素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

身長に関する思い違いは はて?いつから?

2025年01月11日 | 日記
 小学校6年生の頃背の高い部類であったが、他にも同じぐらいの高さの子が数人いて目立って高いということはなかった。差がつき始めたのが中学に入ってから。他の子が止まる中、私は年間ほぼ10cmづつ伸び続けた。先端巨大症(巨人症)を百科事典で見つけ「自分も病気じゃないのか?」と悩んだこともあった。人から「背が高くていいね」と言われても素直に喜べなかった。

 中学卒業の頃には伸びがストップした。高校に行って185cmの同級生がいて初めて人を見上げるという経験をして嬉しかった。その頃から「背が高いですね 何センチあります?」と訊かれると182cmとずっと答えてきた。そして3cm高い同級生の事にふれ「3cm違うだけで受ける圧迫感が全然違う」とよく言っていた。

 体重と違って身長は身近に測定する道具がないため高校を卒業してから測った記憶がほとんどない。ジムでLookin Bodyが始まった時も身長は自己申告で182cmとした。50年余りずっと思い込んできたことになる。

 しかし、文学士松本徳巳先生のことで小中学校時代の通知表を引っ張り出したついでに高校の通知表も見ると背の高さを思い違いしていたことに気付いた。身体の記録欄には、1年(体重67.5kg・身長178.1cm)・2年(体重70.4kg・身長180.0cm)・3年(体重74.0kg・身長180.5cm)となっていて182cmにはほど遠い。

 昨年の特定健診で180.5cmという結果を聞いて「アリャ!縮んだ!?」と少しショックだった。ちょっとした姿勢の違いで値が変わることもあるからとその値を受け入れず182cmと思い続けたが今年の健診でも180.5cmと測定され、別の測定会では179.7cmが出て、182cmは思い違いだったということを認めざるを得なかった。高校の通知表で確信した。思い違いはなぜ?いつから?ということはわからないが、今年のLookin Bodyの測定会では180cmに訂正してもらうつもりだ。

 高校時代の値を50数年ぶりに見たおかげで、身長は縮んでいないし、体重も3年の時とほぼ同じということが分かった。退職後15年の取り組みの結果、高校3年生の値に戻っていたことが分かり少し嬉しい。現状維持を毎年の目標にしているがそのエネルギーがチャージされた感じである。

 たまには古きを訪ねるのもいいものだ。
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