自分に才能があるとかないとか、それを許されているとかいないとか、
わからない事がたくさんある。
でも、もし、現状に違和感を感じているなら、はやくそれを改めるよう取り掛からないと。
年末にアーユルヴェーダを学ぶ友からアドバイスをもらう。
その違和感にどうやって取り組んだらいいのか、実は薄々自分でも気づいていて、やるぞ、と心の深いところで静かに決めた。
正月で、実家で珍しく弟と顔をあわせて、軽く雑談をした。
「ミラーレス一眼カメラが欲しいんだけど。」
なんとなく電子機器に詳しい弟をまえに口からでた。
弟は、
「初売りって言っても、もう三日だよ。残ってないでしょう。どうしてそのメーカーがいいの?」
「いや。よくわからないんだけど、イメージ。本当は、何だっていい。よくわからないし。」
「ふうん。なんだっていいのか。」
弟はおもむろに立ち上がって、カメラの雑誌をもってきた。
「この機種で良かったら。あるけど。」
え。
続けて、新品の箱ごと、欲しかったミラーレス一眼カメラが目の前に出てきた。
色までドンピシャ。欲しかった白。
「俺もカメラやろうと思って、展示品が安かったから買ったんだよね。
でも、俺、写真やる時間ないから。」
で、私のモノとなった。
この現象は、ナンだ。
たまにこういう事が起こる。
自分の人生が、あるべき方にフーッとシフトしていくような瞬間。
今年は、このカメラと一緒にいろいろなところに旅をしたい。
そんな事まで、私の中では決まっている。