ここまで地域間の差が出るとは。
県東部で54%、県中部で55%の過半を得た大村慎一に対して、県西部の63%の票を固めた鈴木康友が勝利したのだから。ちなみに全県で見ても過半の得票を得ての勝利ではない。
アメリカの大統領選のように州単位総取りの仕組みなら結果は違ってくるが、全県一人一票で票の地域色は無関係な以上、大票田をまとめたものが勝利するという構造は今後も続かざるを得ないだろう。つまり西高東低は続くということである。
「やらまいか」の新知事が「やります」と言って当選した以上、浜松だけでなく相応の投資が全県にばら撒かれるのであろう。結果として、その負担を背負うことになるのは次世代の県民となるにもかかわらず。
また、重視しない地域や合併が進まなかった地域には、川勝同様一地域担当の副知事を置き自身の直接の責任(守備範囲)から遠ざけ、副知事を使って間接的に、金を生まない地味な政策課題にあっては徹底したコストカット化を迫られるだろう。(*川勝は伊豆担当の副知事を置き、合併が進まなかった賀茂地域の共同事務化推進という実質の合併策を副知事に進めさせた)
そしてこれは中国企業寄りの政策同様、しっかり見ていかなければならない今後の視点である。
幸にして4年後にはまた選挙がある。
今回と違って時間は十分ある。
地域の利害を置いても県民が積極的に選択したくなるような候補者が、次こそは静岡県にも現れて欲しいものである。
そして「孤立しやすい伊豆半島については、どちらかと言えば担当の部長級、副知事級よりも知事に直接、伊豆半島に関心を持っていただきたい」との考えを示しました。」
以上、静岡放送5/29(水) 15:22配信記事より抜粋