【2012年7月9日】
WBO・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦が7日、米カリフォルニア州カーソンで行われ、WBO王者のノニト・ドネア(29=フィリピン)がIBF王者のジェフリー・マセブラ(33=南アフリカ)を3—0の判定で破った。
WBC世界同級名誉王者・西岡利晃(35=帝拳)は試合後のリングに上がり、ドネアに対戦を直談判した。ドネアは西岡の「次は俺とやろう」というジェスチャーに対し「西岡はリスペクトできる王者だ。この王者に勝たないと、この階級の真の王者とは言えない。どちらが強いかぜひやろう」と話し、両者の対戦は一気に前進した。
【2012年7月9日】
7日に米国で、WBO・IBF世界スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)に対戦を直談判したWBC世界同級名誉王者・西岡利晃(35=帝拳)が成田着の航空機で帰国。「目的を大きく果たせたと思っている。良い結果を待ちたい」とドネア戦実現への手応えを口にした。
西岡は今秋にも「ダイヤモンドベルトを懸けた3団体王座統一戦」というスーパーマッチを実現させたい意向で「場所は日本でも、ドネアのホームのロサンゼルスでもラスベガスでも」と話した。
【2012年3月20日】
プロボクシングのWBCから名誉王者に認定されたWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(35=帝拳)が19日、都内で会見し「まさかという感じ。これまでの(名誉王者の)名前を見ても世界に名だたる人ばかり。その名に恥じない戦いをしなければと強く思った」と話した。通常の防衛戦を行う義務のない名誉王者はマイク・タイソンら過去13人おり日本人では初。西岡は来月メキシコのWBC本部で行われる名誉王者の授与式に出席する予定だ。
その西岡の今後について、同席した帝拳ジムの本田明彦会長が、9月中旬にも米ラスベガスで4階級制覇王者のWBO世界スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(28=フィリピン)と対戦するプランを明かした。WBCスーパーバンタム級のダイヤモンドベルトとドネアの持つWBOのベルトを懸けた統一戦になる見通し。同会長は西岡があと1試合で引退すると明言しており、これがラストマッチとなる。
ドネアは7月14日の初防衛戦でサウスポーのクリスチャン・ミハレスと対戦する。このマッチメークも、2カ月後の一戦をにらんでの「西岡対策」という。一方、西岡はドネア戦の会場に「ラスベガス、MGM、ガーデンアリーナ」とかつてマイク・タイソンら名王者が激闘を演じた伝説のリングを熱望。最高の舞台でスーパーバンタム級最強の相手と戦う「究極の対戦」を最後に引退する覚悟だ。