朝晩めっきり寒さを感じる季節となりましたが、みなさまいかがおすごしですか。この頃では日差しもどことなく力を失って、午後1時を過ぎる頃には西日が園庭や運動場に長い影をつくっています。見上げる空は高く青く澄んで、いつしかすっかり秋らしくなってきました。
園庭では様々な木が実をつけ、その実を採ろうと多くの子どもたちがあちこちの木に群がってジャンプしたり、棒でつついたりして格闘しています。低い所にあるものはあらかたもぎ取られてしまったので、高いところの実をどうやって採るのか色々と知恵を働かせているようです。そんな子どもたちを見ていると、サルから人になるまでの進化の過程もこんな風だったのではないか?とふと思うことがあります。たとえば、初めは木を揺すって落とすだけだったものがやがて棒や虫取り網という道具を使うようになり、それでもうまくいかないと、今度はひとりが揺すって傾けたすきにもうひとりが棒で叩き落し、それを別のひとりがキャッチする、といった具合にその方法は次第に高度になっていきます。ひとりではうまくいかないとわかると、連係プレーを思いつくあたりが、見ていて実に微笑ましいのであります。ちなみに園庭の老先生宅前にあるひめりんご(さくらんぼみたいな小さいりんごで、酸っぱいけれど食べられる)がそろそろ赤く色づいてきているので、これからさらにいろんなアイディアがでてくることでしょう。そうなるといいなあ、とひそかに期待しています。
運動場では今、年長組を中心にたくさんの子どもが縄跳びに挑戦しています。年長は縄跳び会が近づいていることもあり、連続して跳べた数でシールを貼っていく「縄跳びがんばり表」なるものをつくり、毎日毎日夢中になって跳んでいます。クラス対抗長縄跳びも帰る前のわずかな時間を使ったりして毎日のように練習しています。そんな年長児達の姿に触発されて、年中や年少の子どもたちもさかんに縄跳びする姿が見受けられるようになってきました。自由遊びの時間には異学年の子どもたちがいつも同じ運動場で活動しているので、互いに与え合う影響は計り知れないものがあります。
子どもは子どもによって育てられる。
触発こそが成長する力の根源である。
彼らを見ているといつもそんなことを考えます。
さて、明日は清子先生のお抹茶会が風鈴堂にて行われます。参加される皆様、どうぞお楽しみにおいで下さい。
【今日の一枚】
本日行われた9月生まれのお誕生会の様子です。お誕生児のみなさん、おめでとうございました。
園庭では様々な木が実をつけ、その実を採ろうと多くの子どもたちがあちこちの木に群がってジャンプしたり、棒でつついたりして格闘しています。低い所にあるものはあらかたもぎ取られてしまったので、高いところの実をどうやって採るのか色々と知恵を働かせているようです。そんな子どもたちを見ていると、サルから人になるまでの進化の過程もこんな風だったのではないか?とふと思うことがあります。たとえば、初めは木を揺すって落とすだけだったものがやがて棒や虫取り網という道具を使うようになり、それでもうまくいかないと、今度はひとりが揺すって傾けたすきにもうひとりが棒で叩き落し、それを別のひとりがキャッチする、といった具合にその方法は次第に高度になっていきます。ひとりではうまくいかないとわかると、連係プレーを思いつくあたりが、見ていて実に微笑ましいのであります。ちなみに園庭の老先生宅前にあるひめりんご(さくらんぼみたいな小さいりんごで、酸っぱいけれど食べられる)がそろそろ赤く色づいてきているので、これからさらにいろんなアイディアがでてくることでしょう。そうなるといいなあ、とひそかに期待しています。
運動場では今、年長組を中心にたくさんの子どもが縄跳びに挑戦しています。年長は縄跳び会が近づいていることもあり、連続して跳べた数でシールを貼っていく「縄跳びがんばり表」なるものをつくり、毎日毎日夢中になって跳んでいます。クラス対抗長縄跳びも帰る前のわずかな時間を使ったりして毎日のように練習しています。そんな年長児達の姿に触発されて、年中や年少の子どもたちもさかんに縄跳びする姿が見受けられるようになってきました。自由遊びの時間には異学年の子どもたちがいつも同じ運動場で活動しているので、互いに与え合う影響は計り知れないものがあります。
子どもは子どもによって育てられる。
触発こそが成長する力の根源である。
彼らを見ているといつもそんなことを考えます。
さて、明日は清子先生のお抹茶会が風鈴堂にて行われます。参加される皆様、どうぞお楽しみにおいで下さい。
【今日の一枚】
本日行われた9月生まれのお誕生会の様子です。お誕生児のみなさん、おめでとうございました。