胸毛の薬

昨日は胸毛について考えた1日だった。

私自身は若い頃から徐々に胸毛が生えてきていた。
剛毛の胸毛ではないが、サラサラの胸毛。
いつしか量が増えてきた。

胸毛が生えてきた身にとって、それは普通のことだった。
みんなそうやって胸毛が生えてくるものだと思っていた。
ちん毛の生えはじめが遅くて悩んだ身では、毛が生えてきてくれたこと自体がちょっと喜ばしくもあった。

世の中、胸毛の生えている人はけっこういるものだと思っていた。
が、よくよく聞いてみると、胸毛がない人の方が圧倒的に多いように思う。
胸毛が生えている人が圧倒的に少数派だ。

まさか世の中そんなに胸毛の脱毛が浸透しているとは思わなかった。


そんな私を気遣ってか、昨夜、飲んでいる時に「胸毛の薬」なるものをもらった。

もちろん、その場ですぐに飲んだ。
今朝起きたら胸毛が抜け落ちていることを期待したのだが、ちっとも減っていない。
むしろ、寝汗をかきまくったためにいつもよりも蒸れ蒸れだ。

あの薬は、アルコールと一緒に摂取しては効果が薄れてしまうものだったのだろうか。
はたまた、私ほどの胸毛になると薬程度ではどうにもならないということなのだろうか。

今日の中崎タツヤ

リクエストがあったので、1日1作品ずつ紹介していこうかと思う。
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