子育てや教育、医療に関わる予算増を国や県に要望するとともに、松山市でも独自に早期実現をしてください。
2.通院を含めてどの子どもも中学卒業まで医療費を無料にしてください。
3.妊婦検診費用はすべて無料にしてください。
4.インフルエンザ・日本脳炎・細菌性髄膜炎・子宮ガン等の予防接種の費用を補助してください。
5.子宮ガンや乳がんなどの無料検診を引き続き無料で実施してください。
6.医療機関の負担を減らすためにも、インフルエンザ等の予防接種を集団で受けさせてください。
7.30人以下学級の実現をしてください。
8.全国一斉学力状況調査への参加はしないでください。
9.学校給食の調理・戦場部門の民間委託は中止してください。すでに実施している調理場の情報を開示してください。
10.学校給食の地産地消を進め、原材料などの安全を市が責任を持って確保してください。
11.アレルギー対応の給食を必要とする子どもすべてに実施してください。飲み物の代替はすぐ実施してください。
12.学校給食の食器の安全性については、責任を持って検討してください。
13.自校単独方式の学校給食に戻してください。
14.増えている待機児が、完全に入所できるよう市立保育所を増やしてください。
15.市が責任を持って、保育環境が子どもたちにとって最善のものをなるようにしてください。
16.市立保育所の民間委託は中止してください。
17.学童保育の希望者が、全員学童保育に入ることができるように対策をとってください。
18.後期高齢者医療制度の早期中止を国に要請してください。
19.介護保険料、国民健康保険料が高くて負担が大きいのでもっと安くしてください。
20.公民館・分館の使用料は無料にしてください。
21.公園で子どもたちがボール遊びできるようにしてください。
22.雨水タンク、太陽光パネルなどの推進と補助制度をもっとひろく知らせ、環境にやさしい政策をすすめてください。公共施設での雨水利用、太陽光パネル設置を一層進めてください。