シンバルホルダーが悩みの種だ。
スプラッシュなどの小径シンバル用のホルダーは自分で用意する。
大径シンバルを持参する際はスタジオやライブハウスのスタンドを借りるが、何枚も追加する小径スプラッシュごとにシンバルスタンドを借りるわけにはいかない。
自分でホルダーを用意し、練習やライブの際に持参する。
今愛用しているのはPearlのこれだ↓
今はもう生産していないのか、カタログから消えている。
つまり、これが壊れたらもう入手不可能。
これ(型番すらもはや覚えていない)のよいところは次の2点。
・軽い。
・セッティングが楽。
どちらも、ドラマーが苦労するところ。
このホルダーはいずれに対してもベストなものだ。
まず、軽いこと。
作りがかなりシンプル。
アームも細くて軽い。
シンバルもホルダーも金属製なので、ちょっとしっかりした造りになると、安定はするけども重い。
1つ1つの重さは許容できても、他の機材とすべて合わせるとかなりの重さになってしまう。
が、このホルダーは他のものと比べて圧倒的に軽い。
いくつ運んでも苦にならない。
そして、セッティングが楽。
他のシンバルスタンドに好きな高さで取り付けたら、あとは適当に水平位置を合わせて固定するだけ。
シンバルが水平にしか向けられないので、何か所も調整して高さや向き、角度などを調整する必要がない。
スプラッシュなんて水平であれば十分で、微妙な角度を調整する必要はないのだから、これで十分だ。
そのような感じで、必要十分な機能を有しつつ、最大限にシンプルかつ軽くした理想的なシンバルホルダー。
が、それがもうカタログから消えている。
そして、そのホルダー2本のネジがどんどんとバカになってきている。
しっかり締めないと固定できず演奏中にシンバルが動きまくってしまうのだが、締め過ぎ続けてしまったのかネジがバカに。
なんとかしなければならない・・・が、バカになったネジを戻すことはできない。
ワッシャーをかましてバカになっていない部分で締める・・・としても、一時的な対策でしかない。
バカになる場所が増えるだけだ。
買い替えができない以上、自分でなんとかするしかない。
まず、ここ↓
ここが緩いと、スプラッシュの水平位置が変わってしまう。
叩くたびに遠ざかる。
ここのネジはアームと一体になっているため、市販のネジに換えることができない。
今はワッシャーをかましてちゃんと締まるようにしている。
が、単なる金属の輪っかをかましているだけでは、そのうち今締めているところがバカになるだろう。
締めた力が必要以上にネジ山にかかりすぎないように、言い換えれば、締め具合の手ごたえがダイレクトにネジ山にかからずに間で吸収してくれるように、スプリングワッシャー、もしくは樹脂ワッシャーなどをかますようにすればよいだろう。
そうすれば、市販の消耗品の交換で使い続けられるだろう。
問題はここ↓
シンバルスタンドに固定する部分。
細いスタンドに固定しようと思っても、ちょうどその締め具合のネジがバカになっているので、締めようにも締まらなかったり、締めたと思ってもすぐに緩んでしまったり。
だが、まだ太い軸部分にはちゃんと固定できる。
金属同士で挟みこんで固定すると、ちょっと締めただけでネジ山にかかる力が急増してしまう。
スタンドとの間に弾性の高い厚めのゴムシートをかまして固定するようにすれば、固定するネジ山をずらせるので細いスタンドにも固定できるだろう。
また、ネジ山に急激に過度な力がかかることも防げるだろう。
さらに、ネジにはスプリングワッシャーか樹脂ワッシャーをかませばもっと寿命は伸びるだろう。
とはいえ、このシンバルホルダーが壊れるのと私がタイコをやめるのとどちらが先か・・・という消耗戦にはしたくない。
別の恒久対策も考えなければならないだろう。